「鶏肉の紹興酒漬け」茹で鶏が紹興酒でバージョンアップ!

コクハク編集部
更新日:2021-11-25 06:00
投稿日:2021-11-25 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、北海道・札幌の「台湾小籠湯包 ファンズ・マルヤマ」のファン・ジー・シェンさんに、芳醇な風味と甘さが口いっぱいに広がる「鶏肉の紹興酒漬け」のレシピを教えていただきました。

砂肝を使ったり、エビや野菜を漬けても◎

 北海道産の小麦を使って皮からすべて手作りする点心のほか、地元の食材を取り入れた一品メニューも豊富なファンズ・マルヤマ。台湾の屋台から東京の高級店まで、50年近くフライパンを振ってきたファンさんの料理はどれも、シンプルだけど奥深い。今回のダンツマもそうです。

 家庭用にアレンジしたレシピで工程は決して難しくありませんが、その味は本格的。茹でた鶏肉を紹興酒で漬けることにより、独特で芳醇な風味と甘さが口に広がり、一気に味わいが深まります。

 鶏肉だけでなく、砂肝を使ったり、エビや野菜を漬けたり、アレンジが利きそうです。普段、料理に使うお酒を紹興酒に替えるだけで、家飲みのバリエーションが増えること間違いなしです。

材料

・鶏もも肉 1枚
・生姜 1片
・長ねぎ(青い部分) 10センチ
・紹興酒 50ミリリットル
・塩 大さじ1
・うま味調味料 小さじ1

レシピ

(1)鍋にお湯を沸かし、鶏肉を茹でる。弱火で30分くらい。茹で上がったら氷水で冷やす
(2)別の鍋に、お湯(100ミリリットル)を沸かし、生姜と長ねぎを入れ、弱火で2分くらい煮る
(3)生姜と長ねぎを取り出した煮汁をボウルに移し、塩とうま味調味料を入れて混ぜ、冷ましておく
(4)3に煮切った紹興酒を入れ、1を半日くらい漬けて完成

本日のダンツマ達人…ファン・ジー・シェンさん

▽ファン・ジー・シェン
 1961年、台北出身。小学校卒業後に料理の道に入り、台湾高雄の高級店から夜市(屋台)、日本の西麻布の本格中華店まで、この道45年以上のベテラン料理人。店休日の息抜きはもっぱらパチンコ。「日本語も大体、大丈夫です。気軽に声をかけてください」

▽ふぁんず・まるやま
 東日本社会人リーグで活躍した元ラガーマンのオーナーが、百貨店勤務時代に台湾で知り合ったファンさんの料理に惚れ込み、強力スクラムを組んで2019年1月にオープン。すべて皮から手作りする小籠湯包など本格点心を看板メニューとする店は、地元北海道の旬の食材を使った料理も大人気。感度の高い札幌の女性客を中心に、連日盛況の人気店。北海道札幌市中央区南1条西22―2―21 Palazzo裏参道1F。

(日刊ゲンダイ2021年11月13日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

フード 新着一覧


山形のソウルフード「どんどん焼き」家呑みはせめてお祭り気分で!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・下北沢の「大衆酒場 こみじ」の天津真弓さん...
時短&コク増し♡「手羽先のコーラ煮」は忙しい日の救世主
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・富士見ヶ丘の「HONGKONG DININ...
「餃子の王将」LOVE♡ 40女の1人飲みはチェーン店が最適解かも
 自他ともに認める酒好きです。1人でも飲みに出かけます。中でもせんべろ系の安い大衆酒場がお気に入り。  いろんな人...
納豆好きが考案した「納豆餃子」隠れ消費大国・山形のDNA、冷凍保存◎
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・下北沢の「大衆酒場 こみじ」の天津真弓さん...
超人気生ドーナツ同様、そば粉クレープ店「ソバープ」も行列必至なのかっ
 食べる前からおいしいに決まってる――。そう思わせる食べ物はこの世の中にごまんとあって、その食べ物は人それぞれです。 ...
めちゃ合う!【ミスド×ゴディバ】ドーナツに“レンジで1分”ホットワイン
 街中の至るところからチョコレートの甘~い香りがただよってくるような2月♪  ドーナツの人気チェーン店ではバレンタ...
市野瀬瞳 2024-02-14 06:00 フード
バレンタイン 薬剤師が開発したチョコレートなら罪悪感ナシ
 明日は待ちに待ったバレンタインですね!  普段はダイエットに勤しむ方や、健康のために糖質制限をしている方も罪悪感なく...
話題の韓国フードをうどんで。「チュモッパ風うどん」がアタリすぎたー!
「爆速レシピクリエイター」およねさんが考案する《最小限の工程で》《最低限の洗い物で》作れる、まんぷく連載「およねの爆速!...
およね 2024-02-12 06:00 フード
タイに行った気分でラープヘッ! 酸っぱからいトムヤムクンに似た炒め物
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋の「オールドタイランド」のウィラサック...
隠し味は味噌!旬の牡蠣入りグラタンでハフハフしませんか♪
 大寒を迎え、寒い日が続いていますが、旬真っ盛りの“海の宝”といえば、牡蠣! ふっくら濃厚でミルキーな味わいは、牡蠣好き...
笹山真琴 2024-02-02 06:00 フード
ワイン居酒屋新幹線、開店!駅構内のコンビニで調達OKなお値打ちの1本
 フリーアナウンサーの市野瀬瞳です。ワイン好きが高じて猛勉強の末、ワインエキスパートと世界共通のワインの国際資格である「...
市野瀬瞳 2024-01-31 06:00 フード
太らない濃厚みそ春雨ラーメン。丼どんどんIN、ずぼらダイエッターに◎
「爆速レシピクリエイター」およねさんが考案する《最小限の工程で》《最低限の洗い物で》作れる、まんぷく連載「およねの爆速!...
およね 2024-01-29 06:00 フード
全国4店舗のみ! はま寿司の激レア朝食、夢の1皿2種盛りにソーセージも
 一日の計は朝ごはんにあり。  今日は、「はま寿司」にお邪魔しましたよ。
生臭さゼロ!今が旬の「ぶりの竜田揚げ」は柚子胡椒が決め手
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・下北沢の「大衆酒場 こみじ」の天津真弓さん...
そばをしゃぶしゃぶする?郷土料理「とうじそば」を初体験!
 みなさんは「とうじそば」って聞いたことがありますか?  筆者は恥ずかしながら30年間も生きてきて、初めて知りました...
中華の定番!「トマトの卵炒め」はケチャップと火加減でプロ級の一皿に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・富士見ヶ丘の「HONGKONG DININ...