美しいウクライナ女性たち 戦火でも“バッチリメイク”の理由

コクハク編集部
更新日:2022-04-29 06:00
投稿日:2022-04-29 06:00

ウクライナは世界有数の美人が多い国

 ロシアがウクライナに軍事侵攻し、24日で2カ月が経った。一連の報道で目を引くのは、現地のウクライナ女性のメイク姿である。避難先で攻撃を受けた後のインタビューに応じる女性たちが、きれいにメイクして答えていたのだ。

 もともとウクライナは世界有数の美人が多い国として知られる。理由は諸説あるが、たとえばトルコやポーランド、ロシアなどからの移民が多く、何世代もの間に美人が増えていったとされている。また、地理的に緯度の高い位置にあって、太陽の紫外線の影響を受けにくいため、肌がきれいな人が多い。

国際女性デーに投稿された女性兵士の姿も…

 さらに、国策としてモデル事業に着手しているため、美意識が高いからと考えられている。だから、どんなに厳しい状況でも、女性としての美しさを“誇り”として保っているのかもしれない。

 戦場にいる女性も同じ。現在、ウクライナ軍として約3万人の女性兵士が活躍している。3月8日の国際女性デーには、ウクライナ国の公式インスタグラムに、女性兵士の姿が多数投稿されたが、肌の色が美しく健康的に見えるメイクで微笑みながら銃を持つ姿が印象的だった。

「美」は誇りと決意表明か

 戦火の中でも、眉を整え口紅もしているのは、彼女たちの誇りと決意表明なのだろうか。元陸自レンジャー隊員の井筒高雄氏はこう言う。

「日本の場合ですが、自衛隊法第58条で『品位を保つ義務』が課されています。脱色や金髪、長髪は禁じられ、鼻毛が出ていたり、無精ひげを生やしているのもNGです。女性自衛官は駐屯地で、きれいに化粧されています。ただし、戦争部隊となると化粧するマインドはありません。化粧といえば軍事的に敵から身を隠す意味も含めて、ドーランを塗って迷彩色のペイントを施すことはあります」

 女性自衛官は髪型も、黒髪のショートカットやひとつに束ねていて“オシャレ”に気遣う余裕はなさそうだ。だが、ウクライナ女性兵士は違う。それはなぜか。

「今日が最後になるかもしれない」

「兵士は武器を持って戦場で闘う以上、生きて帰る保障はありません。それは世界共通で、彼女たちの気持ちはよくわかります。もしかしたら、『今日が最後になるかもしれない』という思いが、化粧をし、身だしなみを整えて美しい自分であろうとするモチベーションになっているのかもしれません」(前出の井筒高雄氏)

 メイクにも大きな意味が込められているのかもしれない。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ライフスタイル 新着一覧


義母「唐揚げは?」嫁「そうですね」義母「明日は鍋」献立確認もやもや!
 義母から送られてきたLINEでもやもやした経験はありませんか? 嫁いびりをするような義母であれば、不快なLINEに何度...
信頼の証じゃない 身内に“八つ当たりする”人の心理と対処方
 今回はお悩み相談回です。職場に好きな人がいる男性の方なのですが、よく想い人の女性から八つ当たりされるのだとか。 「信...
派手な集団に遭遇 ざわついた飲み屋で包まれる昭和の空気
 とある飲み屋で派手な集団に遭遇。チンドン屋さんのお出ましだ。  年末にしんみりしても仕方がないから、ここは景気よ...
ぎゃああ! 暖かいところで越冬するカメムシ(涙)、安全な捕まえ方は?
 家の中に出る虫で、ゴキブリを怖がる人はたくさんいますよね。でも、実はゴキブリと同じくらい不快度が高い虫がいます。  ...
口づけしたくなっちゃう♡ 真っ白な“たまたま”にロックオン
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
なぜお正月の飾りに竹?めでてぇ年賀の最強アイテムはSDGs的にも超優秀
 猫店長「さぶ」率いる我がお花屋にも、まもなくお正月がやってきます。  今年の暮れも嵐が過ぎ去った後のように荒れ放題に...
知人「やさしいたい焼き屋のおじさん」私「あれ母親」地雷踏んだLINE
 人にはそれぞれ絶対に踏んではいけない「地雷」があります。でも、それが何かはわからないケースがほとんど。今回は、LINE...
クリスマスを「自分へのご褒美」の口実にしてもいいかしら?
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
ギャラ飲みとラウンジで荒稼ぎも…まともな恋愛ができない29歳港区女子
 経営者や著名人、人気のインフルエンサーも利用する「ギャラ飲み」なるサービスって知っていますか? 東京都内のみならず、全...
再婚しても元夫・家族に子どもを会わせる?本音は「面白くない」だけど…
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
「こっちに付いてきて」広島で“たまたま”が秘密基地にご案内
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
枕元にプレゼントがなくても…満天の星空に心奪われる特別な夜
 出雲の国の満天の星空を眺めていた。  日付が変わった頃、天の川を切り裂くように飛行機が音もなく飛んでいった。 ...
ほっこり読み切り漫画/第64回「みんな揃って、メリークリスマス」
【連載第64回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 「しっぽ...
「不倫」と「浮気」の違い、知ったかぶりしてませんか?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
愉快な酔っ払い友達「どこ?寝室に辿り着けない」 私「あんたんち、1R」
 お酒の飲み方は人それぞれです。楽しく飲める人もいれば、酔っ払って記憶を無くす人も…。今回は酔っ払い状態の友達から届いた...
ドライアイ解消にも 目もと専用「アイシャンプー」の効果
 数カ月前、眼科で右目の上まぶたにあった霰粒腫(さんりゅうしゅ)の切除手術をしました。その際、医師に「できやすい体質って...