不倫相手は妊娠まで…元夫の浮気の真実を知りたい女性の悲痛

並木まき ライター・エディター
更新日:2021-04-10 06:16
投稿日:2021-04-10 05:50

相手の素性を明かさない夫

 ある日、神妙な顔の夫から「実は……」と淡々と浮気を打ち明けられ、さらには「相手が妊娠したので、その女性の出産前に籍を入れたいので離婚してくれ」と懇願されたMさん。夫婦のあいだにも、2歳になる子どもがいるので、信じられない思いしかなかったそうです。

「とにかく“ありえない!”って、思いました。これまでの浮気は、夜のお仕事をしている女性とお店で知り合って、それで深い関係になっていたものばかりでしたから、飲みに出かける機会がゼロになり、いったいどこで知り合ったの!? と思いましたよ。

 だけど、夫には何度聞いても、相手の素性は決して教えてくれず……」

 夫からは「申し訳ない。だけど離婚してもらいたい」と何度も懇願されたMさんは、夫に根負けするような形で、渋々離婚に同意したそうです。

生まれてくる子どもに罪はないとはいえ…

「うちにも子どもがいるけれど、これから産まれてくる相手の女性とのあいだの子どもにも罪はないじゃないですか。出産前に入籍をした環境で産んであげたいという相手の女性の気持ちも、同じ女性としてわからなくはなかったので……。

 だけど夫のことは今でも許せていませんし、離婚はしましたけれど、おそらくしばらくはイヤな感情が残ると思います」

 夫が提案してきた離婚の条件は、Mさんに有利になるような内容だったので、条件面では特に揉めることはなかったのだとか。ただ、相手の女性とどこで出会い、どんな人なのかを知る術がなく、今もただモヤモヤだけが募っていると言います。

悪者扱いされたことに募る苛立ち

「相手の女性に何かをするつもりもないけれど、一応夫婦だったわけですし、どこでどう知り合った相手と浮気して、妊娠させるまでの深い仲になったのか、教えてくれてもよかったんじゃないかなって思うんです。

 けれど夫は『君にそれを言うと、相手の女性に、迷惑がかかるかもしれないから』と、相手をかばう言い方で頑なに拒否したのが不愉快でした。

 私は何も悪くないのに、そんな言い方をされると、まるで私が悪者みたいじゃないですか?

 今でもそのときの夫の口調を思い出すとイライラしますし、離婚はしましたけど、やっぱり真実というか、経緯は知っておきたいなって思っているんです」

 共通の知人を通じて、離婚にまで至る原因となった浮気について、近いうちに知るチャンスがありそうだと口にしていたMさん。では、夫がかたくなになってまで口を閉ざしていた浮気の経緯や離婚に至った背景とはいったい……? 次回に続きます。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


子供の行事に別れた元夫を呼ぶべき? 卒園を前にして思うこと
 はじめまして。シングルマザー3年目の孔井嘉乃です。私には、6歳になる息子がいます。  家庭の事情はそれぞれあって、離...
孔井嘉乃 2022-03-08 06:00 ラブ
サイコパス気質な男性に注意!恋愛の傾向4選&上手な別れ方
「サイコパス気質な男性=危険な男性」という印象を持つ女性は多いでしょう。しかし、中にはサイコパス気質を見抜けずに恋愛に発...
恋バナ調査隊 2022-03-08 06:00 ラブ
彼氏が忙しくて会えない…男の本音と心理、不安な時の対処法
 せっかく付き合っているのに、いつも忙しくて会えない彼氏。さみしいけれど「わがままをいったら嫌われるかも……」と、なかな...
恋バナ調査隊 2022-03-07 06:00 ラブ
目指すは“自慢の彼女”! 彼氏の友達に会う時の5つの注意点
 彼氏の友達に会うとなったら、気合いが入ってしまいますよね! 友達に会わせてくれるということは、それだけあなたへの気持ち...
恋バナ調査隊 2022-03-06 06:00 ラブ
近距離恋愛カップルは別れやすい? マンネリ回避策3つ
 なかなか会えない遠距離恋愛に対して、会おうと思えばいつでも会える近距離恋愛。これだけ聞くと、近いところに住んでいるほう...
恋バナ調査隊 2022-03-06 06:00 ラブ
爪研ぎしちゃうぞにゃん♡ 恋愛黒歴史LINE5選、即削除したい
 誰にでも記憶から消し去りたい黒歴史があるものです。特に、恋愛に関することだと感情が高ぶってしまうこともあり、一段と恥ず...
恋バナ調査隊 2022-03-06 06:00 ラブ
男性が“魔が差す時”のシチュエーションは?正気に戻す対策も
 浮気をした男性の言い訳で多いのが、「魔が差した」という理由。女性側からしたら、「理由になっていない!」と言いたくなって...
恋バナ調査隊 2022-03-05 06:00 ラブ
私、彼氏を嫌いになれないのなぜ?隠れた4つの心理&対処法
 彼氏がいる人の中には、「ダメ男」と気づきながらも嫌いになれず、ズルズルと交際を続けてしまう人がいます。そんな人の多くは...
恋バナ調査隊 2022-03-05 06:00 ラブ
「脈なし、気づいて」超ポジティブ男に翻弄される女性の憂鬱
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-03-05 06:00 ラブ
「彼女は今の自分に必要!」超ポジティブなバツ2男性の胸中
「冷酷と激情のあいだvol.80〜女性編〜」では、恋愛対象外の男性であるケイジさん(仮名・36歳男性)から、しつこく口説...
並木まき 2022-03-05 06:00 ラブ
意外と手ごわいのね…“絶食系男子”5つの特徴&攻略する方法
 男性を落とすには、彼の性格やタイプによって攻略方法を変えていくことが必要♡ でも、最近増えている「絶食系男子」を落とす...
恋バナ調査隊 2022-03-04 06:00 ラブ
ロクデナシ男だと確信した行動3選 お酒の席こそボロが出ます
 涼香(リョウカ)と言います。銀座で長らくお仕事をさせていただいています。といって、接客型のクラブではなく、カウンター越...
涼香 2022-03-08 18:44 ラブ
恋愛勝者のコロナ禍“マル秘”戦略♡ 今なら2Sに持ち込める!?
 コロナ禍でなかなか出会いがないと嘆く女性たちの中で、着々と関係を発展させている女性もいます。彼女らの手法は「ツーショッ...
内藤みか 2022-03-03 06:00 ラブ
重いと思われたくない! 避けるべき手作りお菓子4つのcase
 お菓子作りが得意な女性は、好きな人の誕生日やバレンタインデーなどに気持ちを込めた手作りお菓子を作って渡しているかもしれ...
恋バナ調査隊 2022-03-03 06:00 ラブ
浮気しない男性の5つの特徴&交際前に知っておきたいこと
 彼氏の浮気に傷ついた経験がある女性は、「浮気しない男性なんていない」と諦めているかもしれません。でも、世の中には浮気を...
恋バナ調査隊 2022-03-02 06:00 ラブ
またメンヘラって言われた!「重い」と嫌われる女性の特徴
 パートナーから「メンヘラだね」と言われた経験はありませんか? 男性からの恋愛相談で多いのが、「彼女がメンヘラで怖い」と...
若林杏樹 2022-03-02 06:00 ラブ