クールなJ君の喘ぎ声にギャップ萌え!
ーー続けてください。
「私は、呼吸を乱しながら、イチャつく2人を見入っていました。時間は残り30分ほど。彼らの下半身に視線を流すと、2人とも勃起しているんです。
A君が射精してから10分も経っていません。きっと若いからすぐに反応してしまうんでしょうね。
一方のJ君のペニスは、A君よりも黒光りしているのが印象的。そして、A君同様にカリが張って、肉厚の立派なペニスです。
恥ずかしいのですが、『私のヴァギナに挿入されたら、Gスポットを直撃して気持ちよさそう』……なんて、一瞬、考えていました。
そのうち、A君の手がJ君の勃起を握り、優しくしごき始めたんです。タマタマも揉みほぐし、愛おしそうに刺激して……。すると、J君は『う……ううっ』と快楽をあらわにしていましたね。
先輩格のクールなJ君はタチ役でしたから、あまり喘ぎ声を聴けなかったんですが、最高にセクシーな声で、ギャップ萌えしちゃいましたよ。
BLの醍醐味のひとつに、ギャップ萌えもあるんですよね。クライマックスに向けて、『どんなふうに終わるのかしら?』と、私は息を詰めて凝視していました」
まさかのローション!
ーー続けてください。
「過激なBLでは、フェラチオやアナルセックスなどの行為もありますが、私はこの美しい2人のイチャイチャを観賞できるだけで充分。
残りの30分を存分に目に焼き付けようと、自分に言い聞かせたんです。
と、ここで思いがけないことが起こりました。
J君がベッド脇にあったバッグからローションのボトルを取り出したんです」
ーーえっ、ローションですか?
「はい、よくAVなどでも見かける透明なボトルのペペローションです。J君はキャップを開け、手際よく手のひらに垂らして……。ねっとりしたローションを両手でこすり合わせると、A君のお尻のワレメに塗り込んだんです」
そこまでしないで! よみがえる苦い思い出
ーーもしかして……?
「はい、アナルセックスです。彼らは、私のためにアナルセックスをしようとしてくれたんです。BLファンには、濃厚なセックスシーンが好きという女性も多いから、精いっぱいのサービスを考えてくれたんでしょうね。
少なくとも先輩のJ君からはその意気込みが感じられました。
でも、私は正直『そこまでしないで……』という心の悲鳴のほうが大きかった。
A君も『せ、先輩……?』と、頬を引きつらせたのが分かりましたしーー。
実は私、以前付き合った男性に、一度だけアナルセックスを迫られたことがあるんです。
恐くて、何度も拒みましたが『一回だけでいいから』という彼に根負けして、アヌスにローションを塗り、トライしたんですが……どうしても体がこわばって、挿入できなくて……。
そんな苦い経験があるので、2人には無理してほしくなかった。
でも、私の思いなど知るはずもなく、J君はA君の背後に付くと『もっと力を抜いて』と指示していました。
A君も心を決めたように四つん這いになると、J君はコンドームをつけて……。
A君のお尻を掴んで引きよせ、位置を確認すると、J君はゆっくりと腰を送り込んだんです」
続きは次回。
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