更新日:2022-07-18 19:44
投稿日:2022-07-15 06:00
“サイコパス”でも腕がよければかまわない
先生はたぶんサイコパスだろうが、腕がよければかまわないと思っていた。しかし何かに取り憑かれたように抜歯を迫られると、さすがに身の危険を感じる。
前歯のホワイトニングを希望して扉を叩いたはずが、その前歯さえ、どうせダメになるからとっとと抜くべきだと言うのだ。ただ黄ばんでいるだけなのに!
無駄に歯茎を痺れさせて480円を支払い、マスクの下で涎を垂らしながら歩いていると、ザーとにわか雨。死にたい気分で帰宅すると、キッチンにお菓子やジュースがどっさりと積まれていた。
私は甘やかされている
留守中、通いで猫の世話をしてくれていた友人が置いていったのだ。添えられた手紙には、冷蔵庫の中におやつが冷えている、とある。
麻酔が和らぎ、最初に口にしたのは、京都の老舗菓子店「鍵善良房」から取り寄せた、上品で涼やかな甘さの竹筒入り水羊羹「甘露竹」だった。小さな錐(きり)で底に穴を開けると、つるりと滑り出る粋な趣向に、私は甘やかされている、と泣いた。
いい大人だが、子供みたいに「歯医者やだよー」と泣きたい日もある。しょうがないねぇ、とおやつをもらって機嫌を直す新井見枝香、41歳。そこは大人だから、だいぶいいお菓子じゃないと満足しないのである。
ライフスタイル 新着一覧
【連載第88回】
ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場!
「しっぽのお...

たとえ冗談を言える仲であっても「言ってはいけない言葉」は存在するもの。そんな爆死ワードを使えば、大切な友達や恋人を失う...
メイクが完成しちゃうアイテム5品が入ったセザンヌの2025年福袋「ラッキーパック」。A~Cの3種類で今回Aを購入しまし...
2年前に都内から引越し、湘南・辻堂で暮らす沙耶。注文住宅の家で専業主婦をする悠々自適の生活を送っている。しかし、刺激の...
2年前に都内から引越し、湘南・辻堂で暮らす沙耶。注文住宅の家で専業主婦をする悠々自適の生活を送っているが、どこか物足り...
吹き抜けの天窓から降り注ぐ昼下がりの穏やかな日差し。
熊田沙耶はまぶたを開け、シャバーサナから覚醒した。
...
新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞご贔屓に。さて、新年最初のどろんぱは「お断り」の話から。
年始...
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 昨年12月にご紹介したもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“...
40代になると、だんだん体の「老い」を実感するようになるもの。さらに追い打ちをかけるようですが、実は40歳を過ぎると「...
年末年始にやることといえば、実家や義実家への帰省。楽しい団らんを過ごした人もいる一方で、「帰省、やっぱりしなければよか...
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
昨年の元旦に能登半島大地震が発生し、複雑な思いでこのお正月を迎えた人は、ワタクシだけではないはず。今年1年の無事を心か...
本コラムは、地元の“幽霊商店会”から「相談がある」と言われ、再始動の先導役を担う会長職を拝命することになったバツイチ女...

女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
人からの誘いをお断りするついでに、なぜか自慢話を挟んでしまう人がいます。
断られた相手としては「自慢話はいらな...
ファミペイWEB予約史上初の数量限定「ファミマの福袋2025」が登場し、即日完売した人気の福袋。
たまたま予約...