城田優「カムカム」で甘美な声も…驕る“イケメン”久しからず

ボルドー太田 イケメンソムリエ
更新日:2022-04-10 06:00
投稿日:2022-04-10 06:00

カワイイ女性タレントはハーフ率が高い

滝沢カレン(写真左)はウクライナ人のパパと日本人のママ、中条あやみ(右)はイギリス人のパパと日本人のママの間に生まれたハーフ(C)日刊ゲンダイ
滝沢カレン(写真左)はウクライナ人のパパと日本人のママ、中条あやみ(右)はイギリス人のパパと日本人のママの間に生まれたハーフ (C)日刊ゲンダイ

 日本人と外国人との間に生まれた子どもを「ハーフ」って言いますが、「ハーフ」は半分という意味だから「ダブル」や「ミックス」と言いましょうってことになっているらしいですね。

 だけど「ハーフ」ってそんなにネガティブな言葉なんでしょうか。私的には憧れのワードでしかないのですが。「ハーフ」はカワイイの代名詞のようなもので……。

リカちゃんもホラン千秋も池田エライザもハーフ

 子ども頃、遊んでいたあのリカちゃんも、パパはフランス人の音楽家ピエール、ママは日本人ファッションデザイナー織江、つまりハーフ。いいな、いいな、リカちゃんいいな。自分もハーフに生まれたかったな、と何度思ったことでしょう。

 滝沢カレンにホラン千秋、中条あやみ、トリンドル玲奈、池田エライザ、玉城ティナ……今、活躍している女性タレントもカワイイなと思うのはやっぱりハーフ。ちなみに中村アンも見た目からてっきりハーフかと思っていましたが、違うみたいですね。

ビジュアルも声質も舞台映えする逸材

かなりのイケボイス(C)日刊ゲンダイ
かなりのイケボイス (C)日刊ゲンダイ

 と、いうわけで、今回はイケメンハーフに注目です。古くは岡田真澄や草刈正雄、最近ではウエンツ瑛士や栗原類、EXILE白濱亜嵐やSixTONESジェシーなどなど。なかでもイケメン中のイケメンといえば、やはりこの人、城田優(36)ではないでしょうか。

 先日、終了したNHK朝ドラ「カムカムエヴリバディ」ではナレーションを担当。最終週は怒涛の伏線回収でしたが、「ラジオ英語講座」の講師になったひなた(川栄李奈)のパートナーが城田で、さらに、ひなたが子どもの頃、映画村で会ったビリーが実は城田だったということがわかり、これからいい感じになるのでは、と希望が持てる終わり方でした(編注:記事内にはドラマに関する多少のネタバレを含みます)。

「カムカム」ヒットの“影”の立役者

 これまでのストーリーはひなたが英語講座のために書いたテキストだったんですね。城田のナレーションはそのテキストを読んでいたということで、最後に城田が登場することですべてのピースが埋まる感じ。城田はかなり重要な役どころということになります。

「カムカム」の城田のナレーションを聴いて、あらためていい声だなあと思いました。甘くて包み込むような声なんですよね。かなりのイケボイス。さすがミュージカルで主演を張るだけのことはあります。

 デビューはミュージカル「美少女戦士セーラームーン」の地場衛/タキシード仮面役、さらにミュージカル「テニスの王子様」にも出演しています。いわゆる2.5次元ミュージカルですね。

 そこから2010年には、ミュージカルを代表する「エリザベート」のトート役に。山口祐一郎、石丸幹二というベテランたちとのトリプルキャストを見事にやり遂げ、第65回文化庁芸術祭「演劇部門」新人賞に選ばれます。トートは死を擬人化した黄泉の国の帝王で陰の主役的存在ですが、城田のトートは彫刻のように美しく、ビジュアル的にも完璧で、とにかく舞台映えするのです。スケールの大きさを感じさせるというか。いずれミュージカル界を背負って立つのでは、と期待もしていたのですが……。

城田優はいろんな意味でHOTなイケメン

SNSでの発信は2月の半ば以降、ぷつりと途絶えていますね(C)日刊ゲンダイ
SNSでの発信は2月の半ば以降、ぷつりと途絶えていますね (C)日刊ゲンダイ

 そういえば、2020年7月18日のこと。俳優の三浦春馬さんの訃報が伝えられ、哀しみにくれていたら、その日の「音楽の日」(TBS系)に生出演していた城田が涙をこらえ目を真っ赤にして、GReeeeNの「キセキ」を熱唱していました。春馬さんに届けといわんばかりに。あの時、なっていいやつなんだと思っていたのですが……。

「カムカム~」の中盤で、例のガーシーの暴露があり、城田株は急下降。「カムカム~」も降板するのでは? と囁かれていました。

 真偽のほどはわかりませんが、城田が一切反論しないことでいつまでも疑惑のまま。この先、どうなってしまうのか。驕れる“イケメン”久しからず。城田優はいろんな意味で、今、もっとも注目のイケメンです。

【城田優(しろた・ゆう)】
☆1985年12月26日生まれ。嘘を嫌いルールをきちんと守る(?)O型山羊座
☆日本人の父とスペイン人の母を持つ。兄2人、姉1人、妹1人の5人兄弟の4番目。
☆直近の注目出演作は橋本環奈主演映画「バイオレンスアクション」(今夏公開)の予定。

ボルドー太田
記事一覧
イケメンソムリエ
毎クールすべてのテレビドラマをチェックする最強のドラマウォッチャー。が、その目的がイケメンにあることは誰も知らない。

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


最終回秒読み…スズ子はブレずにお人よし、NHKと沼袋勉の手腕いかに!?
 愛子(このか)は、翌日の体育の時間に足の早い転校生と競争することになっていた。しかし、勝てる見込みがなく、愛子は学校を...
桧山珠美 2024-03-21 16:07 エンタメ
和田勉が転生したら中村倫也に!? 強烈インパクトで霞んだ礼子娘の初登場
 東京ブギウギのヒットから9年、ブギブームも下火になってきつつある中、スズ子(趣里)や羽鳥善一(草彅剛)のブギは古いとい...
桧山珠美 2024-03-18 14:30 エンタメ
「光る君へ」主人公バージン喪失!大石静氏が描く平安エロ&バイオレンス
 NHK大河ドラマ「光る君へ」は、平安中期の貴族社会を舞台に、吉高由里子演じる主人公のまひろ(紫式部)の生涯を描くもので...
沢尻エリカ不死鳥の如く女優復帰!大衆は真似できぬ人生転落リアルショー
 2月25日、沢尻エリカの女優復帰作となった主演舞台『欲望という名の電車』が千秋楽を迎えました。  「『残念プロフ...
堺屋大地 2024-03-16 06:00 エンタメ
NHK大阪が誘拐未遂事件をぶち込んだのなぁぜなぁぜ? かつ丼コント?
 誘拐犯が捕まってから、愛子(このか)は3日間も学校を休んでいた。スズ子(趣里)は、学校に行くようにと言うが、愛子は友達...
桧山珠美 2024-03-15 14:30 エンタメ
“テレ朝ドラマ”常連・ホンモノの刑事よりも刑事な内藤剛志、降臨!
 大野(木野花)が受けた電話は、3万円払わなければ、愛子(このか)を誘拐するという脅しの電話だった。そして、警察には伝え...
桧山珠美 2024-03-13 14:30 エンタメ
りつ子スパークのラインダンス必見!ワクワクズキズキと笑顔が溢れる回
 羽鳥善一(草彅剛)作曲二千曲記念ビッグパーティーの日が近づいてくる。羽鳥はスズ子(趣里)たちに、パーティーで余興をして...
桧山珠美 2024-03-11 15:30 エンタメ
“ユーミンドラマ”で見せたクソ女の夏帆、そして金子大地と中島歩に注目!
この投稿をInstagramで見る 【公式】「ユーミンストーリーズ」オムニバス夜ド...
真木よう子“まっけんセクハラ発言”はわざと?昭和の価値観をエンタメ化説
 ドラマ『SP 警視庁警備部警護課第四係』(2007年/フジテレビ系)や『最高の離婚』(2013年/同)などでの演技が好...
堺屋大地 2024-03-09 06:00 エンタメ
第111回ブギウギの“三大なぁぜなぁぜ”…畑仕事する農家の手じゃない!
 梅吉(柳葉敏郎)が亡くなった。葬儀では松吉(木内義一)が号泣しながら、遺影の自慢をする。  そんな中、スズ子(趣...
桧山珠美 2024-03-08 15:50 エンタメ
死の間際までユーモア忘れず、父娘で歌った「父ちゃんブギ」
 久しぶりに香川に戻ったスズ子(趣里)は、梅吉(柳葉敏郎)が写真館を切り盛りし、繁盛していた話を聞く。梅吉が大切にしてい...
桧山珠美 2024-03-07 15:40 エンタメ
NHKさん、経費削減のあおりですか?スズ子の米公演シーンは写真だけ
 アメリカ行きを決めたスズ子(趣里)だったが、愛子(小野美音)は置いていかれることにすねてしまう。  旅立ちの直前...
桧山珠美 2024-03-05 15:35 エンタメ
“電撃婚”大谷翔平の心を射止めた妻はプロ中のプロ彼女。目標はダル夫婦?
 2月29日16時42分のことでした。NHKで衆院政治倫理審査会(政倫審)の中継を見ていたら、<大リーグ・大谷翔平選手 ...
【台湾ルポ】台湾人の祈り方「拜拜」が酔狂的でエキセントリックすぎる!
 日本からのアクセスも良く、週末や連休を利用して旅行が楽しめる海外として人気の「台湾」。台湾グルメを満喫したり、観光スポ...
2024-03-07 18:24 エンタメ
「買い物ブギ」圧巻のステージ!“キングカズ長男”覚醒、スズ子の虜に
 ワンマンショーに向けて稽古や衣装合わせが続く中、スズ子(趣里)は新しいマネージャーのタケシ(三浦獠太)の様子を見て不安...
桧山珠美 2024-03-01 14:30 エンタメ
タナケン「業界」発言に違和感 喜劇界でも演劇界でもないワードチョイス
 タナケン(生瀬勝久)が入院したと聞き、山下(近藤芳正)とスズ子(趣里)は、タナケンの見舞いに行くことにする。  ...
桧山珠美 2024-02-27 15:05 エンタメ