アラフォー妻の告白 「既婚者合コン」で夫以外の男性に… #1

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2021-05-28 12:16
投稿日:2021-05-28 06:00
 男女ともに「個人を尊重した、自由な生き方」が叫ばれる昨今、出会いの場にも「多様性」が浸透しています。その一つが、既婚者合コン。配偶者やパートナーを持つ一方で、仕事や家庭とは別の交友関係を作り、気が合えばさらにその先も……という男女が少なくないのです。

 今回、取材に応じてくれたのはウォーキング講師の人妻・I子さん(42歳・子供なし)。モデルと言ってもいいほど長身スリムなロングヘアのクールビューティで、見事な美脚。しかも、講師をしているせいでトークのスキルはもちろん、笑顔もチャーミングな女性です。

 禁断の「既婚者合コン」の詳細を語ってくださり、その内容は、官能作家である筆者の「人妻合コン・不倫の夜」という小説にも反映させてもらいました。今回は、既婚者合コンの実態をご紹介したいと思います。

40過ぎると気になる「女の賞味期限」

私はこのまま枯れていくの?(写真:iStock)
私はこのまま枯れていくの? (写真:iStock)

――既婚者合コンに参加された経緯をお聞かせください。

「友人の誘いです。飲み友達の既婚女性と呑みに行った際、酔いの勢いで、私が『ここ一年、夫とはレスで、子供もいないし、この先作る予定もない。このまま枯れていくなんて女として悲しい……』と、つい悩みを吐露したんですね。すると、友人が『既婚者限定の合コンに行かない? 私、常連なの』と誘ってくれて……。

 それまで、既婚者合コンという存在は知らなかったのですが、あとで検索すると、けっこうあることを知りました。

 その知人女性は私より一つ年上の43歳の専業主婦です。ご主人が単身赴任で、小学生の娘さんが一人。昔からお酒が好きで、一人でバーに行くこともしばしばあるという、「ザ・自由人」というタイプです。

 同居するお母様に娘さんの世話を頼み、『大学時代の知人と呑んでくる』という理由で、あちこちで開催される既婚者合コンに参加しているようです」

――なるほど、既婚者合コンの常連女性がきっかけですか?

「はい、四十歳を過ぎると、多くの女性が『若さには勝てない』『トキめきが欲しい』『そもそも、自分は女としてどう見られているんだろう』と、誰もが一度は考えると思うのですが、彼女も私と同じように『女の賞味期限』的なものを感じたと言っていました」

会場から一斉に視線が

イタリアンレストランを貸し切って…(写真:iStock)
イタリアンレストランを貸し切って… (写真:iStock)

――続けてください。

「初参加の合コンは、赤坂のイタリアンレストランを貸し切って男女15名ずつのパーティでした。合コンの種類はいくつかあり、例えば、『三十代の男女のパーティ』『五十代以上限定のシニアパーティ』などの年代別なものから、『オトナ女子好きな年下男性募集』『男性の年収が2000万円以上で、プラチナカード保持者のハイクラスパーティ』など、細分化されています。

 会費も合コンによって違いますね。私たちは『男女ともに四十代以上のパーティ』に行きました」

――どのような感じで催されるのですか?

「まずは受付でネームプレートを渡されます。私は苗字は伏せて『I子・42歳』と書きました。料理はビュッフェ式でお酒も飲み放題。2時間半で5000円です。

 会場に入ったとたん、驚きました。すでに会場入りしていた男女の視線がいっせいに突き刺さったんです。値踏みされている――否応なくそう思いました。

 知人女性には、あらかじめ「I子さんは綺麗だから大丈夫だと思うけど、いつも以上にお洒落してきたほうがいいコトあるわよ』と、意味深なアドバイスを受けたので、ボディラインがはっきり出る淡いピンクのワンピースとハイヒール、ヘアも美容院でセットしてもらいました(笑)。

 知人女性は慣れたもので、一人の男性に向かって「あらあ、この前もお会いしましたよね」なんて、気軽に駆け寄っていきましたよ」

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

ラブ 新着一覧


自分の気持ちを言わない夫にイライラする!…の前に本音を探ってみて
 自分の気持ちを言わない夫にイライラした経験はありませんか? ただ、夫は“言わない”のではなく“言えない”のかもしれませ...
恋バナ調査隊 2024-04-05 06:00 ラブ
ずばり既婚者同士の「好きのサイン」とは? 両想いの禁断の扉の先へ…
「不倫はダメ」と分かっていても、既婚者同士惹かれ合う場合もあるでしょう。でも独身同士とは違い、好意を伝え合うのは難しいで...
恋バナ調査隊 2024-04-05 06:00 ラブ
投資0円!達人伝授の一目惚れさせるテク、男の恋心に火を点けるのは簡単
 一目惚れを味わった時は、運命を感じてドキドキしたりしますよね。実は世の中には、一目惚れ状態をワザと作り、男に一目惚れさ...
内藤みか 2024-04-04 06:00 ラブ
どちらも不倫している夫婦あるある4選 似た者同士ってこと?
 お互いに永遠の愛を誓い合った夫婦。でも、歳を重ねていくうちに夫婦どちらも不倫をするようになってしまうケースは珍しくあり...
恋バナ調査隊 2024-04-03 06:00 ラブ
男友達をセフレにしたらどうなる? 5人の女が選んだそれぞれのカタチ
 男友達をセフレにしようか迷っている女性はいませんか? 「彼氏はいらないけどセフレはほしい」と思っている人であれば特に、...
恋バナ調査隊 2024-04-02 06:00 ラブ
【貴女の度数は】出会いの季節、フェロモンジャッジで幸せを手繰り寄せる
 出会いが増える4月、初めて会う人に好印象を与えて「理想の自分」を演出してみませんか? 笑顔がかわいい愛され系、仕事がで...
太田奈月 2024-04-02 06:00 ラブ
「学生時代はモテたのに」私は終わった? 嘆く前に直視すべき5つの現実
「学生時代はモテたのに、今は全然男性から言い寄られないんだけど!?」とモヤモヤしている女性必見! 今回は、学生時代はモテ...
恋バナ調査隊 2024-04-01 06:00 ラブ
不倫男がやらかすうっかりミス5選 ゴムの使い回し、バレないと思った?
 今回は不倫をしている男性のよくあるうっかりミスを5つ、紹介します。「恋は盲目」なんて言葉の通り不倫をしている男性は盲目...
恋バナ調査隊 2024-04-01 06:00 ラブ
頼んでないのだが? 教えたがり夫へのホンネとケンカ回避術
 頼んだわけでもないのに、ドヤ顔で解説してくる「教えたがりの人」のまー多いこと。外では気にしなければ済む話ですが、夫が教...
恋バナ調査隊 2024-03-31 06:00 ラブ
「寝た?明日まったり甘えてもいい?」彼の妄想を誘う極甘LINE3選
 お出かけデートも楽しいですが、家で彼氏とまったりイチャイチャしたい日もありますよね。もちろん、そのまま家に行くのでもい...
恋バナ調査隊 2024-03-31 06:00 ラブ
不倫の清算を迫られた39歳既婚男の叫び「俺を捨てるならカネも返して」
「冷酷と激情のあいだvol.188〜女性編〜」では、1年以上不倫関係にあったマサシさん(39歳・仮名)との関係を清算した...
並木まき 2024-03-30 19:09 ラブ
卑怯者!不倫清算→月3万円のお手当返済を迫られた35歳シンママの怒り
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-03-30 06:00 ラブ
大谷翔平の新妻は元バスケ選手…“同業者”の結婚、メリットとデメリット
 人生を共にする結婚相手を決める時、価値観やルックス、収入などいろいろな角度からどんな結婚生活になるのかを想像しますよね...
恋バナ調査隊 2024-03-30 06:00 ラブ
性行為が苦手な理由4選 彼を好きな気持ちと“別物”なのは仕方がない
 好きな人との性交で「愛されてる」と幸せを実感する女性は多いですよね。しかし、その一方で性交を苦手とする人もいます。 ...
恋バナ調査隊 2024-03-30 06:00 ラブ
アラサーアラフォー女が年下彼氏に冷めた瞬間 可愛いと思ったけど無理!
 恋愛に年齢は関係ないといわれますが、あなたが男性に自分以上の経験値や頼りがいを求めるのであれば、年下だと物足りなく感じ...
恋バナ調査隊 2024-03-29 06:00 ラブ
子供の前で夫婦喧嘩を始めてしまった…どんな悪影響がある?
 愛し合って結婚しても、違う環境で育った二人です。時には、価値観の相違から夫婦喧嘩をする日もありますよね。でも子供の前で...