【青山編】これでモテる?“女全開”街コン徹底攻略マニュアル

高輪らいあん 街コンライター
更新日:2019-06-16 06:00
投稿日:2019-06-16 06:00

やっぱり巨乳がなのか!?

「高輪、これでおしまいってことはないでしょうね?」

 へ? 寝たら嫌なこと忘れるタイプだからスルーするとこだったわ。

 先日の合コン@池袋未遂事件。そのとき声をかけていた女友達・べーやん(29)に穴埋めを依頼されたのだ。

 べーやんは花屋の同僚で長い付き合いで、童顔で金髪、メロンのような巨乳(推定Iカップ)というバブル顔負けのダイナマイトボディーの持ち主。ほっといてもオトコにモテモテそうなのだが……。

 実家暮らしで、筋金入りのアイドルヲタ。推しのコンサートでなくてもライブは全て参戦するという狂いぶり。家事全般出来なくても最近は完全に開き直っていて貫禄すら出てきた。

「ぶっちゃけ、料理も掃除も面倒くさいじゃん。一人暮らしはお金かかるし、メリットなくない?」

 まぁ一理あるけど、それを言っちゃあおしまいよ……。

 そんなべーやんは以前、「2020オリンピックにまでに結婚する!」と意気込んでいたが、その後、浮いた話を一切聞かない。おそるおそる進捗状況を尋ねると「もう聞かないで!」とブチ切れ、「冷やかしてないで誰か紹介しろ~!」と食いかかってきた。

香水つけてスイッチON!

 青山246通りは奇抜なビルが立ち並ぶ。その一角で大規模な街コン開催があり、20代男女が400名ほど集まるそう。華金なこともあってべーやんは「今日来る誰よりも年上な自信あるわ! 負ける気がしないなー!」とバッキバキの戦闘モード。通りすぎる女子たちはみんなかわいくてキレイなシティーガールばかりだけど。

 そんなわけで、本日のべーやんのファッションチェックです。

 ベージュのざっくりとしたVニット(谷間見せ)に、メロン(乳)が強調される光沢感前面押しのカーディガン、そしてジャージー素材の黒パンツにピンヒールといった出で立ち。肌チラ見せ系に流行りを“ひとつまみ”ミックスさせて絶妙なモテコーデで気合いが感じられます。

 さぞかしおモテになるだろうと、ワクワクしながら会場に入ろうとするやいなや背後から腕を捕まれる。

べーやん「は? お前ナメすぎなんだけど」

 振り向くとピンク色の香水ボトルを握りしめて立ってる。

べーやん「あんたねぇ、香水も付けないでオトコと喋ろうと思ってんの? ほーんとつまんないオンナ! モテたいという意思が感じられないよね。やる気ある?」

 そう説教しながら、顔面目がけて香水をスプレーしてきたのだ!

 ゴホッ、ゴホゴホゴホ……いやいや、アナタ意識しすぎでしょう。でも、これがべーやんの優しさでもある。

 ということで、色っぽい香りを纏ったところでいざ出陣~!

一人参加のオトコはヤバい

 地下に降りると広い空間。それぞれ書かれた張り紙がされ、ABCDとブロックに仕切られている。

 私とべーやんはエントランスでアルファベットが書かれたカードを渡され、該当ブロックに移動する。

 すると、わらわらわらわら。“メロン作戦”が功を奏したのか、べーやんの周りにオトコたちが群がってくる。

 ハイテンションかつ笑顔で一人一人に神対応する。さすがっス。それにしてもアイドルの握手会みたいだな。

 “即席握手会”を横目に、ほんとオトコって胸しか見てないんだな~と呑気にビールを飲む私。

べーやん「ねぇ、温度差ヤバくない? 高輪のテンション、死人みたいだよ?」

 群がっていたオトコたちが去って行くと「みんなめちゃくちゃ必死だな。ウケる。ムリしてんな~」とひと仕事終えた高揚感からビールをガブ飲み。格好いい。海賊みたいだ。

 そんな中、べーやんの豊満な肉体に目をくらみ、恐れることなく二の腕をつまむなどして“御用”になった一人参加の男が……。べーやんが“職質”ついでのどさくさまぎれにLINEを交換したというので見てみると、ステータスメッセージ(ひと言文)に『日本制覇&海外へ』と書いてある。え、どういう意味?

べーやん「絶対それ一人旅でしょう。一人旅で日本制覇してるんだよ」

 えーー! まじこわい! てかそんな寂しいことある? 衝撃的……。

『ラッキーボーイだぜぃ☆』と書いてる人もいる。いや、どう考えても“アンラッキーボーイ”でしょう。人生において出会いたくなかった人は往々にしている。一期一会なんて嘘だ。というか、ステータスメッセージで思いっきりスベるのやめて欲しい。めちゃくちゃさむいわ。

 その後も、べーやんは抜群のモテっぷりを発揮していたが、途中で飽きるとバーテン(登坂広臣似のイケメン)を引っかけてオリジナルカクテルを作ってもらったりお喋りして楽しんでいた。

草の根運動が大事

 イベントが終了すると、早速オトコたちから送られてきたLINEに返事をしまくるべーやん。

 そういう草の根運動が大事なんだなぁ。

「キャバ嬢になった気分! ご飯なんて行くわけないじゃーん! て思いながら返してたら面白くなってきた~。いや~、やっぱ今日のNO.1はバーテンだなー」

 草の根運動改め、ただ悪女っぷりを発揮しているだけでしたか。

 それにしたって私は、不特定多数の人とのLINE交換は個人情報が漏れるようでやや心配。だってアカウントgetだけで場合によっては生年月日も分かっちゃうワケだし、フルネーム(本名)で登録してる人はフェアじゃないよーな。アイコンが自分の顔写真の人は、サブSIM活用するなどして別垢作ることをオススメしたい。私も作ろーかなー。

イライラ度★☆☆☆☆

(次の街へつづく)

高輪らいあん
記事一覧
街コンライター
港区高輪生まれの“陰キャ”独女27歳。都内の花屋で勤務している。プライベートでは黒髪、色白、そしてモヤシのような華奢な身体というモテ要素?を装備し、恋人を作るべく街コンで奮闘する日々。いかんせん顔がマヌケで人の気持ちを逆なでする声のため、他人からは「やる気がない」と思われがちで、男女問わず罵倒されることも……。

関連キーワード

ラブ 新着一覧


猛アプローチの真意は?年上男性の言動に頭を抱える婚活女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2021-06-19 05:58 ラブ
真心を感じられない…感情的な女性の扱いに苦心する熟年男性
「冷酷と激情のあいだvol.43〜女性編〜」では、婚活中に出会った年上男性にしつこくアプローチされていると言う女性・Oさ...
並木まき 2021-06-19 06:00 ラブ
運命の人だと思ったのに違った…7つの共通点&見極めるコツ
 彼と出会った時、一緒にいて落ち着いたり、偶然の共通点が多かったりすると「思わず運命の人なのかも!?」と思ってしまいます...
恋バナ調査隊 2021-06-18 06:00 ラブ
離婚を後悔しがちな5つの理由&後悔しないための確認ポイント
 どんな夫婦でも、結婚が決まった時は明るい未来を想像し、お互いに幸せを感じていたでしょう。しかし、年月が過ぎ、さまざまな...
恋バナ調査隊 2021-06-17 06:00 ラブ
ここに来て注目…すぐに会える安心感「ご近所恋愛」のススメ
 コロナ禍は、多くの遠距離カップルを引き裂いてしまいました。会えない期間が続くと、愛情を持続させることはかなり難しくなっ...
内藤みか 2021-06-17 06:00 ラブ
レスの彼との未来はある? 乗り越えるためのおすすめ解消法
 友達同士でもなかなか語り合えない「セックスの頻度」。皆さんはどれくらいでしょうか? パートナーとの夜の営みがない期間が...
若林杏樹 2021-06-16 06:00 ラブ
愛され女子のほっこりLINE♡ 彼氏の仕事の疲れを癒す内容5つ
 仕事が忙しくて、なかなか会えない彼氏……。そんな時には、「なんで会えないの!?」なんて拗ねたLINEよりも、彼氏を癒す...
恋バナ調査隊 2021-06-16 06:00 ラブ
いくら美形でも…付き合いたくないモンスターイケメン体験談
 外見の良さは、人から評価されやすいものです。しかし、あまりに外見でちやほやされすぎると、コミュニケーション能力の欠如し...
ミクニシオリ 2021-06-15 06:00 ラブ
冷凍ごはん絶対NG?ホント無理!彼のこだわりに打ち勝った日
「何歳からでも夫婦になるのは遅くない」とお伝えする本連載。インタビュアー・内埜(うちの)さくらが、40歳以上で結婚した男...
内埜さくら 2021-06-15 08:28 ラブ
美魔女はモテる?モテない?年齢に負けずちやほやされるコツ
 少し前に流行った、「美魔女」という言葉をご存知ですか? 一般的な定義としては、“35歳以上の才色兼備の女性”のを指すよ...
恋バナ調査隊 2021-06-14 06:00 ラブ
現実と向き合って!夫婦の問題から逃げるパートナーとの末路
 結婚って幸せの入り口だと思っていたのに……結婚生活を重ねるほどに浮上してくる、現実的な問題の数々。もしパートナーがこの...
七味さや 2021-06-14 06:00 ラブ
すぐに実践♡ 男性を虜にする効果抜群の恋愛テクニック8選
 気になる男性ができた時、「誰にでも効果のある恋愛テクニックがあればいいのになぁ」と感じたことはありませんか? 今回は、...
恋バナ調査隊 2021-06-13 06:01 ラブ
冷え切った関係なのに…夫に離婚を認めてもらえない妻の悲嘆
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2021-06-12 06:09 ラブ
別居してお互い自由にしているし…離婚に応じない夫の言い分
「冷酷と激情のあいだvol.42〜女性編〜」では、別居をして何度も離婚の話をするも、夫が合意してくれない女性・Sさんの苦...
並木まき 2021-06-13 22:12 ラブ
妻一筋で不倫しません! 夫を虜にする妻が持つ“4つの共通点”
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。芸能人の不倫スクープが山ほどクローズアップされ、今や“女遊びは芸の肥やし”と...
山崎世美子 2021-06-12 11:11 ラブ
もはや誤変換の神! 彼女から届いた笑える可愛いLINE5選♡
 恋人同士の連絡ツールであるLINEには、2人のいろいろな物語が詰まっています。今回はその中でも、愛しい彼女から届いた、...
恋バナ調査隊 2021-06-12 06:00 ラブ