入籍直後に発覚 義母を震撼させた「新米鬼嫁」の奇行事件簿

並木まき ライター・エディター
更新日:2019-05-15 08:18
投稿日:2019-05-06 06:00
 結婚した当初くらいは「姑に気に入られたい」と、たゆまぬ努力を重ねる女性も少なくありません。ところが世間には、入籍を済ませた直後から夫の実家への奇行に走っている鬼嫁も。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな新米鬼嫁の事件簿をお届けします。

1:結婚式場変更事件

「息子の結婚が決まり、準備の関係で入籍を先に済ませ、挙式はその半年後にすることとなりました。

 お嫁さんの実家は京都、うちは東京なのですが、今はふたりとも東京で働いていていることもあり、式は東京で挙げると聞いていたんです。

 ところが入籍を済ませてしばらくして、息子から式を京都で挙げることになったと聞き、びっくり仰天。

 息子からは、嫁が勝手に東京の式場をキャンセルし、京都の式場に申し込みをしたと聞きました。

 現代のお嫁さんは強いとは聞いていますが、高齢の参列者もいるのに、なんて勝手な…と呆れましたよ。

 息子を通じて、当初の予定通り東京で挙げるよう説得を試みましたが、まったく聞き入れてもらえず。

 結局、うち側の高齢の参列者が京都行きを見送る形で式を挙げましたが、なんとも後味が悪く、それ以来、お嫁さんやお嫁さんの実家と私たちの関係は、ギクシャクし続けています」(64歳女性)

  ◇  ◇  ◇

「入籍さえしてしまえば、こっちのもの」とばかりに身勝手に振る舞う新米嫁は、鬼嫁化する資質十分とも言えそうです。

 結婚式からこれでは、先が思いやられますよね…。

2:玉子焼き事件

「次男が長く付き合っていた彼女と結婚したのですが、相手の女性は3歳息子より年上でしたので、家事にはまったく心配していなかったんです。

 ところが、蓋を開けてみたら料理も洗濯も満足にできないタイプ。息子のほうが仕事が終わるのが遅いのに、いつも料理と洗濯、掃除を担っていると聞き、驚きました。

 今どきは夫婦で家事分担をするのが普通だと聞いていますから、息子が家事をするのは当然ですが、気になるのはお嫁さんが何もしない点です。

 そこで私は、ふたりが遊びにきたときに、まずは簡単なものからでも料理する癖をつけてもらおうと、お嫁さんに玉子焼きを作るように依頼してみました。

 すると『え? 玉子焼きって作るものですか? スーパーで買ってくるものだと思ってました』と言われ、愕然。

 ならば教えようと思って卵を割るように頼んだら、今度は『気持ち悪いから、卵なんて割れません』と返ってきました。

 聞けば、料理も洗濯も掃除も「家事をするなんて、気持ち悪いから」を理由に、息子任せにしているとのこと。

 なんとも身勝手な言い分に、さすがの私も腹が立ちました」(63歳女性)

  ◇  ◇  ◇

 極端に言えば「卵を割って溶いて焼くだけ」の料理ですら、拒む嫁となれば、姑から見てかなり奇妙に映ることでしょう。

3:ガラクタ事件

「息子が九州出身の女性と結婚し、新居は東京に決まったのですが、お嫁さんが実家からも私物を持ってきたところ、新居には入りきらなかったそうで、我が家に荷物を置かせてほしいと、息子から連絡がありました。

 ウチもマンションだしそんなに広くないのですが、彼らの新居よりはスペースがあるので、しばらく預かることにしたものの、届いた私物を見て仰天。

 10年以上前の古雑誌やら、もはや飾らないであろう日本人形やお雛様、時代遅れな服や靴の山など、ガラクタのようなものを、六畳の部屋が埋まるくらい押し付けられました。

 正直、こんなもの結婚を機に整理すればいいのに…と思うようなものばかりで、次にいつ使うのか。あちらの実家に置いておけばいいものまでウチに運び込んだ揚げ句に、『私の物には、絶対に触らないでくださいね』と強い口調で言い残して、去って行きました。

 うちは無料のトランクルームじゃないのですが……。

 そんな嫁を諭せない息子にもガッカリでしたが、息子が『怖くて言えない』と言っていたのも、気がかりです」(67歳女性)

  ◇  ◇  ◇

 夫の実家に甘えるのは悪いことではないけれど、その内容によっては奇行にしか見えないことも。

「触れるな」と言い残し、ガラクタを預けるのは、確かに奇妙です。

 こんなふうに世間には、入籍を済ませた途端に、本性を現す新米鬼嫁の奇行に頭を抱える義母もいるようですね。

 身勝手な行動に突っ走る嫁を迎えてしまった義母たちの心中を思うと、同情せずにはいられない人も多いのではないでしょうか。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


恋してないけど…結婚アリ?「恋愛感情ナシ婚」を選んだ人たちのリアルな本音と意外なメリット
 近年、「結婚に恋愛感情はいらない」といった考え方が広まりつつあります。特に婚活中の女性からすると、紹介された男性に短い...
恋バナ調査隊 2025-09-18 08:00 ラブ
ヒカルの“オープンマリッジ”宣言、結婚する意味ある?「自由が欲しい」に抱く違和感。妻の発言も本心なのか
 人気YouTuberのヒカルが、新婚わずか数ヶ月で「オープンマリッジ」にすると発表し、話題になっています。  オ...
豆木メイ 2025-09-17 11:45 ラブ
「俺抜きで楽しく過ごすの?」“君のため”は愛情か支配か。号泣と怒りを繰り返す30歳男のワナ
 最初は誠実で気遣いにあふれていた彼が、気づけば行動を制限し、自由を奪っていく——。「愛情」と「支配」の境界線とは?
おがわん 2025-09-17 11:45 ラブ
恋愛でメンタル崩壊→「ゴムに穴開けた」って何考えてんの? 女たちの“ヤバいLINE”エピソード
 恋愛は、人の心や感情を大きく揺さぶります。恋愛がきっかけでメンタルのバランスが乱れてしまう人も…。  今回は、「...
恋バナ調査隊 2025-09-19 16:53 ラブ
彼女が推しに大金、許せる? 恋人の“理解できない”お金の使い方を調査!「男が奢って当たり前」にイラッ
 恋人がなににお金を使おうと自由。ですが、結婚を考えたとき、金銭感覚の不一致は大きな問題になるでしょう。
恋バナ調査隊 2025-09-16 08:00 ラブ
妻の「専業主夫になれ」にウンザリ。罵倒にメンタル崩壊寸前の47歳夫、家事は手抜きのくせに…とため息
「冷酷と激情のあいだvol.263〜女性編〜」では、15年ほど前に子育てのためにキャリアを捨てた紀江さん(仮名)の憤りを...
並木まき 2025-09-13 11:45 ラブ
「節約なんて楽しくない!」専業主婦になった元バリキャリ妻の大きな後悔。23年の結婚生活で失ったもの
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-09-13 11:45 ラブ
どうせ疑われるなら――友人3人の絆が崩壊。束縛女、浮気男、略奪女…本当に悪いのは誰?
 世の中、不倫の話題で持ちきりだ。2024年に実施された調査によると、既婚男性の約2人に1人、既婚女性の約3人に1人が婚...
蒼井凜花 2025-09-24 21:19 ラブ
「裏アカに盗撮写真が…」彼氏がストーカー化。重すぎる愛がこじれた恐怖体験談
 彼女のことが大好きな一途な彼氏って最高ですよね。ところが、ある日を境にストーカー化したという怖い体験談が寄せられました...
恋バナ調査隊 2025-09-12 08:00 ラブ
ブームの“学び直し”は「恋のリスキリング」の絶好チャンス? 講座での出会いで陥りがちな落とし穴
「学び直し」をする人が増えています。これまでならカルチャースクールに通う程度だった熟年層の学びは、大学院に入り直したり、...
内藤みか 2025-09-11 11:45 ラブ
「私はペット代わりじゃない!」“犬ファースト”男が求める伴侶の条件。28歳女性が別れを決意した瞬間
 ペットは家族同然、大切にする気持ちは素晴らしい。けれど、その愛情が恋人関係をも上回るとすれば…? 
おがわん 2025-09-10 11:45 ラブ
許せない! 既婚男性が狙う女性の特徴「自信がない子は落としやすい」要注意の危険サイン6つ
 既婚男性が不倫相手に選ぶ女性には、いくつか特徴があるようです。「なぜか既婚者にばかり好かれる」「今まさにアプローチされ...
恋バナ調査隊 2025-09-10 08:00 ラブ
恋愛対象外です! 男が避ける“NG女”6つの特徴「あの人、キモくない?」は即アウト
 一般的に、男性は女性よりストライクゾーンが広いといわれています。ですが、そんな男性にも“許せない言動”があるようです。...
恋バナ調査隊 2025-09-09 08:00 ラブ
再婚希望の51歳男「アプリの女はレベルが低い」美女と会えない理由を“離婚成立前だから”と考える能天気さ
「冷酷と激情のあいだvol.262〜女性編〜」では、結婚22年目にして夫婦ともに離婚を決断したものの、手続きの面倒さ故、...
並木まき 2025-09-06 11:45 ラブ
48歳妻が1年以上“仮面夫婦”でいるワケ。結婚22年目「もっと若い頃に離婚していれば」と後悔する夏
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-09-06 11:45 ラブ
「小遣い月5万じゃ足りません」玉の輿婚を遂げた32歳妻、“メルカリ”バイトで見つけた嬉しい誤算
 世の中、不倫の話題で持ちきりだ。2024年に実施された調査によると、既婚男性の約2人に1人、既婚女性の約3人に1人が婚...
蒼井凜花 2025-09-05 11:45 ラブ