なぜ私の邪魔するの?才色兼備な実姉を恨んで生きてきた #1

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2022-07-01 14:05
投稿日:2022-06-24 06:00

六本木での合コンで運命の出会い

狙った男性には積極的に(写真:iStock)
狙った男性には積極的に (写真:iStock)

――続けてください。

「苦しいけれど、親元から独立しようともせず、実家に甘えっぱなしだった私が、のちに姉の夫となる男性と出会ったのは、モデル仲間に呼ばれた合コンでした。その時はすでに、ホステスが本業となっていましたが、友人たちにはモデルということにしてもらって――。

 相手の男性陣はIT関係者。3対3のこぢんまりした食事会で、場所は六本木の気楽な創作イタリアン。IT系らしく、皆、小ぎれいな身なりでノーネクタイ。挨拶もそつなくこなして、笑顔も自然にできる、いかにも女性慣れしている3人でしたね。

 特に気になったのは、Rさん(32歳)。切れ長の目と長身のスタイルが韓流スターを思わせるイケメンでした。

 前述したように、私は肉食女子ですから、積極的にRさんと会話しましたよ。他の女友達にも『Rさん狙い』だと言わんばかりの勢いで(笑)。

 男性との会話は、ホステス業で慣れていましたし、グラスのお酒が無くなりそうになったら『次、何を飲みます?』とメニューを見せたり、料理を取り分けたり……。

食事会のあと、すぐにLINEが

さっそくデートのお誘いが…(写真:iStock)
さっそくデートのお誘いが… (写真:iStock)

 私は小さい頃から傷ついた分、『人の顔色を見る』ことに長けていましたから、Rさんがどのような話題に興味を持ち、どうしたら私に関心を向けてくれるのか、慎重に会話をしました。

 ビジネスや旅行やグルメ、出身地、小説、車、映画、海外ドラマなど、様々な話題を振ってみましたね。

 で、分析の結果、彼は洋画の話に食いついてきたんです。特に『007』シリーズが好きで、歴代のジェームズ・ボンドの演技やエピソードに詳しい。私も『007』は全作品を見ましたから、それはそれは盛り上がりました。

 そして、お決まりのようにLINEを交換したんですが、食事会がお開きになった時、化粧室に行くと、LINEに『この後、2人だけで話さない?』と、さっそくデートのお誘いが来たんです」

 続きは次回

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

ラブ 新着一覧


女性から家デートに誘うのはアリなの? 超自然な誘い方と男性の本音
 なかなか家に呼んでくれない彼。もっと仲を深めたいけど「女性から家デートに誘うのはナシかも…」と悩んでいる人は多いはず。...
恋バナ調査隊 2024-02-24 06:00 ラブ
年の差婚は“1億円プレーヤー”の特権に…婚活のプロが見た同世代婚の現場
 年の離れた若い女性と結婚したい――。結婚相談所には今も夢見る中年男性が訪れるそうだが、時代は変わったようだ。  ...
モテる女が選ぶ男はセンスなし? 美人が陥りがちな恋愛の失敗傾向3つ
 あなたは、男性にモテますか? 答えがイエスなら、恋愛で選ぶ男に注意したほうがいいかもしれません。  なぜなら、美人で...
恋バナ調査隊 2024-02-23 06:00 ラブ
年下男性と恋愛したい! 知っていると憧れられる3つのテク
「年下男性と恋愛したい」と主張する女性がかなり増えています。けれど、思い切ってアプローチしてみても、なかなか盛り上がらな...
内藤みか 2024-02-22 06:00 ラブ
“お金持ちのド本命”になる方法 爆美女じゃなくても大丈夫!
 将来結婚するならお金持ちの人が断然いいですよね。  しかし、「自分は特別な美貌もないし、稼いでいるわけでもない。...
若林杏樹 2024-02-21 06:00 ラブ
【風邪ひき夫のイライラエピ6選】かまちょで子より手間かかるんですけど
 既婚女性の皆さん。夫から「風邪をひいた」と言われたらどんな反応をするでしょうか? 心から純粋に心配するのは、ラブラブな...
恋バナ調査隊 2024-02-21 06:00 ラブ
1分で得するフェロモンジャッジ!自律神経を整え、ストレスを手放す香り
 寒さが残る早春は男女ともにフェロモン度が下がり、生殖器にとっては大ピンチのシーズン。カップルや夫婦もマンネリ化しやすく...
太田奈月 2024-02-20 06:00 ラブ
器が小さい男性の見極め方 交際後に幻滅&ストレスMAXエピソード3選
 器の大きい男は、豪快で頼りがいがあってかっこいいですよね! でも、残念ながら世の中には「器が小さい男」もたくさんいるの...
恋バナ調査隊 2024-02-20 06:00 ラブ
本命じゃない人と結婚したっていい…幸せのための5つの心得
 愛し合うカップルのゴールとされる、結婚。一方で、なかには「本命じゃない人と結婚することになった」と悩んでいる女性も存在...
恋バナ調査隊 2024-02-25 17:28 ラブ
美人の結婚が遅い3つの理由、男性の切ない本音を紐解くと…
 女性から羨ましがられる美人は、結婚も早いだろうと誰もが思いますよね。でも、実際に周囲を見回してみると、見た目は平均点の...
恋バナ調査隊 2024-02-19 06:00 ラブ
「性欲強めになったのは…」今カレにはナイショ!元カレの影響6選
「好きな人の口癖がうつっちゃった」なんて経験がある女性は、多いのではないでしょうか?  人は好意を持っている相手や長く...
恋バナ調査隊 2024-02-18 06:00 ラブ
男「日曜会えない?」独女「100人の部下が動いてて」残念あるあるLINE
 40代になっても独身を貫く人には、いくつかの共通点があります。  男性としては、独女特有の共通点を察知した途端、...
恋バナ調査隊 2024-02-18 06:00 ラブ
“半径3m”に合コンの指示書…芸人だけにあらず! 必死感ダダもれLINE
 芸能界でも話題となっている“合コン指示書”ですが、一般社会でも出回っているようです。合コンに向けて送られてくる命令や要...
恋バナ調査隊 2024-02-17 06:00 ラブ
「40代の婚約者が別居婚を望むのは年齢的な問題?」とブルーな43歳男
「冷酷と激情のあいだvol.182〜女性編〜」では、婚約したヨシテルさん(43歳・仮名)のニオイを生理的に受け付けなくな...
並木まき 2024-02-17 06:00 ラブ
そうだ、別居婚だ!婚約者のツンとしたニオイに倒れそうな43歳女の画策
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-02-17 06:00 ラブ
女性への理想はエベレスト級? 陰キャ男性のこじらせ恋愛あるある5選
 今回は、陰キャ男性の恋愛あるあるを紹介します。陽キャ男性は男性・女性関係なくフレンドリーにコミュニケーションを取ろうと...
恋バナ調査隊 2024-02-17 06:00 ラブ