更新日:2021-05-08 05:57
投稿日:2021-05-08 05:20
お互いの欲がぶつかり合う
「恋人同士だったら良かったんでしょうね。でも、夫婦になっちゃったものだから、スペックで選び合った関係だからこそ、離婚条件がまとまらないんだろうなぁと思い知らされましたよ。
Jは僕自身のことが好きで結婚をしたんじゃなくて、僕のスペックや資産狙いで結婚したんでしょうし、僕もJの中身より容姿や家柄に惹かれて結婚しているから、離婚の話し合いでも“欲まみれ”な主張がぶつかり合っちゃって、そこにお互い、相手への感謝がないんです(苦笑)」
ドロドロした事情を、爽やかな表情で語るWさん。
「一刻も早く決着をつけたい」と口にする妻Jさんに対して「僕も決着はつけたいけれど、不必要な財産までは渡すつもりはない」と考えているそうです。
愛してこなかった女に無駄金なんて…
「これまではお互いが離婚に同意しているのに、なかなか離婚しないカップルを見て、何を無駄な時間を過ごしているんだろう……なんて思ってきましたけど、自分がその立場になって、相手に無駄金を渡したくないからこそ揉めるってこともあるんだと痛感しました。
“手切れ金”だと思って多めに渡すって考えもあるのかもですが、結婚生活のあいだ、僕自身を一度も愛してなかったであろう女には、やっぱり余分なものは一切渡したくないですね」
恋人同士であれ、夫婦であれ、100%同じ価値観を有する男女は稀です。少しのすれ違いが、大きな溝に発展することも少なくないのが異性間における現実でしょう。まさにこれこそが、男女関係における醍醐味にもなれば致命傷にもなる“冷酷と激情”のはざまなのかもしれません。
ラブ 新着一覧
男性の知り合いや友達とLINEのやりとりをしていると、「ん? これってどういう意味だろう?」と、相手の本心が気になるこ...
男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
「冷酷と激情のあいだvol.59〜女性編〜」では、恋人からの“ホウレンソウ”が不十分であることに、怒りを抱き続ける女性・...
男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。離婚を切り出すのは女性からというイメージはもはやありません。ここ最近目立つの...
誰もが知っている「シンデレラ」の話。ガラスの靴を持って探しに来た王子様と結ばれるというファンタジーに、ときめいた女性も...
カップルの同棲は、「家賃の負担が減る」「結婚前のシミュレーションができる」などのメリットがある一方、きちんとルールを決...
好きな男性から、言葉で愛情を表現されると安心する女性は多いでしょう。でも、男性の中には、言葉にしなくてもちゃんと愛情を...
過去に浮気されたことのある女性は、「信じていたのに裏切られた」というトラウマから、恋人をどうしても疑ってしまうと苦しん...
一人でいる時間が長くなれば長くなるほど、次の恋愛へのフットワークが重くなりがちですよね。最近はアプリなどで異性に出会え...
男友達から「恋愛したい」と言われると、ドキッとしてしまいますよね。「もしかして、これって告白?」なんて、舞い上がってし...
交際期間が長くなると、どんなカップルにも訪れるのが「倦怠期」。もちろん、倦怠期知らずのカップルもいますが、ごく稀しょう...
「何歳からでも夫婦になるのは遅くない」とお伝えする本連載。今回は番外編です。のべ3000人以上の離婚案件の相談に乗ってい...
彼氏に浮気されたら誰だって悲しいものですが、その後の対応は人によって異なります。あっさりと別れを選ぶ人もいますが、愛情...
どんなにラブラブだったカップルも、思いがけないことが原因で別れてしまうことがあります。お互いに納得して別れていれば良い...
「魔性の女」とは、独自の魅力で男性を翻弄する女性のこと。男性からモテる性質を持つ魔性の女に、憧れたことがある女性も多いで...
男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...