膣から湯が漏れる!女力を取り戻す膣トレ講座【専門家監修】

コクハク編集部
更新日:2023-01-26 18:54
投稿日:2022-12-29 06:00

3-3. 寝たままできる膣トレ

ヒップアップ効果も(写真:iStock)
ヒップアップ効果も (写真:iStock)

 寝たままできるので、寝る前や朝起きたときに取り入れられます。お尻を持ち上げることで、同時にヒップアップ効果も期待できる膣トレメニューです。胸が開くので深い呼吸が促され、自律神経のバランス調整にも役立ちます。

(1)仰向けになり、両脚をそろえて両ひざを曲げます。両腕は足元の方に伸ばして手のひらを床につけます。肩の力を抜いて、胸を開いておきましょう。

(2)おしっこを我慢するときのように、尿道、膣、肛門に力を入れます。息を吐きながら、膣から空気を吸い上げるイメージで引き締めて、お尻を持ち上げます。

 かかとと手のひらでしっかりと床を押し、胸からひざまでが一直線になる位置までからだを持ち上げて、10秒キープします。

(3)ゆっくりと膣の力をゆるめて、息を吸いながら、からだを床に戻します。背骨の上からお尻に向かってゆっくりと下ろしましょう。

(4)この動きを10回×3セットを目安に繰り返します。余裕があれば、からだを下ろすときに床からギリギリの位置でストップして繰り返しましょう。

4. 膣トレ習慣で女力も気分もアップ!

たくさんのメリットがある(写真:iStock)
たくさんのメリットがある (写真:iStock)

「えりのさん、膣トレについて教えてくれてありがとうございました」

 康子さんは自信を取り戻したようにほほえみながら、えりのボスにお礼を言いました。

「骨盤底筋は何もケアをしないと衰えていくんですね……。今回のことで、早く気づけて良かったです。しかも、骨盤底筋を鍛える膣トレにはたくさんメリットがあるんですね! さっそく教えてもらった膣トレを今日から取り入れてみます」

「骨盤底筋は日常生活であまり使われないから衰えやすいわ。だからこそ、少しの意識と継続で強化できるのよ。

 習慣になるまでは朝昼夜に1回ずつなど、タイミングや回数を決めて取り入れるのも継続のポイントよ。無理なく焦らず続けてみてね」

「はい!」

 と、軽やかな笑顔でサロンを後にする康子さん。

「ええ、また気になることがあったら、サロンへいらっしゃい」

 さっそうと歩き出した康子さんの後ろ姿を、えりのボスは優しい笑顔で送り出しました。

★サロン「コクハク」のオーナー えりの

 顔と口調は若いものの、年齢不詳。タヌキか妖怪の噂も囁かれる謎めいた主人だが、ココロやカラダ、健康に関する知識はズバ抜けており、何気にハイスペック。ムスメ時代に苦労してるため、自分より“後輩”の女にはしあわせになって欲しいと願っている。愛称は、えりのボス。

(漫画/腹肉ツヤ子

  ◇  ◇  ◇

<この記事の監修者>

ヨガインストラクター・ライター 古城美季(こじょうみき)

 2015年にRYT200(全米ヨガアライアンス認定)を修了し、3000時間以上の指導歴と、インストラクターのトレーナーとしての経験を持つ。ひとりひとりの心と身体に合わせたパーソナルなレッスンが得意。現在は、自分に適した漢方薬を、お手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方」などで兼業ライターとしても活躍。ヨガと言葉を通して「心身の健康」や「心豊かな暮らし」のサポートができるよう心掛けている。

「あんしん漢方」(オンラインAI漢方)を詳しく見てみる

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ビューティー 新着一覧


奇抜とは限らない!40代加齢のドヨーン顔回避に「アシメ前髪」はいかが
 左右非対称の「アシメ前髪」は、少し個性的で奇抜だというイメージを持っている人もいるかもしれませんね。ましてや、若い子が...
ガタガタ眉でも諦めない!たった2分で誰でも左右対称の美眉になれるテク
 眉毛メイク、左右対称に描けていますか?  筆者は、メイクの中で眉毛に一番時間がかかってしまい、なかなか納...
チョロっと出てたら恥部!鼻毛のお手入れ頻度は?抜いたらダメ??
 日常生活で、見られたら絶対に恥ずかしいのが「鼻毛」です。見られた本人も恥ずかしいし、見てしまった人も指摘しにくい! で...
【2023年人気記事】尿のニオイでわかるサインと対処法(専門家監修)
 2023年は「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大きかった記事を再掲載します。こちらの記事初...
【2023年人気記事】たかがパンツされどパンツ、30年ぶりのTバックで…
 あけましておめでとうございます。2023年は「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大きかった記...
サマンサタバサ、4℃大量閉店 エビちゃんOL系が令和世代にウケない背景
 これも時代か…。かつて若者の人気ブランドだった「Samantha Thavasa(サマンサタバサ)」の経営危機が報じら...
31歳女が勇気を出して「人生初まつげパーマ」に挑戦してみた
 恥ずかしながら、30代になってもまつげパーマをした経験がありませんでした。そんな私がまつげパーマに挑戦したきっかけは、...
自分の顔見てぎょ!「まぶたのたるみ」すっきり見せるケア&メイク法
 自分の顔を鏡で見たとき「アイメイクしているのに目元に元気がない…」と感じたことがあるアラフォー、正直に挙手!  そ...
意外と見られてる!“愛の証”キスマークの消し方と隠し方…安心してつけて
 大好きな彼との熱い時間に、ついてしまったキスマーク…。会社に行くのも気まずいし、友達に見られるのも嫌! と悩む人もいる...
盛りブラよりスポブラ! 貧乳40女が直面したブラジャー問題
 自他ともに認める貧乳です。ええトシこいて、あばら浮いてます。  よって筆者のブラジャーは盛り重視。「寄せて上げる」ど...
おならが臭う、げっぷが出る!【医療専門家監修】腸活から知るセルフケア
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
廃盤になったら外出できない!? 40代美容家愛用「底見えコスメ」厳選2品
 物価高に苦しむ今は「本当に使えるもの」に厳選して、コスメ選びをしたい人も増えていますよね。  40代のメイクでは、ア...
「膣が乾いて痛い…」40代、夜の生活で実感した老い問題どうしてる?
 40代女性の悩みの一つとして、「夜の生活で感じる老い」があります。若い頃とは違い、老いを感じはじめる年齢でもありますよ...
双子級にそっくり!レブロンがボビィブラウンの名品ハイライターを食った
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
そのふらつきは脳の病気?自律神経の乱れ?【医療専門家監修】5つの整う
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
コンプレックスが悪目立ち!今すぐ見直したい残念メイクテク3選
 コンプレックスを解消するためのメイクが、実は逆効果になってしまっていたら悲しいですよね。  メイク手法が定着している...