【人間関係の悩み】苦手な人でも逃げず“懐イン”してみたら…

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2022-05-06 06:00
投稿日:2022-05-06 06:00
 みなさんは、「この人苦手だな……」と感じたらどんな行動に出ますか? はっきり面と向かってそれを伝える人はいないだろうし、多くの方はきっと静かにフェードアウトしていくのではないかと思います。
 もちろん私もそうなのですが、時には“逆の行動”を取る方が良い場合もあります。でもそれってどんな時なんでしょう?
 営業後のどろんぱですが、今日はコミの苦手なお客さんが来たみたい。

 

 

 

灯台下暗し、を忘れずに

 私は以前から、苦手な人とは距離を取るのが正解だと思っていますし、ここでも書いてきています。しかし時と場合によっては離れない方が良いこともあります。それは、周りの人もあなたが苦手な人を苦手だと言っている場合です。

 これは職場関係に限った話ですが、多くの人が苦手だと言っている人はわざと嫌われ役を演じているケースがあるからです。学生の頃、働いていたスナックにはチーママと呼ばれるお姉さんがいたのですが、それはもう煙たがられていました。

 いつも厳しく、誰とも群れず、プライベートの話をしない人だったので、あまり人当たりがよいとは言えませんでした。苦手だと思う人が多くいるのは当然ですね。ところが思い切って話してみると、私たちが見ていたのとは違う顔があると分かってきたのです。

懐に飛び込んでみる

 それ以降、私がチーママに抱いていた“苦手感”は、びっくりするくらい薄くなりました。完全になくなってはいないのですが、とても働きやすくなったのを覚えています。

 といっても、この経験が全てのパターンに当てはまるわけではありません。もともと性格に難のある人もいるし、考えて行動している人ばかりでもない。だからそういう場合は、さっさと逃げてしまうのがいいと思います。

 とはいえ、懐に入らなければ分からないこともあります。もし今、ちょっと苦手な人がいれば、一度だけ近づいてみるのも手かもしれませんよ。

登場人物紹介

コミ:どろんぱのホステス。ベテランだが苦手なお客さんの前だとちょっと顔や態度が曇りがち。そういう時はおいしいものを食べたり、カラオケで気持ちを晴らしたりする。

ママ:どろんぱのママ。物事をはっきり言うタイプなので、あまり苦手なお客さんはいない。が、若い頃はそれで苦労したらしい。営業後に女の子に果物を剥いてあげることが度々ある。りんごの皮剥きがうまい。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


今すぐやめたい40代のやばい口癖 ネガティブな言葉で人生ダメになる?
 口癖は、なかなか自分では気がつかないものですよね。ポジティブで前向きな口癖ならいいのですが、中にはネガティブすぎてやば...
「空」と「海」と「風」と…すべてが揃った特別な場所
「空」と「海」と「風」と…すべてが揃った特別な場所。  あの電車から、あのヨットからはどんな景色が見えるんだろう?...
セクシーウインクに悩殺寸前! “たまたま”を拝んで正気を保つ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
海外旅行前に確認を!体力・モチベ温存、飛行機内で便利だったアイテム
 コロナ禍が収まりつつあり、海外旅行に出かける人も増えてきました。  ハワイ、NY、パリなどへ向かう長距離フライトに「...
春節に欠かせない「柑橘類」は金運アップの鉄板アイテム!
 まもなく中国圏の方々にとってのお正月「春節」がやってまいります。中国のお正月はワタクシの旦那様がシンガポール駐在時に現...
菜の花を食べると「いけないこと」をしている気分がする
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。  動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシ...
添い寝&ストレス監視!ガーミンのスマートウォッチ「Lily 2」その腕前は
 ストレスや疲れが貯まってくると、口唇ヘルペスができて黄信号を発する我が身体。よくできたヤツめ、と感心しますが、そもそも...
後輩社員の「大丈夫かと」「可能性高いかと」“かとかと”語尾にもやもや!
 誰かと会話している時に、語尾にイライラもやもやしてしまうことはありませんか?  流行り言葉は目まぐるしく移り変...
2024-01-30 06:00 ライフスタイル
遠いあの子を思い出す…センチメンタルな“たまたま”にホロリ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
こんな言葉を聴きたくて、僕らは旅に出るのかもしれない
 兵庫県神河町のサイクリングコース「越知川名水街道」にやってきた。  壮大な景色をバックに、あたたかいメッセージに...
P活、頂き女子…「パパ活」のことばも進化し続けている
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ほっこり癒し漫画/第66回「保護猫探偵ハッシー」
【連載第66回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 「しっぽ...
ホームパーティーの会費どうする?主催するメリット&お招き時のマナー
 気の合う仲間と自宅でゆっくり食事を楽しめるホームパーティー。コロナもひとまず落ち着き、ブーム復活の兆しです。  ホー...
中学受験のプロが推薦 御三家でも新御三家でもない将来安泰の「中堅校」
 今年の中学受験シーズンも真っ只中。首都圏では、1月10日に埼玉県、1月20日に千葉県、そして2月1日には東京都と神奈川...
アラフォー女性のリアルがここに! 元旦に誓った今年の目標
「一年の計は元旦にあり」とも言われるように、年のはじめに計画を立てることはとてもいいことです。でも、一年の目標に何を掲げ...
話し合い好きは平和主義?むしろ支配欲強め!一歩間違えるとモラハラに…
 話し合いで解決を図る人、みなさんはどんな印象がありますか? たぶん平和的とか、論理的なイメージが強いのではないでしょう...