フラれるかも…仕事人間の彼に言ってはいけない3つのセリフ

内藤みか 作家
更新日:2021-06-10 06:00
投稿日:2021-06-10 06:00
 仕事に没頭する彼。そしてそれを待つ女性。今までもよく見られた光景です。けれど、仕事を頑張る彼にNGワードを投げる女性がとても多く、結果的に「今は仕事以外のことは考えられないから」とフラれてしまっています。彼が嫌う言葉とは、どのようなものなのでしょうか。

彼はなぜ仕事ばかりしているの?

 多くの女性が誤解しがちなことなので、彼はなぜ仕事に頑張っているのか、まず考えてみましょう。男性は仕事に熱中する時期があります。女性からすると「私という恋人がありながら、なぜ仕事ばかりしているの?」という考えになってしまうようですが、実は恋人がいるからこそ働きたくなる人も多いのです。

 男性の多くは、生涯仕事をするという意識を持っています。恋人である女性も同じ考えでいたとしても、それは共働きになるということであって、彼が仕事をやめるというわけではありません。結局のところ、男性は仕事をずっとし続けることになるので、仕事量を減らすという意識はありません。

 それにもし結婚して女性が妊娠した場合、女性は長めに育児休暇を取ることもあるでしょう。そうなった場合、その間のメインの働き手は男性となります。恋人ができたからこそ、彼女との将来をシミュレーションしはじめたからこそ、彼は仕事をもっと頑張らなくては、という意識を強めてしまうのです。

「もう何日も会ってないんだよ」

 また、男性は不器用なので、ひとたび仕事に熱中すると、そればかりになってしまいがちです。女性のほうは仕事と恋愛を上手に両立させることができる器用さを持っているので、自分と同じ感覚を彼に求めてしまうのですが、それがなかなか難しいこともあるのです。

 たとえば、彼に対し「仕事の休憩時間に私のことを思い出さないの?」という疑問を持つ女性がいますが、実は、思い出す余裕がない男性もとても多いのです。休憩時間には休憩後の仕事の手順を考えていて、結局は恋愛を思い出すタイミングがないのです。これが男性の“集中”です。

 しかし女性は「もう何日も会っていないんだよ」という言葉を彼に投げてしまいます。

 どれだけ会っていないのかを考えてもらい、恋しく思ってもらいたいからなのですが、彼からすると「どんだけ会ってないと思ってるのよ」と責められているように感じてしまうのです。

「いったいいつ仕事が終わるの?」

 なかなか会ってくれない彼にもどかしさを感じる女性はとても多く、そのため、彼の隙間時間を狙おうとしてしまい、スケジュールを細かく確認してしまいがちです。

 そして彼が「今のプロジェクトが終わるのは6月の終わり」と答えた場合「じゃあ、6月の終わりになったら私とデートできるのね」と解釈してしまうのです。

 けれど実際にその時になってみると、まだプロジェクトが終わらず、彼が忙しいままだったりします。

 そして、まだ会えないことにいらだった女性は「いったいいつ仕事が終わるの?」と聞いてしまうのです。

 けれどこの言葉は、仕事を良くないこととして扱われていると男性は感じてしまうのです。

「働きすぎだよ。少し休んだら?」

 女性は仕事人間の彼に対して「一瞬でもいいから私に会いたいとは思わないの?」と彼を責めたくなるのかもしれません。けれど、スイッチの切り替えがうまくできないタイプの彼の場合、なかなか上手にそれができないのです。そして会いたいと思わないからと言って、恋愛感情が消えたというわけでもないのです。

 多くの女性は仕事を敵視してしまい、なかなか会えない時には「働きすぎだよ。少し休んだら?」と言ってしまいます。少し休んで私とデートしてよ、という意味なのですが、彼は「君との未来のために頑張っているのに」と反発してしまうのです。

おわりに

 彼は、恋人には仕事を応援してもらいたいのです。けれどこれらのNGワードからは仕事へのネガティブな感情が伝わってくるため「応援されていない」と彼は感じてしまいます。

 こうした言葉が続くと、最終的に「今は仕事に集中したいから」と別れを告げられてしまう可能性も。彼の仕事を否定しないよう、十分に気をつけたほうがいいでしょう。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

関連キーワード

ラブ 新着一覧


「私はあなたの何なの?」進展しない“中年の恋”に落胆する46歳バツ1女性の嘆息
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-03-29 06:00 ラブ
具合が悪い彼氏に返事マストなLINEを送るようじゃ無理かぁ…体調気遣いながらも“うざい”認定されがち3選
 彼氏や彼女が体調を崩した時には、心配でつい体調を気遣うLINEを送りたくなりますよね。でも、もしかしたら送る内容によっ...
恋バナ調査隊 2025-03-29 06:00 ラブ
「隣に座ってもいいかな?」ゆきずり不倫沼にハマる女を救った意外な人物 #3
 咲子さん(30歳日系CA/独身)は、子供時代から「かわいい」と言われて育った美女だ。大学卒業後、大手エアラインのCAと...
蒼井凜花 2025-03-28 06:00 ラブ
恋愛にどっぷりハマる依存体質な女性の特徴4つと抜け出す方法。“彼色”に染まらなくても大丈夫!
「恋愛すると彼に依存して、彼が全ての人生になっちゃう…」「どうしても恋愛に依存してしまう」このように悩んでいる、“恋愛依...
恋バナ調査隊 2025-03-28 06:00 ラブ
女風で“新人すぎる”セラピストで失敗しないために…指名時、ルックス以上に大事なこととは?
 女性用風俗が話題です。ドラマでも、セックスレスの人妻が衝動的に呼んでしまうシーンをよく見かけるようになりました。  ...
内藤みか 2025-03-27 06:00 ラブ
同棲解消後の正直な男の気持ちは…? アラフォーの恋愛は駆け引きひとつとっても難しい
「マンネリしてきたから一度離れたほうがいいのかな」「なかなか結婚に踏み切ってくれないから危機感を持たせよう」と、彼との同...
恋バナ調査隊 2025-03-27 06:00 ラブ
見た目重視で後悔ばかり…ルッキズム恋愛をやめたい人への5つの処方箋
「恋人を顔だけで選んで、いつも後悔する…」「顔がいい人としか恋愛をしたくない…でもこんな自分が嫌だ…」と、男性の見た目重...
恋バナ調査隊 2025-03-26 06:00 ラブ
【実録】地獄のラブストーリー開幕! 米国では二股デートは当たり前? 一線を越えるのはいつなんだ
 アメリカ人の恋愛事情って、日本人からするとちょっと理解しがたいところがありますよね。「アメリカ人はオープンで、すぐ付き...
2025-03-25 06:00 ラブ
新入社員と既婚社員による職場不倫のリスク。春の人事はとりわけ要注意
 春になると新入社員が加わり、人間関係がガラリと変わりますよね。すると途端に増えるのが「不倫」です…。なぜかって? 社内...
恋バナ調査隊 2025-03-25 06:00 ラブ
お花見で彼氏ができた女性たちの体験談4つ。おひとり様にチャンスあり?
 友達などから「お花見に行かない?」と言われて迷っているそこのあなた。もしかしたらそのお花見には、未来の彼氏が待っている...
恋バナ調査隊 2025-03-24 06:00 ラブ
40代の合コン、若者との違いは? 物足りない判定を回避するポイント5つ
「40代になったけど、久々に合コンに誘われちゃった…!」「十数年ぶりの合コン、どうしたらいいかわからない!」と40代の合...
恋バナ調査隊 2025-03-23 06:00 ラブ
「育児疲れかな? ま、そんなもんでしょ」妻の異変を軽く受け流す37歳男のお気楽思考
「冷酷と激情のあいだvol.238〜女性編〜」では、離婚となる“決定打”はないものの、結婚4年目の夫に不満な妻・奈緒さん...
並木まき 2025-03-28 17:25 ラブ
「発達遅めの我が子を横目に、夫はまだ独身気分…」離婚の決定打はなくても夫婦関係が苦痛な35歳女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-03-22 06:00 ラブ
《この男を落とすわ…》同期CAの夫だと知って罠を張り、寝取った証拠を自撮りする女 #2
 咲子さん(30歳日系CA/独身)は、子供時代から「かわいい」と言われて育った美女だ。大学卒業後、大手エアラインのCAと...
蒼井凜花 2025-03-21 06:00 ラブ
未来の義母に難あり! 彼氏の親が原因で破局を決めた4つのケース。別れて悔いなし
 彼氏の母親は、結婚すればあなたの義母になります。その義母が癖のある人でも、彼氏と結婚したいと思えますか?
恋バナ調査隊 2025-03-21 06:00 ラブ
マッチングアプリの狙い目は「地方男子」!本当の恋を求めたい、じっくり仲を深めたいなら…
「マッチングアプリはやりたくない」という女性が少なくありません。カラダやお金が目的の男性が多く、本気の恋愛を求めている人...
内藤みか 2025-03-20 06:00 ラブ