離婚成立で「おめでとう!」と祝福を受けた悪妻との別離3選

並木まき ライター・エディター
更新日:2019-04-25 06:00
投稿日:2019-04-25 06:00
 離婚を経験した男性たちから話を聞くと、それはそれは壮絶なエピソードも珍しくない実態に驚き。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、男性たちが離婚成立後に、周囲から「おめでとう」と祝福を受けたという離婚エピソードをご紹介します。

1:親戚づきあいができない女

「元嫁は、俺の母親や家族、親戚中に嫌われていたんですが、それは全て本人に原因がありました。

 法事に参加すれば途中で勝手に帰ったり、親戚で集まる会があっても手伝いすらしないどころか、ひとりでどこかに抜け出したりするような変わった女で…。

 結婚前には、そんなに人間関係が苦手な印象じゃなかったんですけど、年月が経つにつれ“やりたい放題”って感じでしたね。

 俺の堪忍袋の尾が切れて離婚が成立したことを知ると、両親のみならず親戚からは口々に『おめでとう』と言われました。

 評判の悪い妻だとは薄々わかっていましたが、まさか祝福の言葉をかけられるほどとは思っていなかったので、苦笑いでした…」(42歳男性/サービス)


  ◇  ◇  ◇

 結婚となれば、当人同士だけでなく実家や親族との関係も無視できません。親戚中から嫌われるような言動を繰り返していた元妻がいると、予想外に祝福の言葉をかけられることもあるようです。

2:気づかぬうちに「不幸オーラ」

「3歳年上だった元妻がいるんですが、今振り返ると、結婚したのは向こうの策略にハメられた感が強かったです。

 外堀を埋められ、向こうが40歳になる直前に結婚したんですけど、年上なのに蓋を開けてみたら収入はほとんどなく、家のことは手抜き、年齢的に子作りを断念するのを理由にカラダの関係も拒否…という、妻としての責務をなにも果たさないダメ嫁でした。

 なんの幸福も感じないまま、幸福な結婚生活は諦めて仕事に明け暮れていた俺でしたが、あるとき好きな女性ができて、その子と付き合いたい一心で、元妻とは離婚しました。

 離婚となると、まわりからは色々言われるんだろうな…と覚悟していたんですが、実際には職場の仲間から『おめでとう』『よかったね』という言葉しか出てこず、それほど元妻の悪妻っぷりが知られていたんだと驚きましたね。

 なんでも、元妻と結婚してからの僕は、いつも顔色が悪くて暗い顔をしていたそうで、みんな密かに心配してくれていたようです」(43歳男性/IT)

  ◇  ◇  ◇

 結婚後に、どんどん不幸そうな表情になっていく同僚がいれば、心配になるものです。本人が多くを語らずとも、身近にいる仲間は察しますよね…。

3:実家と無理やり縁を切らされた

「元妻は、なぜか僕の実家を毛嫌いし、年末年始やお盆などの長期休暇ですら接触を避けていました。

 僕にも『実家とは縁を切れ』と命令し、最初のうちこそ口論になりましたが、相手が一向に折れないので、そのうちに事実上、実家と絶縁させられているような状態に陥っていました。

 そのうちに親が病気になったんですが、おおっぴらに看病にすら行かせてもらえず、妻に隠れてこっそり病院通いをしていました。そんな様子は、友人や親戚も冷静に見ていたみたい。

 結局、そんな生活にウンザリした僕が家出する形で離婚しましたが、協議離婚が成立したと伝えると、元妻を知る人からは揃って『おめでとう!』『ご両親が元気なうちで、本当に良かった』とお祝いの言葉をかけられました…」(41歳男性/飲食)

  ◇  ◇  ◇

 実の親との縁を無理に切らせるような妻は、言語道断だと感じる人も多いでしょう。離婚できたと聞けば、周囲も思わずホンネがポロリ…といったところでしょうか。

 本来離婚は「おめでとう」と声をかける出来事ではないはず。しかし世の中には、まわりが祝福の言葉を述べるほどの不幸な結婚生活に陥っていた男もいるようです。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


「妊娠中の不倫は時効でしょ」…って何それ!? “モラハラ不倫”息子をかばい続ける義母【身内のありえない発言】
 嫁と姑の付き合い方が見直され、昔ほどフィーチャーされにくくなった「嫁姑問題」。ですが、実際はトラブルが発生しているもの...
くらげ 2025-06-16 17:48 ラブ
この物価高に! 妻が許せない「夫の浪費」5選。でも“あの言葉”は禁句です
 男性からは「自分で稼いだ金をなにに使おうと自由!」と主張されそうですが、家計は家族みんなのもの。それに、やりくりしてい...
恋バナ調査隊 2025-06-16 17:43 ラブ
夫とは2年、まともに口をきいていません。(46歳・パート主婦)
「夫とは2年、まともに口をきいていません」――。  46歳パート主婦です。48歳の夫(大手メーカー勤務年収1200...
植草美幸 2025-06-15 06:00 ラブ
“元夜職と客”の夫婦、結婚7年目で入った亀裂。男との出会いを嫌悪する49歳夫「考えてなくてイライラする」
「冷酷と激情のあいだvol.250〜女性編〜」では、節約生活に嫌気がさして、夜のアルバイトに復職したい妻・優香さん(仮名...
並木まき 2025-06-14 06:00 ラブ
「40前だけどイケると思う」自称・若見えする39歳妻の“夜職”復帰計画。浮気じゃなければいいでしょ?
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-06-14 06:00 ラブ
38歳女性が堕ちたのは「色ボケ」ナルシスト男の罠だった。SNSのゴージャスな虚像に騙される女
 世の中が不倫の話題で持ちきりだ。2024年に実施された調査によると、既婚男性の約2人に1人、既婚女性の約3人に1人が婚...
蒼井凜花 2025-06-15 17:29 ラブ
「彼女が全員メンヘラ化する」…ってお前のせいだよ! ダメ男が言いがちな“あるある”6つ
 恋愛において、メンヘラな自分に悩んでいる女性もいるでしょう。でもそうなってしまう原因は、彼氏や気になる男性が“メンヘラ...
恋バナ調査隊 2025-06-13 06:00 ラブ
40代で「パパ活」を望む女性たち。生活苦でもないのに…彼女たちが欲しがるものとは
 パパ活したいと考える40代女性が、以前より増えてきているそうです。それだけ生活が大変だということなのでしょうか。そして...
内藤みか 2025-06-12 06:00 ラブ
彼女作る気ないよね? “脈なし”判定LINE、6つのケース。「普通にめんどくさい」ってひどい!
 気になる彼が「彼女はいらない」と思っているなら、いくら頑張ってもあなたの恋は実らないかもしれません。今回は、彼女を作る...
恋バナ調査隊 2025-06-11 06:00 ラブ
今でも許せない! 夫の「トンデモ言動」6選。元カノの指輪を流用するか? 産後の恨みは一生です
 長く一緒に暮らしていれば、夫に腹が立つ日もあるでしょう。でも、時間の経過とともに忘れたり許したりするのが大半なはずです...
恋バナ調査隊 2025-06-11 06:00 ラブ
“専業主婦=ラクそう”だと思ってない? 当事者が語るしんどすぎる実態「離婚したくてもできない…」
「結婚したら専業主婦になりたい」と言う女性にそのワケを聞くと、「ラクそうだから」と答える人が一定数いますが、果たして本当...
2025-06-10 06:00 ラブ
LINEは塩対応、でも会うと優しいのなんで? 男性に聞いた5つの理由と脈ありパターン
 会うと優しいのにLINEではそっけない男。両極端の態度に「脈ありなの? なしなの?」と悩んでしまいますよね。いったい彼...
恋バナ調査隊 2025-06-09 06:00 ラブ
近づいちゃダメ! “他責男”のヤバすぎるLINE3選。浮気もドタキャンもぜ~んぶ人のせい
 人のせいにする他責男は、自身の行動を反省したり謝ったりしません。そんな男性との恋愛や結婚はあなたが苦労するはず。気にな...
恋バナ調査隊 2025-06-08 06:00 ラブ
都心一等地から地方移住はムリ!「ビジネスマンは鋭いセンスとおしゃれが大事」と拒否する44歳夫のため息
「冷酷と激情のあいだvol.249〜女性編〜」では、生活水準を下げられず、家計が火の車になりつつある妻・絢子さん(仮名)...
並木まき 2025-06-07 06:00 ラブ
家計は火の車…それでも「節約なんてしたくないの」見栄っ張りな42歳妻がセレブ生活を維持する最終手段
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-07-01 15:25 ラブ
絶えない芸能人の不倫報道。なぜ人は“禁断の恋”をするのか?「背徳感やスリルではない」専門家が読み解く
 ワイドショーの定番、それは芸能人の不倫騒動。謝罪会見に活動休止──愛に溺れた代償はあまりにも重い。世間が「不倫=絶対悪...
蒼井凜花 2025-06-06 06:00 ラブ