息子が不憫…義母が心痛める“鬼嫁疑惑のある年上妻”の実態

並木まき ライター・エディター
更新日:2019-05-15 08:19
投稿日:2019-05-04 06:00
 息子が結婚し、お祝いムードに浸っていたのもつかの間、ひょんなことから嫁の本性を知ってしまい、愕然とする義母も珍しくないようです。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな義母たちが心を痛めている「鬼嫁疑惑」な年上妻の実態に迫ります。

1:「私は疲れているので、起きるつもりはありません」

「行き遅れていた息子が40代前半で結婚し、ホッとしていたんですが、最近になって相手の女性の本性を知ってしまい、息子を心配しています。

 先日、初めてうちに嫁をつれて息子が帰省してきたのですが、朝は連日11時頃まで起きてこなくて、家のことも一切手伝おうとしない姿勢に驚き、さすがにこれは…と思ったので、本人にやんわりと指摘したんです。

 すると、嫁から『私は息子さんより疲れているので、息子さんより早く起きるつもりはありません』と真顔で言われ…。

 さらに『手伝いは、若くて体力があるほう(つまり息子)がすればいいんじゃないですか?』と笑顔で返され、思わず凍りました。

 確かに嫁は、息子より5歳年上。

 ですが、あの調子で家でも息子をこき使っているんだろうなと感じ、胸を痛めています…」(66歳女性/関東在住)

  ◇  ◇  ◇

 年上妻は、家庭内でイニシアチブを握っているケースも多いもの。

 しかし義母に対しても、その姿勢を貫くとなれば、親の立場からは心配でならないことでしょう……。

2:「あんたがやれば?」

「バツイチの息子が、4歳年上の女性と再婚しました。

 相手も再婚で子供もいるとのことでしたので、正直、最初は心配だったのですが、結婚して1年ほどは、家族で仲よさそうにしている様子を見てホッとしていたんです。

 ところが最近、嫁が息子に対して『あんたがやれば?』だの『バカなんじゃないの?』だのって、暴言を吐いているのが気になって仕方なくて…。

 そろそろ私への猫をかぶるのをやめただけなのかもしれませんが、年上の嫁からアゴで使われている息子を見るたびに、情けなくてなりません。

 私の前であんなことが言えるなら、家ではさぞかしヒドイことを言っていそうだし、しばらくしたら息子はバツ2になるんだろうな…と思って覚悟しています」(62歳女性/九州在住)

  ◇  ◇  ◇

 義母の前では「よき嫁」でいようと努める女性も少なくないなか、時間の経過とともに本性を現す女性も。

 そんな姿に何も言わずとも、密かに心を痛めている姑も、実は少なくないのかもしれません。

3:「だって、他人じゃないですか」

「ウチの嫁には、最初から人付き合いが苦手そうな雰囲気があったんですが、それでも、息子のことを大事にしてくれればいいって思っていたんです。

 でも、息子は結婚してからというものしわくちゃのワイシャツやハンカチを身につけていることが多いうえに、家に遊びに行くと冷蔵庫の中にはほとんど食材も入っていないなどの様子から、妻としての役割を果たしているのか疑問が湧いてきて。

 それで、見るに見かねた私が、それとなく嫁に『もうちょっと息子をかまってやってね』と言ってみたところ、なんと嫁から『でも、息子さんは私からみて他人じゃないですか? なんで私が、お世話をしなくちゃいけないんですか?』と真顔で返ってきました。

 そんな言い方をされるなんて思ってもみなかったし、そんなふうに思っているなら結婚なんてしなければいいのに…と思ってしまった私は、古い考えの持ち主でしょうか。

 3歳年上の妻に、息子は何も言えないそうですし、先が思いやられます」(67歳女性/北関東在住)

  ◇  ◇  ◇

 明らかに嫁が息子にかまっていない様子がわかれば、不安になるのが母の心理。

「他人だから」を理由に正当化できるあたりには、言いようのない鬼嫁感が漂います。

「ふたりが幸せならそれでいい」と、夫婦仲を見守る義母も少なくない時代です。しかしあまりにも目に余る姿を見せつけられれば、苦言を呈したくなるのも姑心理。

 ところが世間には、“年上”であるのをいいことに(?)、義母の言葉も強気で跳ね返し、我が道を行く鬼嫁も存在するみたいです。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


「不倫の第一歩」突然の雨、幼稚園、職場…当事者たちが振り返る瞬間5つ
 いけない恋愛だと分かっていながらも不倫に足を踏み入れてしまう男女。そもそもの出会いやきっかけはなんなのでしょうか? 不...
恋バナ調査隊 2024-03-04 06:00 ラブ
彼の“最初で最後の女”になれる♡ 結婚相手に「童貞クン」を選ぶメリット
 彼氏が童貞だと知ったらあなたはどう思いますか?「女性に慣れていないから不安」「今までの反動で結婚してから浮気しそう」な...
恋バナ調査隊 2024-03-02 06:00 ラブ
「良好だけど円満ではない」冷え切っていても妻を抱く48歳男の虚無感
「冷酷と激情のあいだvol.184〜女性編〜」では、結婚8年目を迎えた夫が「40代の女性は性欲が旺盛」と思い込んでいるこ...
並木まき 2024-03-02 06:00 ラブ
私は家政婦兼風俗嬢?「40女は性欲旺盛」を信じる夫に疲れた43歳女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-03-02 06:00 ラブ
なぜ妻が妊娠中に女遊びしたの? サイテーな夫たちの言い訳と末路
 妻の妊娠中に女遊びをする男性は多い模様。妻としては「一番大変な時期にどういうつもり?」と怒りたくなるでしょう。  身...
恋バナ調査隊 2024-03-02 06:00 ラブ
電車同様、彼氏の乗り換えにもコツが必要!?  男女の“つら修羅場”回避術
 彼氏がいながらも、他に好きな人ができる場合もあるでしょう。今回はそんなときの“彼氏を乗り換えるコツ”をご紹介。 電車の...
恋バナ調査隊 2024-03-01 06:00 ラブ
体の相性が良すぎるって何で判断するの? 運命の相手を感じた男女の話
「体の相性がめちゃくちゃいい!」なんて声をたまに耳にしますが、なにをもって「相性が良い」と感じるのか疑問を抱いている人も...
恋バナ調査隊 2024-03-01 06:00 ラブ
春のアプリデビューで幸せを掴む人、掴めない人に3つの違い
 すっかり世の中に浸透した感のあるマッチングアプリ。もうすぐ春なので、マッチングアプリデビューする人も少なくありません。...
内藤みか 2024-02-29 06:00 ラブ
既婚者合コンの怖~い話 行かなきゃ良かったを回避するためにすべきこと
 すでに結婚している男女が交流する“既婚者合コン”に興味がある人もいるのではないでしょうか? 「友達がほしい」「社会と...
恋バナ調査隊 2024-02-29 06:00 ラブ
婚活は「同時進行」が当たり前 運命の出会いに制限かける必要はない!
 あなたはどんな婚活の仕方をしていますか? 「彼がダメだったら次の出会いを探そう」と、1人ずつに丁寧に向き合っている人も...
恋バナ調査隊 2024-02-29 06:00 ラブ
夫の無題外泊=浮気とは限らないらしいけど、その言い分信じていいの?
 夫が無断外泊したら「女と遊んでるんだ」と浮気を疑ってしまいますよね。ですが、必ずしも浮気とは限らないようです。  事...
恋バナ調査隊 2024-02-28 06:00 ラブ
男女カップルに聞いた! 自宅のお風呂に一緒に入るのはアリorナシ?
 あなたは彼氏と一緒にお風呂に入りますか? 恥ずかしさから抵抗がある人もいれば、一緒に入ることが当たり前になっている人も...
恋バナ調査隊 2024-02-28 06:00 ラブ
お金に執着する女が結婚できない理由3つ 大切なことを見失った悲しい末路
 婚活中は、改めて自分がどんな男性に惹かれるのかを見つめ直す機会になりますよね。性格や趣味、価値観や見た目にこだわる人も...
恋バナ調査隊 2024-02-27 06:00 ラブ
だから「媚びる女」は嫌い! 男性の本音と“媚び認定”する女の言動とは
 恋愛で「媚びる」を武器にしている女性はいませんか? でもその武器は、嫌われるきっかけになる恐れもあるため注意が必要です...
恋バナ調査隊 2024-02-27 06:00 ラブ
更生して一途に?それとも性病に苦しむ?遊び人だった人の明暗分ける瞬間
 遊び人の男性にもてあそばれ、つらい思いをした女性もいるでしょう。しかし、遊び人でも年齢や経験を重ねて更生する場合がある...
恋バナ調査隊 2024-03-19 16:27 ラブ
30代40代「婚活の後悔」4選 あのときどうして気づかなかったんだろう
 婚活に励んでいる女性は必見! 「あのときこうしておけば…」と、自身の婚活に後悔がある女性たちの話を集めてみました。 ...
恋バナ調査隊 2024-02-26 06:00 ラブ