更新日:2022-10-07 12:04
投稿日:2022-09-30 06:00
足音を立てぬようホテルの部屋へ
――2人でタクシーに乗り、E子さんのステイ先のホテルに向かった。その続きをお聞かせください。
「はい……ホテルに到着し、自分の部屋に入る時はドキドキしました。両隣と向かい側は先輩CAの部屋で、見つかったら一大事です。エレベーターを降りると、彼と手を繋いだまま、足音を立てぬよう小走りで素早く部屋に入ったんです。
今さらながら、大胆なことをしたものだとヒヤヒヤです(笑)。
部屋で2人きりになると、彼と抱きしめ合いました。先ほどは気づかなかった清涼感ある汗の匂いが女心をくすぐってきて、さらにセクシーな気持ちになりましたね。
大胆になれた理由は…
食事に誘われた時点でこうなることは想定内でしたが、まさか私のホテルの部屋に来るなんて……でも、よくよく考えれば彼の手がスカートの奥に入った時、次のような会話があったことを思い出しました。
――ダメよ。ここじゃダメ……。
――どこならいい?
――そ、それは……(中略)ホテルに……私のホテルに来て。
――いいのかい?
――先輩たちに見つからないようにしたら、大丈夫。
――分かった。E子さんに迷惑はかけないと誓うよ。
そう、今思えば『迷惑はかけないと誓う』と安心させてくれたからこそ、私も大胆になれたのだと感じます」
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