「愚痴と悪口」ボーダーラインはどこ? 常連の言葉に納得!

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2022-06-03 06:00
投稿日:2022-06-03 06:00
 嫌なことがあれば、誰でも愚痴りたくなりますよね。好きなものを食べて、お酒でも飲んで愚痴って、ささっと寝る。それでまた明日も頑張れたりするじゃないですか。
 だけどその愚痴、気がついたら悪口になっているかもしれません。なんとなく似ているこの2つ、境界線はどこにあるのでしょうか。

 

 

 

今のは相手に伝わって欲しい? それとも…

 まずは結論から。愚痴と悪口の明確な違いはズバリ、「相手に伝わって欲しい内容かどうか」です。悪口は陰口ともいうように、本人には絶対に伝わって欲しくないもの。

 でも愚痴は、うっすら遠回しにでも相手に伝わって欲しいもの。なぜなら愚痴になってこぼれるのは、相手に改善して欲しいと感じている部分だからです。

 これは尊敬できるスナックの常連さんが言っていたままの受け売りですが、聞いた時はものすごく納得しました。本当、まさにその通りですね。

 つらかった、嫌だった、しんどいーー。こういうマイナスな感情は無理やり飲み込まず、なる早で吐き出すのが正解だと思います。自分がすぐにさっぱり忘れられるタイプだと思わないなら尚更です。

 私もなるべく愚痴はすぐに吐き出すようにしています。でも時々、「あれ、これって悪口かも……?」と思うこともあります。そういう時は大抵お酒を飲んでいるので、記憶もおぼろげ。

 でも悪口っぽいものを言った翌日は、自己嫌悪で落ちこみます。もしみなさんの中に、そんな経験をした人がいたら、次の機会にはちょっと意識してみてください。

 今言った言葉は相手に伝わって欲しいか、欲しくないか。

 相手ではなく自分のために、お互い気をつけたいですね。

登場人物紹介

モジョ子:自信が欲しい主人公。悪口を言うのが苦手。愚痴と悪口の違いがわかっていないので、全てのストレスを溜め込みがち。まだうまくモヤモヤを発散できないのが悩み。

コミ:モジョ子の先輩。お酒を飲むと愚痴が悪口に発展する時もある。気をつけているつもりだが、酔っ払うと制御できないことも。

ママ:どろんぱのママ。はっきり愚痴と悪口の違いがわかっている。愚痴をこぼすのは少ないが、お客さんでも面と向かって悪口を言ったりするのでケンカになることもしばしば。すぐ仲直りできるさっぱりさが人気。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


10年分のカネの流れが怪しい。会員数が集まり⼤喜びしたのもつかの間…
 本コラムは、地元の“幽霊商店会”から「相談がある」と言われ、再始動の先導役を担う会長職を拝命することになったバツイチ女...
円満退職に必要な最低限のマナー6選、「立つ鳥跡を濁さず」は社会人として当たり前!
 終身雇用の時代は終わり、今では6割の社会人が転職経験ありだというデータも出ています。読者の皆さまのなかにも、「転職しよ...
更年期、それはある日突然に…45歳女の体が『倦怠感で満タン』になった
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まった老...
生理前を穏やかに過ごすご機嫌アロマ術【調香師が解説】タイプ別おすすめの香り・精油・香水は?
 女性の体は生理が近づくとホルモンのバランスが崩れ、精神的なイライラや落ち込みに加え、むくみや便秘、疲れやすさなど、PM...
兄弟姉妹なのになぜ不仲? 怒る前に知っておきたい原因5つと対応策3つ
 子育てをしていると、兄弟姉妹の不仲に悩む人が多いですよね。一体何が原因なのでしょうか? また、自身が親になっても兄弟姉...
思わず二度見!『バブ』新商品・MEGA級のボコボコ泡の実力は? 自宅の風呂がジャグジーになるのか
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの? 」「買ってみたいけれど、...
手のぬくもりとともに
 自然と手を合わせるときの気持ちって、  みんな、おんなじだよね。
実りの秋! 澄みわたる青空の下“たまたま”狩りに出かけませんか?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
女と水がいっぱいだ…『娑婆』は何て読む? ヒント:「娑婆はいいな」
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ほっこり癒し漫画/第83回「迷いインコ歌をうたう 前編」
【連載第83回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
中目黒「ダコー」はまだ大混雑? 代官山「無印良品」新店はオサレな店員さんだらけだった!【秋の東京散歩】
 8月のオープン時には話題を呼び、大行列をなしていた中目黒のパン屋「ダコー(dacō)」。あれから2カ月が経ち、やっぱり...
下世話な仕事がバレた? 夫や息子の「意外な反応」で主婦が気づいたこと
 大崎の高層マンションに暮らす華は、テレビ局に勤める夫・大輔と二人の子供に囲まれ悠々自適な専業主婦生活を送っている。毎日...
地味な女に負けた? 夢を諦めた“こたつライター”の「プライド」が砕かれるまで
 大崎の高層マンションに暮らす華は、テレビ局に勤める夫・大輔と二人の子供に囲まれ悠々自適な専業主婦生活を送っている。毎日...
私の「仕事」は夫に内緒。専業主婦が下世話なゴシップにのめり込むワケ
 夫を仕事に、ふたりの息子を小学校に送り出してからが、自分の時間だ。  長時間かけて丁寧に淹れたブルーマウンテンを...
プロ作家・村上龍先生をリスペクト。64歳のプロ童貞が語る「自己啓発本を好きなこれだけの理由」
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(64)。多忙な現役時代を経て、56歳...
「#男児ママ」トレンド入り 小学校低学年の息子が大浴場で誰かに触れて問題になったら?【弁護士解説】
 9月末、X(旧ツイッター)で「男児ママ」がトレンド入り。これは男児を銭湯や温泉、または女子トイレに連れてくる男児の母親...