義母が嫌で外泊、若い男と浮気…悪妻と離婚した夫の言い分

並木まき ライター・エディター
更新日:2019-11-13 18:16
投稿日:2019-05-24 06:00
 離婚した男女の双方から話を聞くと、同じ出来事への認識が大きく異なることも珍しくありません。夫と妻、双方の言い分をご紹介しているシリーズ「冷酷と激情のあいだ」。
 Vol.2の今回は、魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが「悪妻すぎる妻に愛想が尽きた」と言う夫たちの言い分をご紹介します。

1:「お義母さんに会いたくない」と勝手に外泊する悪妻

「特別な事件があったわけでもないのに、やけに俺の母親を毛嫌いしていた元嫁は、結婚して半年経ったくらいから『本当は親戚づきあいを、一切したくない』などと言い出し、俺を困らせていました。

 そんなこと言われても、結婚すれば互いの実家とのつきあいだって、必要じゃないですか?

 そんな元嫁にいい加減ウンザリしていたある日、俺の母親が上京してきてウチに泊まったんですが、深夜になっても嫁が帰ってくる気配がない。

 それでLINEをしてみたら『今日はホテルに泊まります。お義母さんに会いたくないから』と返事がきました。

 気の弱い母親はオロオロしてるし、嫁のあまりの身勝手な行動に、さすがの俺も呆れましたね。

 翌日、母親が田舎に帰ったあと、嫁が涼しい顔して帰宅したんですが、その場で離婚を言い渡してやりました」(43歳男性/SE)

  ◇  ◇  ◇

 勝手な理由で外泊する妻は、それだけでも夫の怒りを買いがち。その理由が“義母”となれば、離婚を決意してもムリはありません。

 さて、夫からの言い分では「なるほど」ですが、妻の言い分はいかに……?そちらは「冷酷と激情のあいだ~妻編~」で見ていきましょう。

2:年下男との情事に溺れた悪妻

「元妻とは、共働きで子供はいなかったため、お互い、結婚しても独身時代みたいな生活を送っていました。

 でもあるとき、妻が浮気をしていることに気づいてしまい……。こっそりスマホをチェックしたら、複数の年下らしき男との写真や生々しいLINEのやり取りを発見してしまいました。

 1年ほど様子を見ていましたが、元妻の行動は次第にエスカレート。

 それまでは深夜には帰宅していたのが、朝帰りが増え、週末も“出張”を口実に家をあける日が増えました。

 最終的には、もう限界だと感じた僕が、元妻に離婚を切り出しました。

 あんなに派手に浮気をして、それでも結婚生活が続くと思っていたようですから、ほとほと呆れましたね」(38歳男性/交通)

  ◇  ◇  ◇

 “昼顔妻”ならぬ“夜顔妻”になって、浮気にいそしむ妻の姿は、夫からすれば許せるものではないでしょう。

 浮気ざんまいな態度に愛想が尽きて、離婚を切り出されても不思議ではありません。

 さて、浮気した妻に「正論」はあるのでしょうか? 妻の言い分をお楽しみに。

3:手抜き生活で偉そうな悪妻に愛想が尽きて

「元妻は、年上だったんですけど、家事などは俺よりも下手で、さらに手抜きしているのがバレバレ。

 それなのに、年上だからって俺に威張り散らし、常に上から目線でモノを言う女でした。

 最初は、結婚なんてこんなものなのかな……って、ある意味で俺が諦めていたんですけど、仲間から奥さんの話を聞くと、ウチは相当にヒドイ部類だって気づいて……。

 それで何度か、元妻の態度や家事について話し合いもしたんですが、そのたびに俺が罵られて終わるって感じでした。

 そのうちに、このままそんな元妻と人生を終えるのは虚しいって感情が強くなり、結婚5年目にして俺から離婚を言い出しました。

 別れ話のときにも散々『無責任な男』だの『卑怯者』だのって罵られましたけど、さすがに堪忍袋の緒が切れたって感じでしたね」(41歳男性/IT)

  ◇  ◇  ◇

 今どきは、夫婦で家事を分担する家庭も一般的ですが、夫ばかりに負担がかかるうえに、日々、偉そうな妻に耐える……となれば、さすがにストレスフル。

 限度を超えたときに、一気に離婚へと突き進んでも仕方ないのでしょう。

 では、妻はそんな毎日について、どんなふうに考えていたのでしょうか?

しかし、物事は表裏一体…

「こんな妻には、ほとほと愛想が尽きた」と、ウンザリした様子で口にする夫たち。

 しかし、物事は表裏一体。妻の目線では、まったく異なる見解が出てくるケースも多いのです。

冷酷と激情のあいだ~妻編~」では、気になる妻の言い分をご紹介します。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

ラブ 新着一覧


LINE見返しちゃうよ…「未練が残る曖昧な別れ」3選。駆け引きしたら負けた? それともすっきり?
 好きな人との別れはどんな形であれつらいですよね。中でも曖昧な別れは未練が残るもの。この世の終わり…などと感じる時間も長...
恋バナ調査隊 2025-02-16 06:00 ラブ
「実家から高い肉が送られてきた」のお誘いは警戒度MAXで! 異性と“2人きり”を回避する賢いお断りLINE3選
 フジテレビや中居正広さんの一件は、いろいろと考えさせられる機会となりました。そのひとつとして「お誘い」があった時です。...
恋バナ調査隊 2025-02-15 06:00 ラブ
「完全な独り身はしんどい…」人生初の不倫相手から別れ話に切り出され、動揺する離婚目前の43歳男性
「冷酷と激情のあいだvol.233〜女性編〜」では、同い年である既婚者のカズノリさん(43歳、仮名)と不倫関係にあるもの...
並木まき 2025-02-15 06:00 ラブ
「婚活歴10年の末に既婚男性と…」不倫相手の離婚までに確実に不倫を終えたい43歳女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-02-15 06:00 ラブ
【漫画】初デートで急変した彼。前髪ぱっつん女の意味深な一言は何?『ナチュラリストなモラハラ彼氏』#3
【『ナチュラリストなモラハラ彼氏~私の洋服、ゴミにされました~』あらすじ】  アパレルショップの店長として働く麻里奈は...
【漫画】毎晩してるけど付き合ってるよね?フル武装な私はバカみたい『ナチュラリストなモラハラ彼氏』#2
【『ナチュラリストなモラハラ彼氏~私の洋服、ゴミにされました~』あらすじ】  アパレルショップの店長として働く麻里奈は...
【漫画】名ばかり店長でババ引いた感。運命の彼とは出会った夜に…『ナチュラリストなモラハラ彼氏』#1
【『ナチュラリストなモラハラ彼氏~私の洋服、ゴミにされました~』あらすじ】  アパレルショップの店長として働く麻里奈は...
不倫相手は「承認欲求高めのハイスぺ男性」限定。パラサイト不倫を画策する40代婚活セミナー女性講師 #1
 数ある不倫でも「純粋な婚外恋愛」から「ビジネス成功の手段」と割り切る女性も多いだろう。今回取材に応じてくれたのは悦子さ...
蒼井凜花 2025-03-03 19:09 ラブ
子なしだっていいじゃない!幸せな夫婦のライフスタイルと必要な心構え
 同じ結婚でも、子ありか子なしかでライフスタイルは大きく違ってきますよね。家族が増える幸せもありますが、子なし夫婦ならで...
恋バナ調査隊 2025-02-14 06:00 ラブ
女5人が地獄を見た「人生最大の男からの裏切り」。恋愛、結婚、子ども、そして妹まで…
 あなたは男性に裏切られた経験があるでしょうか? 今回は“人生最大の裏切り”をテーマに、5人の女性に話を伺いました。
恋バナ調査隊 2025-02-14 06:00 ラブ
「僕を応援して!」とアピった20代イケメンが女性たちから総スカン。壮大な勘違いを見抜けますか?
「推し」に課金することが当たり前になってきたこの頃、その流れに便乗する人が出てきています。「自分を応援してほしい」という...
内藤みか 2025-02-13 06:00 ラブ
親の反対、相手の浮気…つらい選択をした男女が振り返る「好きなのに別れた理由」6選
「好きなのに別れた」という苦しい選択をした人たち。未練や後悔が残りそうな選択ですが、なぜそんなつらい決断をする必要があっ...
恋バナ調査隊 2025-02-13 06:00 ラブ
もう離れよう…「体目当て」の関係に気付いた5つの残酷な瞬間。異変や不安は見逃さないで
「彼は私の体だけが目当てなのかな…」、そんな不安を抱えている女性は必見! 似たような状況なら、残念ながらあなたの不安は的...
恋バナ調査隊 2025-02-11 06:00 ラブ
喧嘩中でもちょっと待った! 夫や彼氏…男のプライドをズタズタに傷つけるNGワード8選
 雄々しく見える「男のプライド」は、実はちょっとした言葉でも傷ついてしまうデリケートなもの…。でも、女性の中には無意識に...
恋バナ調査隊 2025-02-11 06:00 ラブ
職場バレンタインは“3つの先手”で揉め事回避!受け取った夫のチョコには不倫バレの証拠も?
 いよいよ、バレンタイン。好きな相手を想ってチョコレートを準備するのは楽しい一方で、職場でのバレンタインはぶっちゃけめん...
恋バナ調査隊 2025-02-10 17:10 ラブ
推し活も夜の娯楽も“色恋営業”がなくちゃ面白くない!? 51歳独女が実践する「傷付かない楽しみ方」
 パートナーなしの51歳独女ライター、mirae.(みれ)です。前回のコラムで私が実際に見た“色恋営業”の修羅場について...
mirae.(みれ) 2025-02-24 10:00 ラブ