堂本光一も“キモい”と苦言 ジャニヲタ迷惑行為なぜ絶えない

こじらぶ ライター
更新日:2021-08-07 06:07
投稿日:2021-08-07 06:00

堂本光一が逸脱した出待ち、つきまとい行為に声を上げた

 Kinki Kidsの堂本光一(42)が先月29日に更新した公式ブログ内で、一部ファンの迷惑行為・マナー違反(=通称:やらかし)について厳しい口調で言及した。ジャニーズでは以前よりファンに対し、タレントへの出待ち・つきまとい行為や移動に使用する公共交通機関に押しかける行為を再三にわたり注意してきた。

 しかし、それが守られていないとして、堂本は「(コロナ禍という)この時期に必死に寄ってこようとするアホまでいます」「近寄らなきゃ、ちょっと遠くから見るからいいというわけでもありません」と苦言を呈し、「同じ機内のすぐ横に乗ってくるキモい人もいます」とかなりキツめの言葉も使いつつ注意を促した。

 堂本がここまで強く訴えたのも、彼だけでなく後輩も多大な被害を被っているからだろう。関ジャニ∞の大倉忠義(36)も自身のブログで、「駅や空港で執拗に追いかけてくる人がいる」「そろそろ限界だ」など数回に渡り注意喚起をしている。

“やらかし”でマウントを取る者まで…

 こうした行為はタレントのみならず、公共の場で一般人にも迷惑をかけてしまう。18年には、地方公演から東京行きの新幹線に乗るKing & Princeのもとに大量のファンが詰めかけ一般客にぶつかったり、新幹線に張り付いてスマホでメンバーを撮影するなどして、駅員が制止したものの出発時刻が遅れるという事態になった。

 Hey! Say! JUMPにも同じような被害があり、メンバーがブログで注意してきたのにも関わらず、19年にはデビュー以来続けてきたアリーナツアーを見送ることになってしまった。

 “やらかし”で手にした画像や動画をSNSに投稿し、マウント取りをする者もいるようだ。他にも個人やグループへの迷惑行為は枚挙にいとまがない。

女性アイドルヲタも“新幹線を止める”?

 ところで、女性アイドルヲタクの場合はどうか。AKB48グループや乃木坂46ら坂道シリーズはジャニーズに匹敵する人気を誇ってきた。ただ、一部の行き過ぎたファンによるストーカー行為などは同様にある話だが、“ある程度の熱心なファン”が集団で押しかけ新幹線を止めてしまった、という話はあまり聞いたことがない。

 ジャニーズと女性アイドル両方を応援してきた筆者の感覚だが、ジャニーズは“手の届かないスター”であり、握手会など1対1の接触系イベントがある女性アイドルなどは、“知り合いのような存在”にまでなれるという違いがあるからではないか。

前田敦子や白石麻衣とも会話が可能だった

 公のイベントでメンバーに名前や顔を“認知”されるチャンスが多分にあり、わざわざマナー違反を犯してまでメンバーを追いかけまわさなくても満たされることが多い。

 全盛期の前田敦子(30)とも、白石麻衣(28)とも、ヲタクは握手券さえ積めば数秒から分単位で会話ができた。コロナ禍の現在はオンラインでの「トーク会」が主流になっているが、こちらでも“認知”は比較的容易だ。

こじらぶ
記事一覧
ライター
STARTO ENTERTAINMENT、秋元康系女性アイドル、ローカル、地下アイドル等数々の現場を経験。Xでもご意見を募集しております。

エンタメ 新着一覧


「あんぱん」千尋(中沢元紀)は本当に良い子…史実どおりの展開なのか。しょくぱんまんのようなイケメンだ
 けんかした嵩(北村匠海)と千尋(中沢元紀)に、寛(竹野内豊)は改めて後継ぎはいらないと告げる。そして、何をしながら生き...
桧山珠美 2025-04-23 17:51 エンタメ
こうでなくちゃ! 志尊淳の正解を「恋は闇」で見た。いい人よりも“妖しい姿”に妄想が駆り立てられる
 新ドラマ「恋は闇」(日本テレビ系)の志尊淳が良きです。  前クールの「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった...
「あんぱん」なんて贅沢!今が旬、河合優実の“目で語る”表現力と色気に驚く。俳優・ソニンのEE JUMP感を消した演技も見事
 なりたい夢を見つけたのぶ(今田美桜)は、女子師範学校合格に向けて猛勉強をし始めるが、成績が思わしくなく頭を抱える。同じ...
桧山珠美 2025-04-21 14:23 エンタメ
怪演・市原隼人に「ヤバい超大物」2人が熱烈ラブコール。迫真すぎる“ガンギマリ”の演技がモテる理由か
 大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(NHK)にて、盲目の大富豪にしてゾクッとする異様な雰囲気を放つ鳥山検校を怪演...
堺屋大地 2025-04-21 06:00 エンタメ
ラランド・サーヤは「名誉男性」なのか? お笑い界の“女すぎる”という悪口に思うこと
 ラランド・サーヤが参加するバンド「礼賛」が大阪で行ったライブで、痴漢行為が発生。被害女性がSNSで被害を訴えたことで発...
帽子田 2025-04-20 06:00 エンタメ
「あんぱん」松嶋菜々子の“毒”さえチャーミングにする厄介な美しさ。ドキンちゃんにも見えてしまった
 8年間音沙汰のなかった登美子(松嶋菜々子)が突然帰ってくる。登美子に対してわだかまりが残ってはいるものの、自分の漫画を...
桧山珠美 2025-04-19 06:00 エンタメ
「あんぱん」登美子(松嶋菜々子)の登場が不穏…色っぽいけど。貴島中尉(市川知宏)は“あのキャラ”を意識?
 新聞社に出した漫画で賞金をもらい、ご機嫌の嵩(北村匠海)。一方のぶ(今田美桜)は、パン食い競走で転びそうになったところ...
桧山珠美 2025-04-17 16:02 エンタメ
カトパンへの嫌味に物議…新井恵理那は承認欲求のカタマリか、悪役を演じる聖人か?
 昨年3月、8年間出演して総合司会も務めていたテレビ朝日系の朝の情報番組『グッド!モーニング』を降板したフリーアナウンサ...
堺屋大地 2025-04-17 06:00 エンタメ
【募集】春ドラマ何見る? 面白かった&ガッカリを教えて!『最後から二番目の恋』『あんぱん』etc
 コクハクでは2025年春ドラマを対象としたアンケートを実施します。4月よりスタートした春ドラマ、「期待している」「面白...
笠松将、柳楽優弥を超えなければと思っていた。俳優業の“わからなさ”は「自分自身にビビッている感覚」『ガンニバル』シーズン2インタビュー
“この村では、人が喰われているらしい……”    2022年の年末にディズニープラス スターにて独占配信がスタートす...
望月ふみ 2025-04-15 06:00 エンタメ
「あんぱん」嵩(北村匠海)の“ジェラシー”がなんとも可愛い! 寛(竹野内豊)の診察シーンが見たかった
 昭和10年、高等女学校の5年生になったのぶ(今田美桜)は、ある日、貴島中尉(市川知宏)と再会。祭りのパン食い競走で使う...
桧山珠美 2025-04-14 19:03 エンタメ
15分の朝ドラで高揚感を得られるんだ! のぶ&嵩の“子役最終回”が見せた未来の夫婦関係
 久しぶりに登美子(松嶋菜々子)の顔を見て胸がいっぱいになる嵩(木村優来)だったが、登美子は困惑した表情を浮かべる。のぶ...
桧山珠美 2025-04-12 06:00 エンタメ
旧ジャニ会見から1年半、STARTO社の再興成否…CD売上と人権意識から考察、ファンは一体何を望む?
 2023年9月および10月、旧ジャニーズ事務所は創業者問題で2度記者会見を開いた。その後、同社所属タレントのテレビ・C...
こじらぶ 2025-04-12 06:00 エンタメ
「あんぱん」阿部サダヲの配合絶妙な演技。高知つながりで“しょくぱんまん”登場!
 元気のない家族のために力を貸してほしいというのぶ(永瀬ゆずな)の頼みに、草吉(阿部サダヲ)は1回きりの約束であんぱんを...
桧山珠美 2025-04-09 17:20 エンタメ
『あんぱん』RADWIMPSの主題歌は本当に「合っていない」のか? 正統派・朝ドラOPの真逆を貫いた意味
 2025年3月31日より、NHK連続テレビ小説『あんぱん』の放送が開始された。国民的キャラクター「アンパンマン」生みの...