“家族割”からの独立!離婚届と地獄の名義変更で自由を得た

tumugi・ひでまる ツレ婚夫婦ライター
更新日:2022-06-23 20:11
投稿日:2022-06-14 06:00

今でも忘れられない地獄の名義変更

渋々、元旦那と手続きへ(写真:iStock)
渋々、元旦那と手続きへ (写真:iStock)

 名義変更をする中で、今でも忘れられない出来事があります。それは、携帯電話の名義変更です。

 結婚当初、元夫は地元の某携帯ショップで働いていました。その関係から、おのずと私と元夫の携帯電話もそのキャリアを使用することに。私自身は携帯電話やキャリアになんのこだわりもなく、当たり前のように元主人の職場で携帯電話を契約しました。

 結婚している間は家族割というプランを使用して少し料金を安くしていましたが、離婚したとなると名義変更やプラン変更をする必要があります。

 今の時代ならある程度インターネットで手続きをできるかもしれませんが、当時はまだまだ対面手続きが主流の時代でした。

 そのため、元旦那の職場という、どうあがいても味方がいない地獄の名義変更へと行かなければなりません。

 本当に嫌過ぎて最後まで逃げ回っていましたが、いよいよタイムリミットが迫ってしまい、仕方なく元旦那と一緒に手続きへと向かうことに……。

「家族」から「独立」することのススメ

家族割から独立して少しずつ新たなステージに(写真:iStock)
家族割から独立して少しずつ新たなステージに (写真:iStock)

 隣で和気あいあいと話が弾む元旦那と同僚のみなさんを横目に、携帯電話の名義変更やプランの変更などを滞りなく完了しました。

 手続き中はみなさんの視線が刺さりまくりで、もはや針のむしろ状態。表面上は穏やかに手続きを進めてくれた同僚さんも、私が帰れば元旦那を擁護しながら、話のネタとして笑い話にするのでしょう。

 その時感じたのは「離婚しようと思った際に、少しずつ自分名義に変更していけば良かった」ということです。

 幸せな象徴の家族割という概念は、離婚においてはただの足かせとなってしまいます。家族のままでいられる間には家族割の恩恵を受け、離婚という新たなステージへ歩むと決めた際には自分名義に“独立”しましょう。

 それが決意であり、自信になるのではないでしょうか?

自分と子どもそれぞれの道

子どもも新たな道へ(写真:iStock)
子どもも新たな道へ (写真:iStock)

 小さな一歩を積み重ねていると、いつの間にか前にも後ろにも道が続いていることに気がつきます。人生は山あり谷あり。あなたにはあなたの道があります。

 同じように子どもにも子どもの道があるでしょう。その新たな道へと導いていくには、決めなくてはいけないことがあるのです。

 地元へと引っ越した私が新たに直面したのは、複雑で難しい“子どもの名義変更”でした。

 次回へ続きます。

 ◇  ◇  ◇

本連載は離婚したくてもお金の問題で身動きが取れない“離婚予備軍”の方々に知って欲しい話をお伝えするものです。決して、離婚を推奨するものではありません。ただただ、素敵な未来への糸口やヒントになれば幸いです。

tumugi・ひでまる
記事一覧
ツレ婚夫婦ライター
10代で結婚、20代で離婚した3人の子を持つ占い師ライターtumugiと、元妻に2回も不倫サレてバツイチとなった会社員のひでまるが出会い、ステップファミリー(子連れ再婚)に。夫婦ともにFPの資格を所持し、保険会社勤務の経歴を持つ。自らの体験から『ステップファミリーの本音』をテーマに情報発信をしている。ステップファミリーを目指す方の背中を押すべく占い×実体験のアドバイスを用いて活動中!
ブログYouTubeXInstagram公式LINE
◆相談はこちら

関連キーワード

ラブ 新着一覧


冷めた彼や恋愛の執着は不幸のはじまり…別れられない思いを捨てる方法
 恋は盲目といいますよね。一度恋に落ちると、彼のどんな部分も素敵に見えるものです。でも、彼の心が離れていると気づいても、...
恋バナ調査隊 2024-03-21 06:00 ラブ
生理事情やたら詳しい彼。それ元カノの影響ですよね?っていうエピ4選
 好きな彼に自分よりも先に出会っている元カノ。仕方ないとは思いつつも、存在がチラつくとモヤモヤしますよね。  元カ...
恋バナ調査隊 2024-03-20 06:00 ラブ
バリバリ恋愛中でも孤独感が消えずに寂しい! 3つの原因と対処法
 皆さんは、恋愛中に謎の孤独感や空虚感を抱いた経験はありますか? 一緒にいて愛し合っているのに、寂しく孤独でつらくなって...
恋バナ調査隊 2024-03-19 06:00 ラブ
バツイチ女性が“禁断”の職場恋愛を成就させるには? 3つの秘訣と注意点
 バツイチの女性は、職場で好きな人ができても「既婚者と思われているから無理」「周囲の目が怖いからやめておこう」と、なかな...
恋バナ調査隊 2024-03-19 06:00 ラブ
社内不倫やってるよね? 怪しい二人ならでは特徴と波風立てない対処法
 社内にどう見ても怪しい二人がいると「不倫しているのかな?」と気になってしまいます。もちろん、恋愛は二人の問題で周囲が口...
恋バナ調査隊 2024-03-18 06:00 ラブ
家庭に戻った彼との復縁できる? 本気だったからこそ気になる選択肢3つ
 あなたと不倫中の彼が、そっけなくなり家庭に戻った時、「もう復縁は無理かも」と思うはず。男性が家庭に戻る理由には、いろい...
恋バナ調査隊 2024-03-18 06:00 ラブ
プロ愛人の腕に男性メロメロ? 性欲、癒し、出世に貢献しまくるLINE
 世の中にはたくさんの仕事がありますが、「プロ愛人」という職業をご存知ですか?  プロ愛人の女性たちは、お金をも...
恋バナ調査隊 2024-03-17 06:00 ラブ
床下手の恋人はまるでトドのぬいぐるみ! 57歳モテ男が引いた貧乏くじ
「冷酷と激情のあいだvol.186〜女性編〜」では、マッチングアプリで知り合った10歳年上の恋人・ヒデナリさん(57歳・...
並木まき 2024-03-16 06:00 ラブ
マチアプリ交際3カ月目、57歳の彼氏が性の亡者に変貌! 悔やむ47歳女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-03-16 06:00 ラブ
結婚10周年、何もしないのありえない? みんなのエピソード
 結婚10周年は、夫婦にとって大きな節目。でも、世間の夫婦の中には、結婚10周年にお祝いする夫婦だけでなく、何もしないで...
恋バナ調査隊 2024-03-16 06:00 ラブ
40代の結婚前提交際…でも縁がない相手だったら? 見極めポイントを解説
 40代になると「結婚を前提に付き合っている彼氏」がいる人も多いですが、どうしても結婚だけは決断できないと悩む人も…。そ...
恋バナ調査隊 2024-03-16 06:00 ラブ
自民青年局はチップ口移し会合 夫の夜のハメ外しはどこから浮気と不倫?
 夫の夜の店通いやハメ外しは裁けないのか――。  2023年11月、自民党青年局の懇親会で行われた過激なダンスショ...
彼氏のスマホやPCに「エロい検索履歴」を見つけたら…要注意ワードは?
 彼氏の検索履歴が目に入ってくる時があります。そこにいかがわしいワードや動画を見つけてケンカになる人も…。けれどちょっと...
内藤みか 2024-03-14 06:00 ラブ
会話なしの40代夫婦が増加中? 3つのワケと幸せに暮らすコツ
 まだ結婚したばかりなのに、まったく会話なしの40代夫婦は多いようです。実際に、ネット上では「結婚1年目にして、まったく...
恋バナ調査隊 2024-03-14 06:00 ラブ
妊活中の女性が抱えるお金より切実な悩み パートナーとの食い違い第1位は
 多様な価値観やライフスタイルが変化する中で、2022年4月より不妊治療の保険適用範囲が拡大し、人工授精等の「一般不妊治...
ミクニシオリ 2024-03-13 06:00 ラブ
気持ちいいな♡ 上手なキスと下手なキスの違いはなに?
 好きな人とのキスの相性がいいと、恋の気持ちも倍増するというもの。 でも、キスが苦手な女性もたくさんいるわけで…。「上手...
恋バナ調査隊 2024-03-13 06:00 ラブ