元気がない「シクラメン」復活大作戦! お手入れ3つのコツ

斑目茂美 開運花師
更新日:2021-12-22 06:40
投稿日:2021-12-22 06:00

シクラメンがグッタリする条件って?

「シクラメンがしおれてしまった」というご相談を受けた際、シクラメンが置いてある場所の環境を伺うと、皆様にほぼ共通している条件がございます。

1. リビングなどの暖かい室内にある
2. お客様にお見せしたいという気持ちから、お迎え花として内玄関など日光が当たらない場所に飾ってある
3. 毎日ジャブジャブ水を与えている

 皮肉なもので、これらはすなわちアナタが「シクラメンをとても大切にしすぎている」ということの証でございます。

 ですが、せっかくいただいたシクラメン、復活の可能性はまだ残っているかもしれません! 諦めないで!

シクラメンが元気を取り戻すための3つの条件

 シクラメンを復活させるためにもっとも大切なことは、“人間が置いた場所の環境にシクラメンが合わせるのではなく、人間がシクラメンに合わせた環境に整える“ということでございます。

 元気を取り戻すための3つの条件は、

1. 暖かすぎる部屋での管理はNG
2. 極力、日に当てること
3. 水やりは葉っぱが柔らかくなってから

 シクラメンというのは以前ガーデンシクラメンの回でもご説明させていただいた通り、比較的寒さには強いという特徴がございます。

 球根が凍るほどの寒さはダメでも、まぁまぁ外でも平気です。温度の目安は、5度以下にならなければ大丈夫。最適成育温度は13度から20度といわれていますが、20度以上の暖房が効いてぬくぬくとしたお部屋では、シクラメンは一気にしおれちゃいます

 ……と、わかってはいましたけど、季節がら仕方なく、先日とある店舗のイベント装飾に大量のシクラメンの鉢をセッティングいたしました。その結果、大量すぎるシクラメンのメンテナンスに、ワタクシ地獄を味ったのでございます。

 ポインセチアとシクラメンを並べて飾りたい気持ちはわかりますが、ポインセチアとシクラメンの最適環境は真逆。ポインセチアは寒いと一気にしおれ、シクラメンは暖かいと一気にしおれてしまうのでございます。

 シクラメンは日光の当たる、例えばレースのカーテン越しの窓際など、お部屋の中でも涼しい場所を好みます。それでも少し元気がなくなったと思うのであれば、究極、外に出すというのも一つの手でございます。

 球根が凍るほどの寒さは逆効果ですが、日中の日光のあたる時間帯に外に出し、寒くなり始める夕方からは家の中に入れるというのも1つの方法。

 思いのほか、凄いスピードで復活しちゃうことが期待できますわよ。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


スマートな大人の復讐ルールって? 泣き寝入りせず、仕返ししたっていい
 みなさんは、復讐や仕返しってどう思いますか? 私はものすごく執念深いので、イヤなことをされるといつまでも忘れず、仕返し...
明るい日差しのもとに春の色が溢れる 2023.4.14(金)
 ついこの間まで一色で塗られていた大地に、明るい日が差して春の色が溢れる。  冬に眠っていた反動で腕を伸ばす植物た...
“たまたま”の不思議な1枚を発見!あれ…片手が消えている?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
鉄分を摂り始めたら生理痛がマシになった 2023.4.13(木)
 鉄分不足が気になっている女性は、少なくないと思います。私自身、毎年の人間ドックで貧血ではないことは分かっているのですが...
「ガーベラの命が短い」は間違い! 超経済的でハッピーな花
 猫店長「さぶ」率いる我が愛すべき花屋は猫もまたげる敷居の低さのせいか、ご贔屓いただくお客様は実に様々な方がいます。 ...
宇宙飛行士候補者のニュースにワクワクした 2023.4.12(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
祝・再販!「そのまま使えるおさしみわかめ」が美味♪ 2023.4.11(火)
 最近、海藻を意識して食べるようにしています。というのも年に一度の人間ドックが近いから。栄養たっぷりでカロリー控えめな海...
私クサいかも? 40代女性が気をつけたい3つの体臭とケア方法
 40代になると「私って、もしかして体臭がキツイ……?」と不安になることが増えませんか? 実は、女性は40代になるとホル...
名づけの親は郵便屋さん「太郎」の“たまたま”に今年も会えた
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「限定品」の文字に弱い…つい買ってしまう心理&衝動買い対策3つ
 店頭やネットショップで「限定品」と書かれると、思わず買ってしまう人は多いはず。ところが、同じ商品でも限定品ではなくなっ...
桜の中にたたずむ茅葺き屋根の山門 2023.4.10(月)
 ひっそりと桜の中にたたずむ茅葺き屋根の山門を見上げる。  あと数日もすれば花が散って葉桜になるんだろう。青空に浮...
ムツゴロウさんはいろんな顔を持っていた 2023.4.9(日)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
「式の出席はお兄ちゃんだけで」意地悪な小姑からのドン引きLINE3選
「嫁姑問題」という言葉は、耳にしたことがある方が大半ですよね。では、「嫁小姑問題」はどうでしょう?  年齢が近い場...
大人の誕生日の過ごし方8選 おひとり様だからこそ楽しめる!
 今回はおひとり様でも楽しめる、8つの「大人の誕生日の過ごし方」をご紹介します。自分の誕生日はいつも通り仕事をしている女...
推定樹齢2000年! 日本最古の山高神代桜 2023.4.7(金)
 推定樹齢2000年と言われる日本最古の山高神代桜(やまたかじんだいさくら)が、たくさんの棒に支えられて今年も花を咲かせ...
アドバイスする立場の心得「やるヤツはやる、やらんヤツはやらん」
 人にアドバイスするのって難しいですよね。できれば相手のためになるようなことを言ってあげたいと思うから、結果が出てないと...