愛され女に共通の秘訣!「返報性の原理」を巧みに使っている

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2022-05-13 06:00
投稿日:2022-05-13 06:00
 みなさんの周りに「あの人愛されてるな~」って感じる人はいませんか? 私はそんな人が羨ましくてたまらないのですが、周りから愛される人たちを観察していると、ある共通点を見つけました。
 見た目や性格がバラバラでも、その一点だけは同じなのです。さて、どろんぱは今夜も営業中。でもママがどこかに出かけるみたいです。

 

 

 

お返しをするなら“細かく・素早く”

 私が新人だった頃、人気のあるお姉さんには秘訣があると思っていました。話術とか美しさの演出とか、もしかして枕営業とか……? そんな妄想をしてはドキドキしたものです。

 しかし、これはあながち間違いではなかったなと思っています。枕営業はなかったけれど、秘訣はありました。それは、どんな人にも“小さなお返し”を忘れないこと。それも短い期間ですぐに返します。

 人間は、相手に何かをしてもらったら何かを返そうとするもの。これを心理学の用語で、「返報性の原理」と言います。

 これを知ってか知らずか、人気のあるお姉さんやお店のママは、いつもお返しをしているイメージがあります。いつも来てくれているから、他のお客さんを連れてきてくれたから、ご馳走になったから……。

 そんな風にお礼を言われて何かお返しをされたら、やっぱり嬉しいですよね。そしたらまたそのお礼をしたくなって、お礼のお礼をしてもらったからまたお礼を……と、無限ループになるわけです。これはどんな人間関係においても重要です。

 そして返報性の原理は、やがてその人自身の信頼度に関わってきます。信頼できる人を嫌う人はいません。こうしてまた人から愛されるようになるのです。

 みなさんの周りに抜群の信頼度がある人がいれば、ぜひ観察してみてください。その人、小まめにお返しをしていませんか?

登場人物紹介

モジョ子:自信がほしい主人公。誰かから受けた恩は忘れない“犬タイプ”。そのせいで、ときどき過剰に恩返ししてしまう。他のスナックに一人で行けるようになるのが最近の夢。

コミ:モジョ子の先輩。細やかなお返しをするタイプではないが、大事なところでお返しするのを忘れないので人気は高い。近所のママさんたちとは大体知り合い。

ママ:どろんぱのママ。昔から横の付き合いを大事にしている。お礼はすぐにするのがクセ。よそのママと盛り上がりすぎて営業中に帰ってこない時もあるため、コミからたびたび電話で呼び戻されるらしい。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

ライフスタイル 新着一覧


苦手な人との向き合い方! 職場の人間関係を円滑にするコツ
 仕事の内容には慣れてきたし、プライベートも楽しくできている。ただ、「職場に苦手な人がいるっ」――。そんな方も多いと思い...
草むらをくんくん…“にゃんたま”君の探し物は何ですか?
 無限に見ていたいパーツNo.1といえば、にゃんたま!  今回は探し物中のにゃんたまにロックオン。  たしか...
自分で皮下注射も…採卵手術前日までにやるべき3つのこと
 日本は不妊治療の件数は世界一なのに、体外受精で赤ちゃんが産まれる確率は最下位。そんな状況を変えるために、ミレニアル世代...
キリスト教のお盆「ハロウィン」 その由来とカボチャの意味
 ワタクシ、全く上達しないドイツ語の個人レッスンを受けております。上達しない理由は一重にワタクシの不真面目さによるもので...
月吹友香さん<後>41歳専業主婦が小説家を目指して見えたもの
 第18回(2019年度)「女による女のためのR-18文学賞」(※)の大賞受賞作「赤い星々は沈まない」は老女の性を大きな...
自然災害に巻き込まれた…子どもとどう向き合ったらいい?
 台風19号の爪あとが各地に深刻な被害をもたらしていますが、近年は相次ぐ自然災害で被災住民が避難生活を余儀なくされるケー...
今日の議題はにゃに? 夕暮れの猫集会でポロリ“にゃんたま”
 猫の島、日暮れ近くに猫の集会にお邪魔しました。  おのおの一定の距離を保って、茶白、黒白、サビ、三毛、キジ、サバ...
月吹友香さん<前> 私がR-18文学賞で高齢者の性を描いた真意
 読書の秋到来。直木賞や芥川賞、日本推理作家協会賞に本屋大賞……国内には数多の文学賞がある中で、「R-18文学賞」(※)...
“生活習慣病”も予防して! 介護は認知症だけじゃないんです
 日本は長寿大国です。誰しも安心して生涯を全うできるとしたら、高齢であることはとても素敵なこと。しかし、介護士でもある筆...
子宮全摘だけでもつらいのに…腸閉塞で長さ190㎝の管を挿入
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー2年生です(進級しました!)。がん告知はひと...
犬でなく人間だったらと思うと…モラ気質なワンコの実態3選
 モラハラ気質は、人間だけに限ったお話ではないのかもしれません。「うちの犬が人間だったら、モラ男(モラ女)に違いない…」...
癒し系の彼女になって? 恋愛はそういうサービスじゃない!
 あなたには理想の恋人っていますか? 「優しい人がいい♡」「背が高くて色白がいい♡」「お金持ちがいい♡」  好きなタ...
魔法の鍋! 自動調理鍋の購入でキッチンはどう変わったか?
 最近話題の自動調理鍋。材料を入れてスイッチを押すだけで、料理ができてしまうという優れもののようです。少しでもラクをした...
お日様パワーでモテにゃんに…ぽかぽか日光浴“にゃんたま”
 きょうのにゃんたまωは、雨上がりの日光浴。  濡れた毛を乾かして、お日様パワーでぽかぽかリラックス♪  気...
共感されないけど…子どもを欲しいと思わない女の4つの理由
「子どもが欲しいと思わない」――。女性がポツリともらすと、男女問わず「どうして!?」「なんでほしくないの?」と質問責めに...
人はなぜ死者に花を手向けるのか? 古代から続く花のチカラ
 お花屋さんという御商売は、本当にさまざまなお客様のいらっしゃる場所でございます。ワタクシのお店は神奈川でもちょっぴりカ...