DX進むブライダルの新潮流「フォトウェディング」知ってる?

斑目茂美 開運花師
更新日:2022-06-22 06:00
投稿日:2022-06-22 06:00
今回はブライダルのニューウェーブのお話(C)コクハク
今回はブライダルのニューウェーブのお話 (C)コクハク

 早いもので2022年も折り返し地点の月でござんす。

 半袖を着るようになると「あー、今年も終わりに向かってラストスパート」だなんて、まだ半年残っているのに年中行事とともに動くお花屋さんは、センチメンタル(?)な気分にもなってしまいます。

 そんな観点からお話しさせていただくとすれば、6月はブライダルシーズン
でございます。

 コロナ禍以降の冠婚葬祭のあり方は、オバちゃんであるワタクシにとっては、「日本の夜明けぜよ!」とでも言いたくなるほどの変わりようでございます。

 たとえば、結婚式。たくさんの親戚・知人に囲まれた賑やかな「結婚式とはこういうもの」という固定観念は、もうサヨナラ~な感じ? なんでしょうか。それとも、新しく選択肢が増えたのでしょうか……。

 ということで、「DXで冠婚葬祭も変化? フォトウェディングという選択肢」の解説でございます。

DX進む冠婚葬祭に登場したニュージャンル

結婚式も徐々に復活してきた(写真:iStock)
結婚式も徐々に復活してきた (写真:iStock)

 コロナ禍以前、お呼ばれされたいくつかの結婚式で驚いたのは、目の前の2人を見る時間よりも映像の中の2人を見る時間が多い感覚がございました。

 2人の馴れ初めや結婚までストーリー、マッハで編集された今まさに参加している結婚式での出来事だけでなく、参列者を楽しませるような趣向を凝らした構成の映像を見るのは楽しくもあり、宴の主人公たちが映像の主人公にもなって抵抗なくお披露目できる若い世代の感覚に、新しい時代の到来を感じておりました。

 そして、コロナ禍以降の冠婚葬祭事業は“人を多く呼べない”という世の中的流れで、激変しました。ブライダル業界でいえば「WEB婚」という新しい挙式スタイルが確立し、ご祝儀もオンライン決済。遠方でもネットをつなげば、参列できるようになったのです。

 コロナ禍は良い意味で、ブライダル業界にDX(デジタルトランスフォーメーション)を進ませる後押しをしたのかもしれませんな。

 今年に入り、イベントごとが少しずつ上向き傾向になってきたのと並行して、冠婚葬祭も少しずつではありますが、戻ってまいりました。

 とはいえ、感染再拡大の懸念などもあって小規模化マインドは定着しつつあり、大規模な披露宴に若干の迷いのある方が多いのかもしれません。

 そこで登場してきたのが、「フォトウェディング」というニュージャンルでございますわよ。

 平たくいえば「結婚式の前撮り」みたいなもんなんでしょうが……いやいや、オバちゃん世代のワタクシの時代とは、だいぶワケが違うのでございますわよ。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


ハーブ育てるなら一択!虫よけ・若返りにローズマリー、ほっぽらかしで◎
 猫店長「さぶ」率いる我がお花屋は、神奈川の片田舎にあります。4月とはいえ1日の寒暖差はすさまじく、朝晩はストーブ、日中...
不倫バレ。“妻の奈津と申します”に戦慄→“なに無視してんだよ”で眠れない
 あなたはこれまでに、緊張感がハンパないLINEのやりとりをした経験があるでしょうか?  今回は、不倫相手の妻や先...
「フェロモン診断」調香師が選ぶ GW旅行の疲れを癒すおすすめの香り
 もうすぐゴールデンウィーク、今年は旅行や帰省の予定を立てている人も多いのでは?  飛行機や電車での移動、長時間の...
新学期早々ピンチ! 子供の「学校に行きたくない」の最適解は?
 子供が「学校行きたくない」と言い出したら、親としてはとても不安になりますよね。理由は、いじめや人間関係、勉強の遅れや体...
黄・紫・桜♪
 春の三原色を見つました。
陽だまりでゴロゴロ♡ お日様パワーを吸収する“たまたま”君
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
ほっこり癒し漫画/第71回「はふはふぴたっ」
【連載第71回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
美人局の語源に「筒」と「陰茎」
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
結婚式前夜、娘の門出を祝う「親として最後の教え」の内容に涙腺崩壊!
 入学や卒業、就職による1人暮らしなど、門出は1つの節目。嬉しい反面、どこか寂しさや不安を感じる瞬間でもありますよね。 ...
占い好きな成功者と占い好きな非成功者の違い…占いライターで一攫千金も
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(63)。多忙な現役時代を経て、56歳...
豊洲の人生勝ち組妻でも幸せじゃない?彼女が裕福と引き換えに諦めた事
 独身時代は都心に暮らしていたが、結婚を機に武蔵境に暮らし始めた千佳。しかし、郊外のこの地を愛せない。そんな時、中学の同...
「夫の駐在時にね…」なぜあのコが?田舎の同級生“玉の輿婚”に心ざわつく
 独身時代は都心に暮らし、華やかな生活をしていた千佳。しかし、結婚を機に都内から離れ、武蔵境に住み始めた。しかし、妥協し...
メガバン妻が悟ったリーマンの限界値 吉祥寺より2駅下った中古マンション
 武蔵野の自然を携えそびえる瀟洒な白亜の建物は、まるでこの場所がヨーロッパの一都市であるかのような錯覚を与えてくれる。 ...
帰ったらお風呂に…夫「沸いてるよ!子供が入ってる」危機管理能力ゼロや
 子育て中のママにとって、子供の命と健康を守るのは一番大切な使命。だからこそ、危機管理能力は嫌でも高くなります。 ...
号泣しながら「愛の讃歌」を熱唱 なぜ人はスナックでダサい姿を晒すのか
 私はこれまで多くの夜の世界を見てきましたが、スナックは本当に不思議な場所です。  完全無欠のモテ人間ほど、なぜか...
大人は「さようなら」とハッキリ言わないけど…
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...