花屋が伝授! 人気運upのチューリップを最後まで楽しむコツ

斑目茂美 開運花師
更新日:2022-02-09 06:00
投稿日:2022-02-09 06:00

チューリップを長く楽しむための6つのコツ

1. 硬くて色づいていないツボミを選ぶ

 市場から仕入れる際、実は「このチューリップって一体、何色よ?」といった状態のものが割と多いんですよ。それが、暖かいお部屋に迎えると、みるみると色が出てきます。

 日持ちするチューリップを選ぶポイントはずばり、「しっかりとした硬さがあり、完全に色づいていないツボミ」がポイントでございます。

2. 花の高さにあった花瓶を選ぶ

 チューリップは、花瓶の中でも茎がどんどん伸びて成長していきます。毎日表情を変えるといっても言い過ぎではないくらい。そういった意味では、毎日変化するチューリップを眺めるのは楽しみのひとつではありますが、背丈に合わない、低い花瓶で飾っていると、花の重さに茎が耐えきれず、首がドンドン下がってしまったりする場合もございます。

 花瓶の高さは、全体の3分の2程度を目安に選ぶと花に負担をかけずに済みますわよ。

3. 切り戻しを行う

 切り花全般にいえることですが、切り花を購入してから花瓶に入れるまでのアクションとして必ずやっていただきたいのは、「切り戻し」という作業でございます。

 茎の切り口は、植物の生命活動に必要な水の吸い上げをする入り口。切ってから時間が経つと乾燥してしまい、水の吸い上げが悪くなってしまいます。

 花瓶に入れる前には、茎の切り口は水中で斜めに角度をつけて切り戻してあげるのが、ポイントでございます。

 ただし、チューリップは水上がりが非常に良いので、水中で切る必要はほとんどありません。ただ切り戻しをするだけで大丈夫ですよ。

4. 花瓶の水は少なめに

 水を入れすぎてしまうと、水に浸かった茎の劣化が速くなるので、お水は花瓶の底から10センチ程度で充分。チューリップの場合、「延命剤」といわれる薬はほとんど入れる必要がないのでは、と個人的には感じております。栄養をあげてしまうと花が咲き進んでしまいますし、チューリップが持つ生命力だけで、充分楽しむことができるからです。

5. 暖かい部屋での管理は避けて

 当たり前ですが、暖かい環境ではチューリップは咲き進んでいくので、暖房のきいていない部屋や玄関などで管理すれば、飽きるほど日持ち致します。極論、ワタクシの住む神奈川では墓地花などの冬の屋外でも、一番元気な切り花はチューリップじゃね? と思うほどでございます(笑)。

6. 究極の裏技は穴を開けること

 植物全般にいえることですが、花や野菜など劣化していく原因物質として「エチレンガス」というものがございます。花の老化現象を起こす物質でござんすな。お花がエチレンガスの影響を受けないために、花弁のつけ根の茎のすぐ上に針で小さな穴を開ける裏技がございます。

 このひと手間でチューリップの開花速度を若干弱められるのでございます。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


落ち込んでる人への「ひと言」に悩んだら…心に染みたLINE3選を参考に
 目の前に落ち込んでる人がいると、どんな言葉をかけていいか迷ってしまう時がありますよね。もしも迷ったら、自分が過去にかけ...
「いま一番欲しいもの」を即答できる? 2023.7.30(日)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
動物&飼い主のほっこり癒し漫画/第54回「真夏のシンジツ」
 ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 生きものたち、その生きものたちをこよな...
「売れ残り」って心が折れた…思春期の甥&姪からの切ないLINE3選
 甥や姪が可愛くて仕方ない人は多いでしょう。兄弟姉妹の子供って、特別ですよね。小さい時から見ている人も多く、中にはかなり...
「偽善者か?」歌舞伎町の野良猫に2年間、毎日ご飯をあげ続けた男性の話
「かわいくないんですよ~(笑)。『なんだよ』って文句しか言っていない。好き嫌いは多いし、忙しいときに限って、ご飯を食べて...
小汚いサンダルをやめた女性の成功話!メイクや髪形より「キレイな靴」
 みなさんは“人の足元”って気にして見るほうですか? 私は靴が好きなのもあって、よく見ているほうだと思います。ただし、自...
真夏を彩る花 2023.7.28(金)
 こうも暑いとゲンナリするけど、むしろ過酷な状況を楽しむかのように咲く。  逆境でがんばる花のたくましさに驚く。 ...
皆が皆、社交的ではないよね…懇親会が苦手な人が“極力疲れない”対処法
 会社員だと避けて通れないものの一つが「懇親会」。参加人数が多かったり、他部署と交流をしないといけなかったりと、「正直疲...
対応ミスると悲惨! お盆の義実家トラブル5つの地雷&回避術
 お盆も間近! 義実家への帰省が憂うつという奥様は、あなただけではありません。気を使っているつもりでも、義両親を怒らせて...
華やか! チャトラ軍団のウキウキ上機嫌“たまたま”が大集合
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
手芸初心者が挑戦!思い出の子供服をくるみボタンに 2023.7.27(木)
 子供の思い出の服を手もとに置いておきたいけど、かさばる物は増やしたくない。子育て中のママやパパには地味に悩ましい問題。...
マジで使える! 夏に強い切り花と長持ちさせる秘訣を“開運花屋”が解説
 今夏の暑さは「暑い」より「痛い」の方がしっくりくる感じがいたします。更年期ど真ん中のワタクシ、本当にシビれますわ。 ...
費用0円!「いま暇?」LINEに付き合ってくれる“神友”との暇つぶし3選
 暇で退屈な時に、暇つぶしに付き合ってくれそうな気の知れた友達に「いま暇?」とLINEを送ってしまうこと、ありますよね(...
美術館で「名画の習作」から教えられたこと 2023.7.26(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
昔は仲良かったのに…友達との溝ができる5つの理由と対処法
 学生時代から続いている友達とは気心が知れているものですが、だからといって永遠にいい関係が続くとは限りません。また、大人...
業務スーパーが有能すぎる! おすすめ食材5選&飽きないアレンジ方法
 プロ仕様の食材や調味料が大容量で買えると人気の「業務スーパー」。一度にたくさん買うのでお得だし、おいしい食材もたくさん...