「根はいい人」と言うけれど…実はマイナスな人たちにご用心

山崎世美子 男女問題研究家
更新日:2021-08-28 14:26
投稿日:2021-08-28 06:00
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。「根はいい人だけど……」と前置きして紹介しなくてはいけない恋人や友人。「根はいい人だけど、たまにいい加減で」「根はいい人だけど、人見知りだから空気壊すかも」。
 “根はいい人”と語らなければならない相手は、必ず悪評とセットになっています。慎重にお付き合いしないと振り回されてしまいます。その“根はいい人”は、本当に自分にとっていい人ですか?

本当に素敵な人の紹介のやり方をイメージする

「根はいい人だけど」にご用心(写真:iStock)
「根はいい人だけど」にご用心 (写真:iStock)

 一度イメージしてみましょう。周りにいるとても前向きで親切な良い人を初めて誰かに紹介する時、あなたは何と言うでしょうか? きっと「とてもポジティブで優しい人です」など、シンプルに良いことしか言わないと思います。

 しかし「根はいい人だけど……」と前置きして紹介しないといけない人は、遅刻魔だったり人を傷つけることを平気で言ったりなど、他人に不快な思いをさせているのかもしれません。その事実を知っているから、無意識に相手を守ろうと保全として伝える言葉なのです。

 特に気を付けたいのが、恋人を親に紹介する時に「根はいい人なの」と前置きが必要な相手は、注意した方がいい相手なのです。

結婚するとどんな関係性が待っているかの判断基準

会話のない家庭で育ったら…(写真:iStock)
会話のない家庭で育ったら… (写真:iStock)

 交際中は楽しくて優しくて、とてもいい人で幸せだったのに、結婚して1年ほどしたあたりから全く会話がなくなったご夫婦がいました。「ご飯を食べる?」と聞いても、目で合図するだけで返事もしなくなったそうです。

 結婚前にご主人の実家に行った時のことでした。彼のお母さんが何か話しかけても返事をすることもなく、笑顔を向けることもありませんでした。でもきちんと話は聞いているみたいで、「ね、あそに置いているペットボトル取ってきて」と頼まれると、無表情で無言のまま椅子から立ち上がり言われたことを手伝っていました。

 兄弟がいてテーブルに同席しても何一つ話しません。初めて彼の家にお邪魔して目の当たりにした、黙ったままの彼。そんな状態が苦しくて、必要以上にその当時の奥さまはおしゃべりをしたそうです。

 そういえば、お義母さんもご兄弟も何も話さない無言の彼に、違和感なく当たり前のように接していました。今から思えばそれが彼の本質だったのかもしれません。

どのように家族と接するのかを観察する大切さ

 男性でも女性でも、赤ちゃんから育ててくれた親や、一緒に成長してきた兄弟とのコミュニケーションの取り方は、結婚後に出てくるであろう相手の本質だと思って間違いないです。

 母親に偉そうにしていれば、配偶者にもいつか偉そうにします。ワガママ三昧なら、そのうちワガママもお構いなしになります。そして女性に関して言うと、価値観や生活スタイルはほぼ母親に似てきます。ここはよく観察してください。

山崎世美子
記事一覧
男女問題研究家
「平成の駆け込み寺」として、人間関係、男と女をテーマとし、さまざまな悩みを抱える相談者に的確なアドバイスを送り、心のケア・親身なカウンセリングで一躍人気者となる。TV、ラジオ、雑誌、さらに講演会などからも依頼が多数。いま最も注目されている専門家である。YouTube「せみこの恋愛大学」毎週水曜配信中。
公式HPブログInstagramTikTok

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


朝立ち、オマン湖、チンチン!普通の会話なのに下ネタかました的なLINE
 普通に会話しているだけなのに、相手からしたらどう考えても下ネタにしか聞こえない言葉ってありますよね。引きつった相手の表...
大谷の“一平ちゃん騒動”で不安 友人との金銭トラブルQ&A~弁護士解説
 ドジャースの大谷翔平(29)の専属通訳を務めていた水原一平氏(39)が、違法賭博に関与したとして球団から今月20日、電...
【スナック超入門編】どんな場所?若葉印のホステスが実感する5大特徴
 みなさんは、そもそも「スナック」がどんなところかご存知でしょうか?  キャバクラやガールズバーとは何が違うの?...
高級クラブのホステス→ギャラ飲み嬢に 面識なしで突然10万円ギフトが…
 経営者や著名人、人気のインフルエンサーも利用する「ギャラ飲み」なるサービスって知っていますか? 東京都内のみならず、全...
「正しくないこと」が「美しくない」とは限らないと知った
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
松田聖子まさかの中大法学部を卒業! 通信制の学び直しで成功する人は?
 先日、歌手の松田聖子さん(62)が中央大学法学部の通信教育過程を卒業したことが話題になりました。近頃、通信制大学で学び...
瞬き厳禁! 春到来の歓びを表現する黒“たまたま”を見逃すな
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
スタレビの名曲が聞きたい!仏教と深い関係のある「木蓮」とその仲間たち
 猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花屋は、ただいま卒業式や送別など春特有のイベント仕事で、いつにも増して花まみれの毎日...
“炎上常連”麻生さん級の「ルッキズム失言」していませんか?
 最近、よく耳にするのが「ルッキズム」という言葉です。政治家や芸能人が、何気なく言った一言で「ルッキズム発言だ」と叩かれ...
女の敵は女だから?忘れた頃にぼっ発する「専業主婦論争」をガチで考える
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方などをテーマにブログやコラムを執筆しているまめです。  X(旧Twi...
職場の同僚ランチが苦痛すぎる…一人の時間を確保する4つの冴えた処世術
 業務内容へのストレスより、職場でのランチタイムが苦痛という人は多いですよね。正直、仕事で疲れているのに、休憩時間まで同...
離婚→シンママになり、心底よかったこと4つ 我慢は美徳っていつの話?
 世間では、離婚してシンママになった女性に対して「かわいそう」「大変そう」といったイメージがあるかもしれません。  で...
春まであと少し?
 残雪の甲斐駒ヶ岳を背にすっかり葉も落ちた葡萄畑  春まであと少しが意外と長い
春のお花と記念撮影にゃ! ウサギみたいなしっぽの“たまたま”
 きょうは、ウサギ君みたい! しっぽの短いにゃんたま君に出逢いました。  しっぽが短い猫は長い猫と比べると、臆病で...
ほっこり癒し漫画/第70回「すぷりんぐファミリー」
【連載第70回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
男と女の物語、だからこそ「娚」の当て字が使われた
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...