更新日:2023-01-20 11:24
投稿日:2023-01-13 06:00
再び絶頂へと
――続けてください。
「彼は私の顔を見つめながら、指で膣粘膜を刺激してきたんです。Gスポットを掻きこする指は、時おり鉤状(かぎじょう)に折れ曲がり、より激しくなりましたね。そのうえ、親指でクリトリスを弾いてきたんです。
私は再び絶頂への階段を駆けのぼるハメになって……。
――ああっ……K一郎さん……ッ!
私の体が大きく波打つたび、ベッドがギシギシときしみました。
子宮から熱い痺れが
一度、アクメを迎えたせいで、性感は十分研ぎ澄まされていましたから、2度目のそれは、割と早めに訪れたでしょうか。
内ももがぶるぶると震え、脚がつま先までピンと伸びました。子宮から熱い痺れが這い上がり、下腹で爆(は)ぜた感覚がありました。
――ああっ、イク……イキます!
ぐっとあごを反らした刹那、アクメの大波に飲まれました。
――ああぁあああっ!
長い長い絶頂が続きました。その間、私はあまりの気持ちよさに信じられないほど大きなヨガリ声をあげてしまって……。あれほどのヨガリ声は初めてだったかもしれません。それほど、長いエクスタシーに包まれたんです」
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