更新日:2022-12-09 12:08
投稿日:2022-12-02 06:00
脳裏に浮かぶ母の顔
パンティがはらりと床に落ちて……私は混乱と羞恥にまたもしゃがみ込みそうになりましたが、懸命に耐えました。
というのも、乳がんを患っている実母の顔が脳裏に浮かんだからです。
母の「A太郎さんをしっかり支えなさい」という言葉が、いくども繰り返されて……。
義父母やA太郎さんは、乳がんを患う母のために優先的に治療してくれ、退院した後のためにも、徒歩3分の距離に立派なマンションを借りてくれました。
母を悲しませたくない思いが急激に込み上げてきて……。私は太ももをよじり合わせながら、懸命に足を踏んばりました。
義父母と夫に裸体を鑑賞され
ハイヒールのみとなった私の体を、義父母、A太郎さんの3人が取り囲み、鑑賞しています。
――腰回りの肉づきがいい。いい跡取りが産めるぞ。
――アンダーヘアは意外と濃いのね。情が深い証拠よ。
義父母の言葉のあと、A太郎さんも目を細めました。
――R子、綺麗だよ。どこもかしこも美しいよ……。
私は信じられない思いで、立ちすくんでいました。唇を震わせ、太ももをよじり合わせながら……今にも崩れ落ちそうなひざに力を込め、全裸で立っていたんです。
助けを求めようと夫を見ると
次に思いがけないことが起きました。
――さあ、来るんだ。
義父が私の手を取って、ベッドに押し倒したんです。
――お、お義父様ッ!
私はベッドに押し倒されながら叫びました。助けを求めようとA太郎さんに視線を向けましたが、そこでは信じられないことが起こっていたんです。
義母のE美さんが、A太郎さんのタキシードを脱がせて裸にさせていたんです。
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