DX進むブライダルの新潮流「フォトウェディング」知ってる?

斑目茂美 開運花師
更新日:2022-06-22 06:00
投稿日:2022-06-22 06:00

デジタル世代の考え方とは?

 よくよく考えれば、SNSが常識の昨今。イケてる写真を撮ることも撮られることも上手なデジタル世代にとって、「フォトウェディング」は特別新しくはないのかもしれません。

 猫店長「さぶ」率いる我が花屋は、結婚式場と契約させていただいているわけではないのですが、田舎の花屋の割に「ブライダルブーケ」のご注文が多いお店。最近注文をいただく際によく聞く、「写真撮るだけだから」の一言が妙に引っかかっておりました。

「前撮りですか?」とお伺いすると、そういうわけでもない。挙式はしない、あるいはあっても小規模。平日2人だけ、あるいは親族のみで行うようです。プロデュース会社にお願いし、プロが撮影した写真を見せていただくと「雑誌かなんかのモデルカップルさんですか?」と聞きたくなっちゃうような、度肝を抜く出来栄えのカットばかり……。

自分たちで結婚式をプロデュースする時代

 清々しい森の中や真っ青な海をバックにしたロケありから、スタジオ撮りでさえ、ワタクシが昔撮った新郎新婦直立不動の2ショット写真とはワケが違う!! セットしてある小物も可愛らしく、何より主役の2人に動きがあって、写真そのものにストーリー性アリアリ。

 もちろんSNSにもあげちゃうよ~前提の素晴らしい“写真”という記憶を残す彼らの頭の中には、「こう写りたい」という明確な画があるので、ドレスやブーケ、ヘアスタイルなど細部にわたってこだわりがあり、一切の妥協はないのでございます。

 コロナ禍以前に感じていたデジタル時代の到来は、今や新郎新婦自らがプロデュース参加するデジタル時代へと変化したんだな、と感じずにはいられません。低予算でもきっちり大満足な人生の記録の残し方に驚くばかりのワタクシなのでございます。

斑目茂美
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開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

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