ワイルドフラワーって何?「キングプロテア」はお値段以上♪

斑目茂美 開運花師
更新日:2022-08-17 06:00
投稿日:2022-08-17 06:00

王者の風格、その花言葉も…

 そんなワイルドフラワーの代表格は、南アフリカ共和国の国花「キングプロテア」をはじめとしたプロテアシリーズでございます。王者の風格を兼ね備えたワイルドフラワーの中のワイルドフラワー。ご推察のとおり、花言葉は「王者の風格」「豊かな心」「栄光」など恐ろしく前向きなものばかりです。

 そして。キングプロテアはめっちゃ高額です。お色味も見慣れたシルバーピンクばかりではなく、赤っぽいもの、あるいは真っ白なんてものもございます。とりわけ白はもう……高いんですわ~(笑)。

 ただ、丈夫で花持ちも良く、お値段以上のような気がいたします。ドライフラワーとしても人気で、フレッシュフラワーで楽しんだ後、簡単にドライフラワーにできます。簡単というか、気がついたら勝手にドライフラワーになってますわ。

 プロテアはなにも「キングプロテア」ばかりではございません。プロテアシリーズと呼ばれるものは大小さまざま、お色も黒×シルバーがあったりで、「ワイルドフラワーは本当に植物なのかぃ?」とオモチャ感がハンパないなと思ったりもするわけです。

個性的なブライダルフラワーに

 ギフトやお祝いにもよく使われまして、個性的かつ男性的なイメージが強かったキングプロテアですが、最近はそのイメージを好まれ、ご自分用に買われていく女性客もいらっしゃいます。華やかさ、豪華さ、見るからに縁起が良さそうですので、お祝い花としても好まれ、近年ではブライダルブーケとしても人気です。

 昔からの定説では重たいブライダルブーケは式の間中持っている花嫁が疲れてしまうので、極力軽く作るように、といわれておりました。

 プロテアを使うとエライ重いんだわ~(笑)ですが、他のワイルドフラワーと呼ばれる花材との組み合わせると、それはそれは個性的なブライダルフラワーに!!

 コロナ禍のブライダルは、式を挙げずにお写真だけのブライダルフォトになさる方も多く、重さより見た目重視! とばかりに、頑張って持つ花嫁さんもいらっしゃいます。とはいえ、フレッシュなキングプロテアは重いので、ドライフラワーを中心にまとめた猛烈に個性的で力強いワイルドフラワーのドライフラワーブーケを持つ花嫁さんも増えてきて、ブライダルブーケの概念もだいぶ変わってきました。選択が自由でいいですわ~。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


防波堤でほっこり"にゃんたま”君の視線の先には何がある?
 きょうは、お日様で温まった防波堤のコンクリートにぺったりお腹をつけ、ほっこりのにゃんたま君。  お饅頭みたいな平...
“母の日”にもらったカーネーション鉢を長持ちさせる6つの秘訣
 毎年母の日が過ぎて1週間ほど経ったころ、花屋には電話やご来店などでご相談にやってくる方がポツポツいらっしゃいます。「花...
スーパー&コンビニでGet!ご馳走ビール3選 2021.5.11(火)
 ビールが好きです。根っからのビール党です。「ビールはお腹がいっぱいになるから苦手」という意見がわかりません(笑)。むし...
敬遠されがち…思い込みが激しい人の5つの特徴&脱け出す方法
 何気ない人の言葉や行動に傷ついたり、落ち込んだりすることってありますよね。実は、そんな人の中には、思い込みが激しい人も...
フェチ心をくすぐる1枚! "にゃんたま”の毛繕いにドキドキ
 きょうは、毛繕い中に失礼します。視線はにゃんたま様の見事なωに一点集中。  ポロリ(こぼれ落ちる様)やチラリズム...
やりたいことがわからない…自分の「好き」を見つけるには?
 好きなことで生きていく……なんて言葉がもてはやされる昨今。そんなこと言われても、好きなことなんてわからないよ!という人...
満月と東京スカイツリーの話 2021.5.9(日)
 4月27日の満月は、ピンクムーン(Pink Moon)でした。  アメリカでは4月の満月を「ピンクムーン」と呼ぶ...
母の日に読み返したい!お母さんの天然すぎて可愛いLINE5選
 連絡ツールとして年代問わず多くの人が使っているLINEアプリは、家族間の連絡にも重宝しますよね。買い物の連絡など、いろ...
「猫の誤飲」疑惑!病院に行くべき?お家でできる確認法は?
 さて、わが家のおてんば猫・虹ちゃんですが、クローゼット閉じ込め以外にも何度も事件や事故を起こしています。  うち...
次に活かせばそれで良し!心をすり減らさない“反省のルール”
 仕事でのミスや人との会話でやらかしたことって、すぐに忘れられますか? 私は何回も反芻してしまい、どんどん凹むタイプです...
真似したい! ストレスフリーな人の5つの特徴&目指す方法
 あなたの周りに、どんな時でも疲れを感じさせないストレスフリーな人はいますか? ストレス社会とも言われる時代ですが、意識...
おいしい晩ごはんが待ってるにゃ♪ 家路を急ぐ“にゃんたま”
 にゃんたま君の住む町は、夕方5時になると町の放送スピーカーからドヴォルザーク作曲「新世界より」第二楽章(邦題は「家路」...
ダジャレが可愛い!鳩サブレーグッズの世界 2021.5.5(水祝)
 全国的かつ国民的銘菓といっても過言ではない鎌倉名物・豊島屋の「鳩サブレー」。我が家もおやつ貯蔵庫に常備しております。子...
モフモフが魅力!「フランネルフラワー」を長く楽しむ方法
 ワタクシがまだ、若かりしころ。習っていたお花の教室のお師匠さんは、控えめで物腰が柔らかい、とても美しく静かな女性でござ...
ママ友LINEで唖然!トラブルにお節介…ドン引きした内容
 子どもが保育園や幼稚園に入園すると、避けられないのがママ友とのお付き合い。気の合うママだけと付き合えれば良いのですが、...
ネコ好きの聖地・尾道で発見!夕日を浴びて輝く“にゃんたま”
「ネコ好きの聖地」広島県・尾道。渡り船が行き交う尾道水道と、迷路のように石段が続く坂道。  きょうは絶景を望む山の...