「マッスルスナック」潜入ルポ!推し活未経験女がまんまと…

久留米あぽろ ライター・コラムニスト
更新日:2024-02-19 12:32
投稿日:2022-10-03 06:00

生きる理由がひとつ増えたような

床ドン待機でハッスルする筆者(写真:筆者)
床ドン待機でハッスルする筆者 (写真:筆者)

 初めて近くで触れ合ったマッチョは、大きくて温かかった。まるで、父性に包まれているような……いいようのない安らぎも感じた。

 推し活とひと言にいっても、いろいろある。2次元を推す人は、グッズを集めたり勝手に生誕祭を開いたりしている。アイドルを推す人は、ファンクラブに入ってチケット合戦を勝ち抜き、推しにコールを送るためのうちわを作る。

 でも「会える推し」がいると、直接的な課金ができる。お店に行けば推しの声を聞くことができ、チップで推しを近くで感じることもできる。

 グッズを集めたりはしないが、生きる糧がひとつ増えたような。そんな気もした。

「会える推し」は、推し活をしたことがない人に特におすすめだ。とにかく「沼る」という感覚がまだなかった人でも、手軽に肩まで浸かれる気がする。

 マッチョには興味がないという人でも、にぎやかなエンタメバーとして非日常を楽しむこともできる。

 ぜひ一度訪れて、自分の感情がどう動くのか、試してみて欲しい。

久留米あぽろ
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ライター・コラムニスト
セクシャルウェルネス、ジェンダーなどに関心を持つライター・コラムニスト。女性向けの恋愛・婚活コラムの執筆、シナリオライターとしても活動。シズル感のある取材執筆も得意。日々気になるスポットに突撃し、個人的にレポートを溜め込んでいる。

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