常連客は若い男性…高齢者風俗嬢は世界的に増加するのかも

内藤みか 作家
更新日:2019-03-12 16:20
投稿日:2019-02-23 06:00

 あたらしいもの好きの作家・内藤みかです。最近は性風俗の高齢化について考えています。

 人生100年時代と言われるようになり、次第に風俗関係で働く人たちの高齢化も目立つようになってきています。そんななか、「高齢者風俗嬢」というスゴイ本に出会いました。70代のナンバーワンソープ嬢の実態など、衝撃的な現実が次から次へと記されていたのです!

 常連は若い男性たち!

 熟女キャバクラや熟女デリヘルというものは、前からありますよね。美魔女さんも増えているし、ある程度熟れた女性のほうが色気があって好きだと言う男性も最近多いです。でも、さらにその先を行く、高齢女性風俗嬢がいるとは驚き!著者の中山美里さんは前からの知り合いなのですが、彼女は「世の女性がもっと元気になるきっかけになれば」と思ってこの本を企画したのだとか。

 読んでいると、本当に夢があって、未来に希望も持てました。なにしろ私は40代、これからは枯れていく一方なのかなと寂しく思っていたわけですが、70代のデリヘル嬢のお客さんには10代や20代の若者が多いだなんて書かれてて、妙にときめきました。そして彼女たちは「若い男の人とエッチなことをして、さらにお金までもらっちゃって」と喜んで働いているわけです。なんてすがすがしい光景でしょうか! 70になっても10代からのニーズがあるのか〜と思うと、年を重ねるのが怖くなくなりますね!

■なぜ若者は高齢者風俗嬢にリピート?

 本を読んで驚くのは、若い人たちが60代や70代の風俗嬢にハマっている、という現実。決して数は多くはないのかもしれないけれど、高齢者とそういうことをしたい、という若者が存在するのです。熟女だったらママがわりに甘えたいのかな? とまだ理解もできるけれど、高齢者だと、おばあちゃまがわり……!?

 でも、わかる気はします。だっておばあちゃんって、ママよりもず〜っと優しいじゃないですか。ママは叱ることもあるけれど、おばあちゃんは滅多に叱らないし。もしかしたら、世の中に厳しくて冷たいママが増えていて、若い子の中で、ママへのスイートな感情を抱けなくなっているのかもしれません。そうなったら、彼らの甘えたい魂は、おばあちゃまに向かうしかないのかも。そして幸いなことに高齢化社会のおかげで、おばあちゃんのような年齢でもお元気にデリヘル嬢をしている女性がいた、というわけです。

■高齢者もまだまだイける!

 本を読むと、高齢者風俗嬢さんたちは、昔からずっとそういう仕事をしていたという人のほうがむしろ少なそうな印象です。中には年金だけじゃ生活費が足りないなんて人もいて、やはりお金が必要で、この世界に入ってきたという方がほとんどなのかも。

 そしてもちろん高齢者風俗嬢には同い年くらいの高齢者のお客様もつくのだとか。まだまだお達者なご老人が多いのですね。そして彼女たちは実に自由。カラダで稼ぎ、その稼いだお金を好きに使って生きているのです。とてもシンプルで、かつたくましいですよね。

 こうしてカラダを張って生き抜いている高齢の女性たちは色々な意味で先陣を切っているのかも。

 とはいえこうした動きは日本だけのものではなさそうです。2006年に製作された、イギリスを舞台にした外国映画「やわらかい手」は、難病の孫の手術費用を稼ぐために、風俗店で働き始めるおばあちゃんの映画です。もしかしたら今後、高齢者風俗嬢は、世界的に増加していくのかもしれません……!

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

エロコク 新着一覧


終わった後も肌が突っ張らない潤滑剤♡セルフプレジャーにも
 女性には基礎化粧品を季節や肌の調子によって使い分ける習慣がありますが、潤滑剤も同じように考えてほしいと思います。香りで...
桃子 2021-02-21 06:00 エロコク
振動だけじゃない!肉感的な本体が生き物みたいにぐねぐねと
 ローターとは元来、「挿入を目的とせず」「振動によって主に体の表面に刺激を与えるもの」を意味していました。今もそのイメー...
桃子 2021-02-14 06:00 エロコク
ビギナーもOKなピストンバイブ 奥への突きに目覚めちゃう?
 私はピストンバイブを愛用していて使用頻度も高いですが、これまで「バイブビギナーさんにはオススメしにくいなぁ」と思ってき...
桃子 2021-02-12 18:53 エロコク
音に合わせてローターが…強烈な刺激におかしくなっちゃう♡
「スピーカー付きのローター」――。最初に聞いたとき思わず耳を疑いました。でも米国の「スバコム」が手掛けたと知り、納得。確...
桃子 2021-01-31 06:00 エロコク
女性官能作家が提案する「ウィズコロナのセックス」#3
 これまで二回にわたり、ウィズコロナのセックスを提案してきました。前回は、安心・安全・気持ちいいセックスの体位5つをお伝...
蒼井凜花 2021-01-29 06:00 エロコク
初心者におすすめの吸引系♡ 11段階で好みの加減を追求して
 ラブグッズに限った話ではないですが、ひとつのヒット商品が出て、その派生商品が続々と発売されると、ひとつのジャンルが形成...
桃子 2021-01-23 06:00 エロコク
女性官能作家が提案する「ウィズコロナのセックス5選」#2
「ウィズコロナ」の生活が当たり前になった昨今。セックスも「安心・安全・心地よさ」をモットーに、パートナーとの愛を深めたい...
蒼井凜花 2021-01-22 06:00 エロコク
直径8ミリの極細ローター 強すぎず弱すぎずの刺激にうっとり
 クリトリスは、“性的に気持ちよくなる”ためだけに存在する器官といわれることもありますが、快感に対してほんと貪欲ですよね...
桃子 2021-01-18 11:06 エロコク
女性官能作家が提案する「ウィズコロナのセックス5選」#1
 二回目の緊急事態宣言が発令されて、セックスに恐怖をお持ちの方も多いことでしょう。しかし、一方では「ここさえクリアすれば...
蒼井凜花 2021-01-15 06:00 エロコク
パーフェクト!自分の手ではできない小刻みな動きが病みつき
 最近パフェがブームですが、語源は「パーフェクト」。一つのグラスにさまざまな素材が絶妙なバランスで詰め込まれ、完成してい...
桃子 2021-01-10 06:00 エロコク
官能作家オススメ「寒い冬こそしたい」おすすめセックス4選
 日に日に寒さが強まってまいりましたが、こんなときこそ、愛するパートナーとのセックスを充実させたいですね。そこで、官能作...
蒼井凜花 2021-01-08 06:00 エロコク
電マのヘッドだけ ユニークなアイディアグッズで実力も◎
 国内外のアダルトグッズをかなりの数見てきているという自負のある私ですが、今でもハッとする斬新なアイデアに出合うことがあ...
桃子 2020-12-27 06:00 エロコク
女性官能作家直伝!クリスマスのセクシーデート&セックス4選
 クリスマスには、愛しいパートナーとのデートや情熱的なセックスを楽しむ方も多いでしょう。そこで官能作家の筆者が提案したい...
蒼井凜花 2020-12-24 06:00 エロコク
凹凸がダイナミックに刺激…パワフルな振動と摩擦がやみつき
 ビビッドカラーの雪だるまといった風情のバイブがお目見えです。その名も「完全防水 ビーバイブ スノーマン」。  私...
桃子 2020-12-20 06:00 エロコク
女性官能作家が伝授する「男を虜にするフェラチオ」3選 #3
 これまで二回にわたって「フェラチオの奥義」についてお話ししました。今回は最終回。やや難易度は上がりますが、官能作家なり...
蒼井凜花 2020-12-18 17:02 エロコク
一瞬で昇天確実 強烈なオーガズムで、深い眠りをサポート
 今年とても元気だった「極天(キワミテン)」シリーズから、「アンモナイト ベロ」が届きました。まさに古代生物のような形状...
桃子 2020-12-13 16:00 エロコク