“ジャニーズ王朝”の1年を振り返ると…
今年はジャニーズにとって多くのグループ・タレントが活動形態を変えたり、事務所を離れるなど激動の1年だった。“ジャニーズ王朝”は揺らいで衰退しているのか、それとも若い世代を中心に盛り返したのか、この1年を振り返りたい。
まず今年のジャニーズで最も大きな動きは、国民的グループである嵐が活動休止に入ったことだろう。個人としても活動休止中のリーダー・大野智(41)を除く櫻井翔(39)、相葉雅紀(39)、二宮和也(38)、松本潤(38)はそれぞれ活躍の場があったが、全員揃ってグループ嵐としての稼働は無かった。またおめでたいことではあるが櫻井、相葉が同時に結婚を発表し、メンバーの過半数が既婚者となったこともファン心理に影響を及ぼした。
そしてベテラン勢ではTOKIOが長瀬智也の退所に伴い事務所内独立。実質、音楽活動をするアイドルの括りではなくなった。V6は森田剛(42)退所をきっかけに解散。他メンバーは事務所に残ったものの、SMAPを含め華やかだった90年代デビュー組にとって一つの時代が終わっていくようでもあった。
ポスト嵐最有力・キンプリのFC会員数は関ジャニ∞超え?
一方で世代交代は着々と進んでいる。ポスト嵐・最有力のKing & Princeは平野紫耀(24)、永瀬廉(22)をはじめ5人個々が活躍の場を広げ、グループとしても「24時間テレビ 愛は地球を救う」(日本テレビ系)でメインパーソナリティーを務めるなど一般層への浸透度もあがった。ファンのネット上での報告では、FC会員数はトップの嵐に続く関ジャニ∞をほぼ抜く勢いだという。
またSnow ManはCD売上ではそのKing & Princeを凌ぐ。デビューシングルから3作連続ミリオンを達成し、あとの2作も今後の売上げ次第でミリオン射程圏内だ(オリコン調べ、以下同)。
Snow Manと同時デビューしたSixTONESも、King Gnuの常田大希(29)提供楽曲が話題になるなどCD売上では安定して50万枚以上超えを果たし、King & Princeと互角以上の健闘を見せている。
なにわ男子がついにデビュー
そして何より今年11月、V6解散直後にデビューしたなにわ男子が初週売上70万枚超えを達成し、一大旋風を起こしている。ジャニーズJr.時代から圧倒的人気を誇ってきたが、正式にCDデビューしたことで露出も大幅に増加。西畑大吾(24)と道枝駿佑(19)は役者としても高い評価を得て、グループとしても関西ノリでバラエティ適正が高い。ポテンシャルの高さは一級品だ。
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