なぜ差がつくの? プライドが高くて嫌われる人、好かれる人

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2021-05-21 06:00
投稿日:2021-05-21 06:00
「プライドが高い」って、どんな時に使う言葉でしょう。私もそうですが、基本的には良い意味で使われることは少ないと思います。悪口に近いニュアンスで使われることが多いような……。でも、プライドが高いのって悪いことなんでしょうか? どろんぱでは営業終わり、落ち込むモジョ子をコミが慰めているみたい。

自信のないプライドは傲慢になってしまう

 辞書で「プライド」の意味を調べると、“誇り”や“自尊心”といったポジティブなものと、“傲慢”“うぬぼれ”のようなネガティブなものが出てきます。つまり「プライドが高い」には良い意味と悪い意味の両方が含まれているわけです。

 スナックで働いているといろんな人を見ますが、誇り高いという意味でのプライドが高い人には滅多に出会えません。これは私の体感ですが、プライドが高いと言われる人の99%は傲慢なだけ。思い通りにならないと癇癪を起こすとか、相手よりも高い目線からでしか話せないとか、そんな傲慢な人が「プライドが高いから……」なんて言われているとすごくモヤモヤします。

 でもこのモヤモヤは、傲慢でないプライドの持ち主を知っているから生じるものだと思っています。良い意味でプライドが高い人というのは、自信も持ち合わせているもの。そういう人は総じて傲慢ではありません。だから自然と周りから尊敬されるんですよね。もしかしたらこの“自信”こそがプライドの本当の意味なのかもしれません。

 あなたの周りに「プライドが高い」と言われている人がいたら、ぜひ観察してみてほしいです。自分の生き方や考え方のヒントが見つかるかも?

登場人物紹介

モジョ子
自信がほしい主人公。オドオドしているので傲慢な人に見下されがち。怒られると涙が出る。

コミ
モジョ子の先輩。怒っている人をなだめるのが得意。後輩のフォローも忘れずにできる女性。実はマキさんに憧れている。

マキ
たまに来るバイトのホステス。どろんぱのナンバーワン。おっとりしているが時折、核心を突く毒舌を吐いてくる。3人の子持ち。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


蛙化現象わかったフリしてない?恋愛中でもどこか冷静な若者のリスク管理
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(63)。多忙な現役時代を経て、56歳...
台湾最高!くまのプーさん気分も味わえる「40女激オシ台湾産ビール」3種
 仕事の後のビールは、全てを忘れさせてくれる大切な存在。そんな1日の終わりに飲む1杯にはこだわりたいですよね。  そこ...
2024-03-07 18:25 ライフスタイル
うんざりするけども!目上の人の苦労話は“秒”で遮断するのはもったいない
「今の人は恵まれてる、昔はさ~」から始まる目上の人の苦労話、みなさんもうんざりするほど聞いてますよね。  その苦労話で...
戦うべき相手は過去の自分 時には昇ってきた階段を振り返る
 時には昇ってきた階段を振り返る。ずいぶんと上がった、と誇りに思うこともあるし、まだこんなところか…と凹むことも。 ...
コミュ力ゼロ、ママ友関係が苦痛でしかない…テッパン切り口&対処法
 子育てをはじめるともれなくついてくるのが、たくさんの人間関係。保育園や学校、ママ友との交流の機会が多いので、コミュ力の...
親を嫌いになってもええやん? 40女が手放せた“無理と我慢”
 早いものでもう2月。新年をきっかけに、今年こそは! と決意を新たにした方も多いのではないでしょうか。  筆者もそのう...
愛しいおんにゃの子に猛アピール♡“たまたま”君の恋の行方は
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
飛び立つのは怖いけど…いくつになっても思い切りって大事
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
世界的にフラワーバレンタインが来てる!愛の告白より感謝を伝える日に
 立春(2月4日)を迎え、暦の上では春。ですが、この記事を書いている最中にもテレビ画面には「本日関東地方は雪」ニュースが...
悔やまれる添い乳よ…子育てが落ち着いた40代ママが語る育児後悔エピ
 子育て期間中は、何が正解なのかわからないまま日々育児と向き合わなくてはなりません。しかも、子供によって成長の速さも性格...
入籍お知らせで赤っ恥!させていただきますはダメ、巷でよく聞く変な敬語
 日本語って本当に難しいですよね! 中でも、日本人ですら間違えてしまうのが、敬語です。    案外、正解を知っている...
朝寝坊にイチャイチャバレ…夫の実家に帰省した時の“珍”失敗談4つ
 結婚すると、長期休みや年末年始に夫の実家に帰省する人が多いですよね。そして、夫の実家への帰省中に、夫の家族から引かれる...
“万年毛玉ジャージ”のママ友ん家がレベチ!良くも悪くもドン引きしたエピ
 人は見かけでは判断できません。特に、相手の本当の部分が垣間見えるのが「家の中」です。  いつも綺麗な人なのに家がすご...
鉄橋の間をゴーゴーと風が通ってゆく…ここは夢と現実の境目
 鉄橋の間をゴーゴーと風が通ってゆく。眼を閉じて、橋と共に吹き飛ばされる自分を想像してビクッとする。  と思ったら...
発達障害児の長男 児童精神科で勧められた「プレイセラピー」を受けたら
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
ちょいワルと見せかけて…実はおしゃべりな“たまたま”にキュン
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...