思い出しては凹む…昔の失敗にとらわれた心を軽くする方法

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2021-11-12 06:00
投稿日:2021-11-12 06:00
 なんでもない瞬間に過去の失敗を思い出して死にたくなる……。そんな経験をしたことはないでしょうか。私はそこそこの頻度でありますし、そのたびに気持ちが落ちこんでしまいます。何とかしてこの現象を止めることはできないのでしょうか。さて今日のどろんぱには、ママの昔馴染みのお客さんが来ているみたい。

楽になるには誰かに優しくすること

 過去の失敗を思い出して凹むことって、もうどうしようもないのではと思っています。「誰にだって失敗はある」とか「誰も傷つけたことのない人はいない」とか、そういう月並みなことを言うことはできるし、私も頭では理解しているつもりです。

 それでも昔の失敗を思い出すことを止めることはできない。もしその失敗が、誰かに対してしてしまったものなら、心の中で「ごめんね」と呟くだけでいいのではと思うのです。自分だけのことなら「しゃあない」と。

 相手がいる場合、可能ならその人に直接謝るという方法もあると思います。でも、もう連絡もとれないような相手であることもありますよね。そうしたら、思い出すたび心で謝ればいい。そして、ごめんと思った分だけ今自分ができる限り他人に優しくする。その相手に向けられなかった優しさを、自分の周りにいる人に向ける。心での謝罪にプラスして実際に行動すると、少しだけ気持ちも和らぎます。

 よく“優しい人はたくさん傷ついている”みたいなことを聞きますが、もしかすると“誰かを傷つけてしまった自覚のある人”が優しくなれるのかもしれませんね。私も周りの人に優しくできるように努めていきます。

登場人物紹介

ママ
どろんぱのママ。若い頃にどろんぱを開店させた腕のいいホステス。久しぶりにやってきた亀小路さんとは何かあった模様。

亀小路さん
ママがまだ新人ホステスだった時代を知る古株のお客さん。大地主の大金持ち。今夜は久しぶりにどろんぱへやってきた。ママとの関係やいかに…!?

おくげちゃん
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漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

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