黄色が可愛い!ミモザのモフモフを日持ちさせるポイント5つ

斑目茂美 開運花師
更新日:2023-03-08 06:00
投稿日:2023-03-08 06:00

ミモザを日持ちさせる5つのポイント

1. 購入時、多少モフモフと咲いている枝を選ぶべし

 お花屋さんに売られている時点でドライフラワー化してしまっている可能性も……。その場合は明らかにモフモフな状態ではないので、見た目も一つの目安になさってください。

2. 花瓶の水はただの水では咲かないのだ

 ミモザのツボミを咲かせるには、どうしても糖分が必要。その糖分はお花の品質保持材の中にも入っています。いわゆる「切り花長持ち栄養剤」でございます。

 水の中に砂糖を入れる方もいますが、濁りの原因にもなりますし、吸収もあまりよろしくないのでどうかしら……? な感じですわよ。正攻法なら市販の薬剤に頼るべし。こまめな水換えでバクテリアの発生を防ぐのもポイントです。

3. 葉の量が多かったら取り除くといいよ

 ミモザとひと口にいっても種類が豊富で、一般的に切り花で売られているものは「ギンヨウアカシア」や「フサアカシア」と呼ばれています。

 庭木として植樹されることも多く、ネムの木のような銀色の細かい葉がたくさんついて、花がない時期も素敵な枝ものとして人気ですが、モフモフの花が咲くと素敵な葉も若干キニナル……。

 切り花として花瓶で楽しむ場合は花をより多く見せる&乾燥を防ぐためにも、葉の多い部分は間引きし、水分が花に行き渡るようにすると良いですわよ。

4. 家にお迎えしたら、水揚げはマスト作業

「湯揚げ」という作業もありますが、「正直チョイと難しい。そんなものわかるかーい!」というアナタ。

 ハサミかナイフで茎の切り口を斜めにカットした後、縦に一文字に切りこみを入れ、さらに裂いて吸い口の面積を広くして、素早く水の中に入れてくださいませ。その際は薬剤を入れた花瓶の水がオススメですよ。

5. 水揚げ後は一晩、新聞を巻くかビニールをかけるべし

 水を吸った後、水分が揮発するのを防ぐため、新聞で巻くか、花瓶ごとフワッとビニールをかけて一晩おいてください。だいぶ違いますよ~。

 1~5までやってくだされば、ツボミが咲いてくれる可能性アリ! 頑張りましょ。

究極アレを入れるべし

「水に秘訣がある」と記しましたが、ワタクシ、どうしようもない時はサイダーを入れております。サイダーの良さは糖分と炭酸があること。水溶性の糖分は植物にとって吸いやすく、また炭酸は抗菌作用が期待できます。

 サイダーは残り物で十分、炭酸の気が抜けててもOKですが、ペットボトルに直接口をつけて飲んだ飲み残しは抗菌作用という点ではNG。希釈は超テキトー、あえていうなら2~3割ぐらいを入れとくか? ってな感じです。

 この手法は糖分が必要なバラやダリアなどでも効果あり。コーラやビール、炭酸フルーツ系ジュースでもやってみましたが、効果云々の前に色が悪いw。しかもコバエが飛んでくるww。

 透明なサイダーがしっくり。どうしても市販の切り花品質保持剤が手に入らなかった時の緊急措置でもあり、お試しあれ。

  ◇  ◇  ◇

 ミモザの出回り時期もあとわずか。春を感じる幸せを平和な黄色のミモザが素敵に演出してくれます。モフモフが優しい春風を届けてくれますことを……遠いお空の向こうでお祈りしておりますよ~。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


移住の思わぬ落とし穴。収入激減で大後悔!こんなはずじゃなかった…
 コロナ禍でリモートワークに対応する会社が多くなり、地方への移住を一つの選択肢として捉える人は増えました。でも、あまり調...
直木賞作家・荻原浩氏インタビュー 世にはびこる誹謗中傷「耳の痛い意見が人を成長させるとは言い切れない」
 パリ五輪でも選手や審判などに対する誹謗中傷は深刻な問題となっている。誹謗中傷は、他人への悪口(誹謗)と根拠のない出鱈目...
まるで最高級の餡子玉! 黒猫のプリプリ“たまたま”がキュートすぎる
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
江角マキコ芸能界引退から7年、初めてデビュー作を語る(後編)父を亡くした喪失感を「ゆみ子」に重ね合わせた
 芸能界から引退している江角マキコさんが、7年ぶりとなるインタビュー取材に応じた。目的は、石川県輪島市を支援するために特...
2024-08-07 07:00 ライフスタイル
江角マキコ芸能界引退から7年、初めてデビュー作を語る(前編)伴走してくれた能登の人たちに「感謝と恩返し」を
 芸能界から引退している江角マキコさんが、7年ぶりとなるインタビュー取材に応じた。目的は、石川県輪島市を支援するために特...
2024-08-07 07:00 ライフスタイル
「夏の庭の花・植物の水やり問題」災害級の暑さで1週間留守に…対策は?
「災害級の暑さ」なるフレーズ、耳にする日が続いていますが、気付けば夏休みシーズン到来!  我が花屋は神奈川の片田舎の温...
深夜3時にメッセ連続投下!グループ脱退したい…常識知らず&KYなママ友のお騒がせLINE10連発
 保育園や幼稚園の保護者同士でやりとりするママ友LINE。同じクラスのママに誘われて断るわけにもいかず、半ば強制的にグル...
ふるさと納税について夫婦で考えたら、意見が食い違って爆笑の大喧嘩に…「特別vs日常」何が正解?
 選んだ自治体に寄付をしてお礼をもらうことができるだけでなく、一部の税金が還付または控除される、“ふるさと納税”。  ...
2024-08-07 06:00 ライフスタイル
「子どもの夏休み暇対策」どうしてる? 頑張るママのお助けアイデア7選
 子どもが小学生になると、夏休みの過ごし方で悩む大人がたくさんいます。近年では外遊びも猛暑による熱中症の心配があるので、...
【調香師解説】夏バテ解消アロマでフェロモンも復活!睡眠、胃腸、イライラを鎮める香りは?
 毎日暑いですね。フェロモンは最低限の生命力が維持されたうえで、余力から生まれてくるものです。うだるような暑さが続くと心...
【独自】大満足の新作すいか「夕焼けセレブ」を収穫! 白州のすいかばか'24~究極のレシピを求めて#3
 すいか生産量全国47位、ごくごくレアな山梨県ですいか作りに情熱を注ぐ「寿風土(こどぶきふうど)ファーム」代表の小林栄一...
無意識な「フキハラ」あるある4選 職場や家庭でやらかしていない?
 ここ最近でできたハラスメント用語の一つとして「フキハラ」があるのですが、ご存じでしょうか。 「不機嫌ハラスメント」の...
「キメ顔、お願いします!」と念じて叶った“たまたま”な1枚
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
暑いときは「花魁」に限る?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
娘に「ママは全部諦めた」って愚痴るのは反則だ!被害者面炸裂LINE3選
 世の中には、「私は悪くない」と自分を正当化したり、自己中心的な視点から何かにつけて被害者面(づら)する人がいますよね。...
なんでもハラスメント扱いする人への対処法3つ、“ハラハラ”は正論が正解
 セクハラ、パワハラ、マタハラ、新型パワハラ…。ハラスメントに厳しくなっている現代では、職場の人に接する際に今まで以上に...