やっと夢を叶えたのに…応援どころか暴言を吐く夫に苛立つ妻

並木まき ライター・エディター
更新日:2021-11-13 06:00
投稿日:2021-11-13 06:00

夫は無関心どころか暴言まで

「夫は、私が夢を叶えようとしているのに、まったく応援してくれません。我が家には4歳の娘がいるのですが、大事な時期に仕事に没頭したいから、子育てを今までより手伝ってくれるだけでも嬉しいのに、それすらもしてくれないんです。

 それどころか『仕事が順調だからって、家でも調子に乗るなよ!』などと、ヒドイことを言ってきます。

 正直なところ、夫に仕事の話をしたくもないし、私が成功してもその恩恵を受けてほしくないって思うほど、夫は私の仕事を邪魔する存在になってしまっていますね」

 夢を叶えるために、目の前に訪れたチャンスを最大限に生かしたいと考えている愛佳さんは、仕事を終えて家に帰ってからも、自宅のキッチンで新メニューの開発などを試行錯誤。本当は、夫に味見をしてもらいたいけれど、家でも熱心に仕事のことを考えている自分に対して冷めた視線を送ってくるだけ。

 そんな夫の様子が目に入るたびに「テンションも下がるし、イライラします」と愛佳さんは、こぼします。

もしかして嫉妬している?

「夫がなぜ、私が夢だった仕事を手にしようとしているときに応援できないのかが、まったくわかりません。

 夫には、結婚する前から、将来の夢を話してきたのに。実際に夢を叶えられそうになっている私に対して、嫉妬でもしているんでしょうか。

 本人に話をしても、考えていることをきちんと話してくれている気がしませんし、とにかくイライラします。

 最近では、夫に対して仕事の話をするのはやめています。だけど本当は、今日あったこととか、これからどうやってお店をやっていくつもりだとか、そういう話を夫婦でしたいんですよね。

 夫がずっと、私の仕事に対して否定的な態度を続けるのかと思うと、ウンザリした気分になります。せめて、応援してくれない理由がなんなのかがわかれば、対処のしようもあるんですけど、それがわからないだけにモヤモヤしますね」

 本当だったら、妻が長年の夢を叶えられそうになれば、もっとも近くで応援してくれる存在であろう夫が、まったく応援しないばかりか否定的な感情をぶつけてくる理由とは……? 実はそこには、夫なりの苦悩が隠れていました。男性編に続きます。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


「夜もガンガン励みます」恋人を自分色に染めたい50男の野望
「冷酷と激情のあいだvol.126〜女性編〜」では、恋人・ヒトシさん(仮名)が強引に自分の好みを押し付けてくることに不満...
並木まき 2023-01-21 06:00 ラブ
アプリで惨敗なら…勉強をしながら年下彼氏をゲットする方法
「年下彼氏が欲しいけど、どこに行けばいいの?」と悩んでいる女性は実はかなり多いのです。  マッチングアプリではなかなか...
内藤みか 2023-01-19 06:00 ラブ
もう一度あの頃に戻りたい…夫婦の“再構築”を成功させる方法
 夫との冷え切った毎日に「夫婦関係を再構築したい」と感じている人は多いかもしれませんね。でも、夫婦とはとても難しいもの。...
恋バナ調査隊 2023-01-19 06:00 ラブ
いい男に出会いたい! 良縁に恵まれるためにやるべきことは?
 学生時代は自然にいろんな人と出会えますが、社会人になると合コンなり飲み会に積極的に出かけて「出会うための行動」をしない...
若林杏樹 2023-01-18 06:00 ラブ
天国から地獄にズドーン…婚約中の彼に浮気されたらどうすりゃいい?
 大好きな彼にプロポーズされてから結婚するまでの「婚約中」は、幸せでいっぱいなはず。でも中には、幸せ絶頂期の婚約中に浮気...
恋バナ調査隊 2023-01-18 06:00 ラブ
夫婦円満のキラキラアカウントに嫌悪する私、どう対処する?
 ちょっとしたすき間時間があると、Twitterを見てしまう。最新の情報はインスタグラムで手に入れる。現代では当たり前に...
豆木メイ 2023-01-17 06:00 ラブ
事実カップルって何? 40代で“恋愛枯れ気味”ならリハビリに
 年齢を重ねると共にライフスタイルが変われば、価値観も変わるもの。恋愛に関しても、若い頃と考え方が変わった人が多いのでは...
恋バナ調査隊 2023-01-16 06:00 ラブ
「私の最大のライバルはゲーム!」ゲーマー彼氏あるある4選
 コロナ禍で不要不急な外出の自粛を求められるようになった今、インドアで楽しめる趣味として、ゲームに没頭している男性が少な...
恋バナ調査隊 2023-01-15 06:00 ラブ
着てる服が違うけど!詰めが甘~い男の浮気ごまかしLINE3選
 LINE画像流出による元アイドル芸能人の不倫でざわついた年の瀬。世間一般でも、LINEは浮気がバレてしまうきっかけとな...
恋バナ調査隊 2024-09-26 18:49 ラブ
結婚前は好きだったのに…夫の嫌いなところと3つの打開策
 結婚前は、大好きで仕方なかった夫の性格や癖。それなのに、結婚して夫になり、気がつけば大嫌いになってしまったという人は多...
恋バナ調査隊 2023-01-14 06:00 ラブ
47歳で婚歴ゼロの理由は? 過去をひた隠す恋人に不安な女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-01-14 06:00 ラブ
「古傷をえぐる行為だ」恋人の詮索に嫌悪する47歳男性の憂鬱
「冷酷と激情のあいだvol.125〜女性編〜」では、恋人・ナオトさん(47歳仮名)が過去の恋愛について自分に一切明かして...
並木まき 2023-01-14 06:00 ラブ
見知らぬIDで「これだーれだ」彼の奥さんから修羅場LINE3選
 不倫相手vs妻の修羅場は、映画「危険な情事」にあるようにすさまじく、そして壮絶に描かれてきました。娯楽としてスカッとす...
2023-01-14 06:00 ラブ
女の浮気は男のせい?「私はダメな女」と卑下する前に読んで
 好きな彼がいるのについ出来心で浮気してしまったら、「私はなんてダメな女だ」と落ち込むでしょう。その浮気が原因で彼を失っ...
恋バナ調査隊 2023-01-13 06:00 ラブ
恋の始めかたを忘れてしまった人へ 即試して欲しい3つのこと
 長引くコロナ禍で「恋の始めかたを忘れてしまった……」とぼやく女性が大勢います。  今までは知らない人と顔を合わせて交...
内藤みか 2023-01-12 06:00 ラブ
友情結婚とは? 従来婚との違いと決めておきたい4つのルール
 友情結婚とは、恋愛感情や体の関係がなくても「友情」という気持ちの繋がりで婚姻関係を結ぶこと。まだ認知度はさほど高くはあ...
恋バナ調査隊 2023-01-11 06:00 ラブ