40代エリート男性の告白~「夫婦交換」という愛のカタチ#3

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2021-07-16 06:00
投稿日:2021-07-16 06:00

妻と同じシックスナインをしていることに興奮

――聞いているこちらまで、体が疼いてきます。

「奥さんは僕のペニスを握り、ゆっくり上下させてきました。いわゆる「手シゴキ」ですね。包皮を亀頭冠にぶつけるようにギュッと剥きあげ、また剥きおろしてきて――そのうえ、姿勢を変えて再びキスしてきたんです。もちろん舌を絡めて、先ほどより濃厚なキスです。『ああ、慣れているな。本当にエッチが好きなんだな』と感じました。

 しばらくすると、『シックスナイン、しません? アナタの奥様もうちの主人としているわ』との言葉がかけられました。

 ドキッとしたのもつかの間、奥さんは僕の顔にまたがって、自ら勃起を口に含んできたんです」

――あっという間の展開ですね。続けてください。

「奥さんの口内は生温かく、蠢く舌がペニスに絡みつき、最高に心地よかった。思わず『くううっ』と唸ってしまいました。それに、眼前には丸々とした尻があり、濡れた女のワレメが甘酸っぱい匂いを漂わせて、ヒクついていました。花弁は肉厚で、ワレメの奥の鮮烈な赤色がいやらしくて……。

 何気なく窓辺を見ると、妻U子もHさんにまたがってペニスを咥えていたんです。

 つまり、僕たちは同じシックスナインをしている。耳を澄ませば、U子の『うぐ……はうう』という甘い鼻声や、ジュボジュボというフェラチオの音も聞こえてきました。

 もう、頭が真っ白になってしまってね……僕のモノをしゃぶっていた奥さんが『ねえ、Wさん……早くクンニしてほしいわ』と、ねだってきたんです。慌てて肉ビラにあてがった親指を左右に広げ、奥さんのアソコにむしゃぶりつきましたよ。

 伸ばした舌でワレメを舐めあげ、膣肉を吸い、あふれたラブジュースを啜りました。奥さんは『ああんっ、そんなに強く吸っちゃダメぇ』と言ってきたんですが、それは明らかに『もっと強く吸って』の意味です。

 その証拠に、アソコを僕の顔にズンズン押しつけてくるんですよ。だから、僕も心おきなく唾音(つばおと)を響かせて、ジュルジュルと吸いしゃぶりました。

 味は妻よりも酸味が強かったかな。匂いも濃厚だったかもしれません。なにしろ、ずっとセックスレスだったので、女の味を忘れていて……(笑) 

 久しぶりに味わう女性のラブジュースで口のまわりを濡らして、存分に飲みくだしました。

 そのうち、フェラチオをしながら『アナタの奥様も頬をへこませて、フェラチオしてるわ。キレイなのにあんないやらしい表情で、主人のモノを頬張って……』と、実況中継をし始めるわけですよ。嫉妬するはずが、逆にペニスがもう一段階、硬くなった気がしました」

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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