佐久間由衣×奈緒 運命の共演!<後>“脳内結婚したい”相手は?

内埜さくら 恋愛コラムニスト
更新日:2021-09-21 22:48
投稿日:2021-09-19 06:00

お酒飲むと泣き上戸?笑い上戸?それとも…

 ――作品にちなんだ質問をもう1つ。ホリガイとイノギが一緒にお酒を飲むシーンがあります。お2人はお酒を飲むとどうなりますか?

 奈緒 私は好きな日本酒を飲むと、涙もろくなります。先輩や後輩関わらず、好きな女子と飲んでいると、とくに。楽しすぎて嬉し涙が出てしまうので、先輩によく笑われていました。少しやさしくされると泣いてしまうので、先輩から泣かそうとされたことが何度もあります。「奈緒ちゃんは、本当にこの先輩が好きだよね」という言葉が引き金になって、何度も泣きました(笑)。「頑張ってるね」なんて言われたらイチコロです(笑)。

 佐久間 それはおもしろい(笑)。私は頻繁には飲みませんが、酔うとハッピーで元気になって、芸人さんみたいになるかもしれません。

 奈緒 お酒も由衣ちゃんに飲んでもらえて喜んでるよ。

 佐久間 それ、どう受け止めたらいいんだろう(笑)。でも私たち、2人で飲んだことはないよね。

 奈緒 私たちがいつも会うのはカフェなんです。

 佐久間 一度、鍋を食べたけどお酒は飲まなかったし。

 奈緒 コロナが明けたら一緒にお酒を飲めるかな。

 佐久間 でも私、奈緒ちゃんが泣いたら大笑いすると思う(笑)。

 奈緒 私は由衣ちゃんが笑っている姿を見て泣くと思う(笑)。

暗い気持ちになっても希望を見い出せる作品

 ――プライベートエピソードをありがとうございます。最後に本作の魅力もそれぞれ、語っていただけますか。

 佐久間 ホリガイさんは人間関係やコンプレックスに悩みながらも、イノギさんに背中を押してもらって児童福祉司という職業へ覚悟を持って飛び込んでいくのですが、演じてみて気づきました。児童福祉司になったホリガイさんの状態で、赤髪でいろいろと闘っていた頃を思い出すと、すごく輝いていたんだなって。当時は大変だったけれど、つらかったことや大変だったこと、イノギさんとすごした時間すべてが美しい思い出になっているんです。

 だから、いま悶々としているさなかの人も、いつかは過去を受け止められるよう未来が待っていると思うので、ぜひこの作品を通して、ポジティブな気持ちを取り戻していただきたいです。まだまだ大変な世の中ですが、そういう方々に寄り添うようなメッセージを、劇場で送ることができたらうれしいです。

 奈緒 この作品をスクリーンでご覧くださるみなさんにも、世の中に隠れている痛みや悲しみと向き合う瞬間がたくさんあると思います。暗い気持ちになる1日を過ごすこともあると思います。この映画が少しでもそういった1日に、希望を見いだせるキッカケになることを祈っています。ぜひホリガイさんが不器用ながらも、まっすぐに向き合っていく姿を劇場で受け取ってください。

 佐久間 あと、ホリガイとイノギさんのとあるシーンは、新しい友情の描き方を表現できているので、ぜひ楽しみにしていただきたいです。

 佐久間さんが言っていた「とあるシーン」は、観ると心がザワザワする人がいるかもしれません。2人とも「見どころの1シーンです」とお話しされていました。

 ※『君は永遠にそいつらより若い』(吉野竜平監督)9月17日(金)より全国ロードショー中。

内埜さくら
記事一覧
恋愛コラムニスト
これまでのインタビュー人数は3500人以上。無料の恋愛相談は年間200人以上の男女が利用、リピーターも多い(現在休止中。準備中のため近日中にブログにて開始を告知予定)。恋愛コメンテーターとして「ZIP!」(日本テレビ系)、「スッキリ」(同)、「バラいろダンディ」(MX-TV)、「5時に夢中!」(同)などのテレビやラジオ、雑誌に多数出演。

URL: https://ameblo.jp/sakura-ment

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


懐かしの「アジャパー」ポーズを激写! お茶目な“たまたま”にほっこり
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
仏様のお供えは「花」とは限らない! もうすぐお彼岸、仏花にまつわるケンミンSHOW的な話
 ねこ店長「さぶ」率いる我がお花屋は、神奈川の仏事に手厚い土地柄の片田舎にあります。とりわけ、夏のお盆からお彼岸月の9月...
ロボット掃除機より優秀!? “激落ちくん”のお掃除スリッパが突き付けた我が家の床の現実
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
私の心が狭いのか? 甥っ子が放った「お金持ちだから好き」発言にモヤモヤした話
 あっという間に、9月ですね。早い! 夏休みの帰省で姪っ子や甥っ子に会った方も多いのでは。  筆者にも、5歳の甥っ子が...
テーブル下でこっそり放熱中…ステンレスで涼をとる賢い“たまたま”君
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
子どものいない祭り
 都会の喧騒の中で見つけた祭り。  そこにははしゃぐ子どもの姿はなかった。  たまにはいいかな、自分のためだ...
ほっこり癒し漫画/第81回「センセッ ジカンデスヨッ」
【連載第81回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
「鉄漿」って読める? ヒント:最古のメイク
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
子ども同士のLINEにもドラマが!将来の夢はスパイに忍者…ピュアな感じがたまらん
 最近では、小学生でもスマホを持っている子が増えていますよね。連絡ツールとして友達とLINEを使いこなし、時代は変わった...
女はお嫁さん要員? 年収800万でも「行き遅れ」と見下される田舎の地獄
 西新宿の高層ビル内にある大手食品会社のデザイン室に勤務し、初台に暮らす咲子。実家とはほぼ縁を切ってはいるものの、悠々自...
毒親の介護をしたくない 実家から逃げた女が「決別」のため払った金額は
 西新宿のビル内にある大手食品会社のデザイン室に勤務し、初台に暮らす咲子。実家とはほぼ縁を切ってはいるものの、おひとりさ...
田舎を捨てた「独身女」は不幸ですか 絶縁した家族が来て…今さら何の用?
 いまだ残暑が残る9月の初め。月曜日のAM7:30。  すでに汗ばむ陽気に包まれながら、西村咲子は新宿西口の高層ビ...
職場で飛び交う「大人のちくちく言葉」4選。無意識に同僚・後輩のモチベを下げてない?
 人の気持ちを不快にさせる、ちくちく言葉。子どものちくちく言葉は「アホ」「バカ」「マヌケ」などストレートですが、大人にな...
“たまたま”に見覚えあり!尾道市立美術館の「ケンちゃん」ではないかぃ?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
大優勝!秋から元気な“開運最強”花5選。一輪挿しでも存在感たっぷりで映える1本を紹介
 台風10号の遠隔豪雨は、神奈川にあります猫店長「さぶ」率いる我がお花屋にも様々な影響を及ぼしました。大雨を睨みなが...
みんなどうしてる? 大地震の経験者が語る我が家のリアルな地震対策7選
 南海トラフ地震の危機感が高まる中、「我が家も地震対策を見直さないと」と思っている人は増えているようです。ただ、実際に被...