離婚率は50%以上…!?「再婚反対」は親の愛なのかもしれない

tumugi・ひでまる ツレ婚夫婦ライター
更新日:2022-08-02 06:00
投稿日:2022-08-02 06:00
 ステップファミリー5年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザーを経て「ひでまる」と再婚。今では3人目の子どもが誕生し、5人家族で暮らすアラサーです。
 子連れ離婚&シングルマザーとなった私を常に苦しめた悩みは「お金」です。本連載は当時を振り返りながら、ひでまるとともに実体験に基づく「離婚・再婚のリアル」をお伝えします。

わだかまりが残ったまま遠くへ引っ越すことに

 前回の絶縁で落ち込んだものの、毎日慌ただしく引っ越し作業を行っていました。しかし、絶縁された現実や妊娠しながらの引っ越し作業は身体も心も大変で、当日までにすべて終わらず……。

 そんな私の状態を予想していたのか、休みの日にもかかわらず旧友たちが朝から手伝いに来てくれ、引っ越しトラックが来るギリギリに荷造りが完了したのでした。持つべきものは相手を思いやることができる友達ですね。本当に感謝しかありません。

 大きな心残りはあるものの、ひでまるが待つ新居へ子ども2人を連れて新幹線で大移動。東北から関西への長旅は半日以上かかりましたが、なんとかたどり着きました。新しい生活が落ち着く頃にはお腹も大きくなり、いよいよ出産間近になりました。

緊急帝王切開を前に家族が恋しくなる

 順調だったマタニティライフは臨月に入ってから一変します。なんと、血圧が上昇してしまい妊娠高血圧症候群になってしまったのです。このままでは母体が危ないということで、緊急入院。MFICU(母体胎児集中治療室)に入り、24時間体制で体調管理となりました。

 緊急入院から2日後、医師から「もう38週ですし、明日赤ちゃん出しちゃいましょ!」という軽いノリで言われ、緊急帝王切開が決定。自分自身では痛みや苦しさがなかったので、「そんなに危険なの……?」と思いつつ、突然の手術に戸惑いを隠せませんでした。

 とはいえ、もともと帝王切開することは決まっていたので、それがちょっと早くなっただけです。ひでまるには「もう手術だってー!」と笑い飛ばしていましたが、内心は不安でいっぱい。

実家へ電話をかけることに

 手術の時間が直前に迫るなか、思わず実家へ電話をかけました。再婚の後ろめたさから今まで一度も電話なんてしたことがなかったのに。家電にかけたので、父に繋がる可能性もありましたが、出たのは祖母でした。

「明日産むことになったんだ。だから頑張るね」

「心配してたんだ。お父さんはあんな態度だけど、きっと同じように心配してるから、たまには電話してあげてね。明日頑張るんだよ」

 苦笑いしながら電話を切ります。祖母の言葉が胸にひっかかったのか、手術前で気持ちがハイになっていたのか……。電話はハードルが高かったので、メールにて「明日手術してきます」とだけ送信しました。

tumugi・ひでまる
記事一覧
ツレ婚夫婦ライター
10代で結婚、20代で離婚した3人の子を持つ占い師ライターtumugiと、元妻に2回も不倫サレてバツイチとなった会社員のひでまるが出会い、ステップファミリー(子連れ再婚)に。夫婦ともにFPの資格を所持し、保険会社勤務の経歴を持つ。自らの体験から『ステップファミリーの本音』をテーマに情報発信をしている。ステップファミリーを目指す方の背中を押すべく占い×実体験のアドバイスを用いて活動中!
ブログYouTubeXInstagram公式LINE
◆相談はこちら

関連キーワード

ラブ 新着一覧


「純愛の不倫」は存在する? “私たちは特別”と思い込む理由
 不倫をしている人の中には、自分の都合のいいように「不倫」に対するイメージを変えてしまう人がいます。確かに、自分がしてい...
恋バナ調査隊 2022-06-06 06:00 ラブ
「倦怠期って何?」余裕こくために…彼に飽きない理由を知る
 付き合い当初はラブラブでも、長く付き合うにつれて「倦怠期」に悩んだことがある人もいるでしょう。でも、中には倦怠期がまっ...
恋バナ調査隊 2022-06-05 06:00 ラブ
「彼ママが嫌い!」上手に付き合う方法と諦めてもいいこと
 彼氏のことは大好きだけど、彼ママに嫌悪感を抱いている女性は多いでしょう。彼ママといえば、将来のお姑さんになる可能性もあ...
恋バナ調査隊 2022-06-06 09:46 ラブ
友達と夫がこたつの中で…靴を脱ぐとパンツを脱ぎたくなる!?
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。友達の夫や彼氏だろうがだれかれ構わず男性を誘惑してしまう癖のあるオトナ女子も...
山崎世美子 2022-12-10 21:47 ラブ
「奥さんになるための…」彼氏悶絶!策士な彼女の可愛いLINE
 今や「LINE」は、カップルの毎日のコミュニケーションに欠かせないツールですよね。実際に会った時に甘えるだけではなく、...
恋バナ調査隊 2022-06-04 06:00 ラブ
「駆け引き上手」はやっぱり恋愛上手なのよ【モテ診断付き】
 いつの時代も駆け引き上手な人は恋愛上手。いくつもの駆け引きをさりげなく実践している女性は、恋愛のチャンスだって多いので...
恋バナ調査隊 2022-06-04 06:00 ラブ
バツ2になる覚悟を決めた男性の怒り 娘を侮辱するなんて…!
「冷酷と激情のあいだvol.93〜女性編〜」では、夫・リュウタさんから突然に離婚を切り出され、さらには夫が勝手に家出して...
並木まき 2022-06-04 06:00 ラブ
バツ1同士婚 喧嘩も浮気もないのに夫の離婚宣言に戸惑う女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-06-04 06:00 ラブ
“キス慣れしている女性”モテとは限らない?男心ってやつは…
 恋人とのキスは、とても大切なもの。恋愛上級者でキス慣れしている人は、ここぞとばかりにテクニックを見せつける人もいるかも...
恋バナ調査隊 2022-06-03 06:00 ラブ
「彼女にぞっこん男」の特徴 態度を観察すれば一目瞭然です
 彼氏がどのくらい自分にぞっこんな状態なのか、知りたいと思ったことはありませんか? でも、彼氏に直接聞くのはなんだか恥ず...
恋バナ調査隊 2022-06-03 06:00 ラブ
年下男子になぜガツガツしちゃう? 失敗例から検証してみた
 年下男子と付き合いたい! という女性は大勢います。けれど、いざ年下男子を目の前にすると、ガツガツしすぎてドン引きされる...
内藤みか 2022-06-02 06:00 ラブ
恋愛中でも“やんごとなき秘密”だらけ?彼氏が隠したがるワケ
 彼氏との交際が長い女性は、「彼氏のことならなんでも知ってる!」という自信があるかもしれませんね。しかし、男性には「大好...
恋バナ調査隊 2022-06-02 06:00 ラブ
“俺ら合わない”発言の一撃!それでも別れたくない時の対処法
 自分は相手のことを好きなのに、「俺らって合わないよね……」なんて言われたらショックですよね。相手の気持ちが冷めたと思う...
若林杏樹 2022-06-01 06:00 ラブ
年上女性からの告白は“仕込み”次第…必死な印象も与えません
 年下の彼といい感じになっているのに、なかなか告白してくれない……。そんな悩みを抱えている人は多いようです。でも年上女性...
恋バナ調査隊 2022-06-01 06:00 ラブ
不倫サレ夫の僕は悟った、女はシタタカで自立した生き物だと
 ステップファミリー5年目になる会社員ライターひでまるです。私は大学卒業と同時に、当時付き合っていた彼女と結婚→当時の妻...
ブサメンこそメリット多数! 男も女も顔だけで判断しないで
 ブサメン男性に告白されたとき、「顔がちょっと……」と断ってしまう女性は多いようです。でも、ちょっと待ってください。実は...
恋バナ調査隊 2022-05-31 06:00 ラブ