植物版“虫コナーズ”!? センテッドゼラニウムは心のイライラ虫撃退にも◎

斑目茂美 開運花師
更新日:2023-04-26 06:00
投稿日:2023-04-26 06:00

イライラが全く止まりません

 ただでさえ更年期がエグ過ぎて些細なことでイラッとする毎日なのに、暖かいなぁと思った途端にどこからともなくわいて出てきては、耳元でブーンと飛んでくる五月蝿い(うるさい)アイツら……。

 猫店長「さぶ」率いる我が愛すべき花屋は、カントリー風情たっぷりな立地にあるせいか、畑などに肥料を撒き始める春先になると笑えないくらい様々な虫が飛んできます。店内には花が売るほどございますゆえ、ミツバチまでも花粉を求めて入店する始末……。

 ハチはまだいいとして(よくはないけど!)、わけのわからんハエや蚊はいただけません。今回はイライラを解消すべく花と香りで虫除け対策ができる素敵なハーブをご紹介。「マジで寄ってこないで! 虫除けにはセンテッドゼラニウム」の解説でございます。

センテッドゼラニウムってなんですか?

 ゼラニウムはご存じでも、センテッドゼラニウムは聞き覚えがないかもしれません。小さく可憐で可愛らしいお花ですが、花が目的というより茎や葉に強い香りを持つため、どちらかといえば、ハーブの活用を目的としたゼラニウムでございます。

 なかにはローズやパイン、ジンジャーといったスパイシー系の香りを放つ品種のゼラニウムもあり、全体でハーブゼラニウムなんて呼んだりもしちゃいます。ピンクや白の小さな花が咲いて可愛いですよ~。

 エッセンシャルオイルやアロマオイルで「ゼラニウム」といえば、ピンク色の小さく可愛らしい花が咲くローズゼラニウムを指し、代表的なセンテッドゼラニウムでござんすな。

 アロマオイルマッサージで使われるゼラニウムオイルは更年期真っ只中のワタクシもだいぶ助けられているオイルの一つ。香りの成分に「ゲラニオール」「リナロール」「シトロネラール」などが含まれたゼラニウムオイルは、メンタルの鎮静や女性特有のホルモン調整に効果が期待できるといわれています。

 マッサージオイルだけでなく石鹸や香水、ルームフレグランスとしても使われ、いまでは名前を聞いただけでも身近に感じるオイルになりました。

 そんな「ハーブ」としての位置付けをされているセンテッドゼラニウムですが、もう一つの俗名に、「蚊取り草」なんてのもございます。全然色気が無いけどw

 香りの成分「シトラール」「シトロネラール」は蚊やハエ、ダニ、ノミなどの虫除けに効果があるといわれ、ヨーロッパでは美しく飾られた窓辺の花にゼラニウムが使われていますが、特にセンテッドゼラニウムを飾る習慣は虫除けを期待してのお話。言い換えればオシャレで見栄えのいい“虫コナーズ”でございますな。よく考えられておりますよ。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


お正月にしめ縄って必要かぃ?「しめ縄」と「しめ縄飾り」の違いも解説
 今年もあと2週間を切りました。年末だというのにあまりの暖冬、ここ数日は少しは寒くなったものの更年期のワタクシは、本職の...
「女は見た目がすべて」の思い出に悶々…容姿いじりのトラウマの克服法
「女は見た目がすべて」なんて言葉が昔からあるように、男性よりも女性の方が外見を厳しく見られる傾向です。そして残酷なことに...
落ち込んだらシーラカンスのことを考えるといいかもしれない
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
人生初のぎっくり腰なぜ発症? 40女の激痛を救った意外なコスメは…
 齢46、人生初のぎっくり腰になりました。腰が砕け、身動きがまったく取れない状態に陥るって本当にあるんですね。  デス...
韓国は「ひとり飯」ほぼタブー! おひとり様=みじめな人認定で苦労した
 ちまたでは『孤独のグルメ』(テレビ東京系)や『ひねくれ女のボッチ飯』(テレビ東京系)、『めんつゆひとり飯』(BS松竹東...
2023-12-19 06:00 ライフスタイル
“たまたま”とももうすぐお別れ…去勢前のおやつシーンを激写
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
自然の石を積んだ石垣でできた江戸時代から続く「棚田の村」
 見知らぬ土地で、山道を越えて現れた見事な石垣に圧倒される。ここまで積み上げる労力を想像すると途方に暮れるし、これが自然...
妙齢って何歳? 三省堂 現代新国語辞典のいまっぽい凡例に注目
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
#3 結婚で“輪”から去る友人への寂しさ。心地よい独身生活で失ったもの
【#2のあらすじ】  ミュージシャンの沙恵は高円寺に暮らし、毎晩芸人の卵や音楽仲間と飲み歩いている。高円寺はうんざ...
#2 友達の結婚、喜べないのはなぜ? 勝ち組を裏切りだと感じてしまう記憶
【#1のあらすじ】  ミュージシャンの沙恵は高円寺に暮らし、芸人の卵や音楽仲間と毎日飲み歩いている。高円寺はうんざ...
「最終的には学歴!」すごいですねー(棒)高学歴義母のマウントLINE3選
 義母が高学歴だとなんとなく上品でスマートな人柄が連想されますが、現実では学歴の高さと人格は比例しないようです。実際には...
2023-12-16 06:00 ライフスタイル
#1 夢を諦めきれない32歳の女。高円寺で燻る芸人らと酒に溺れる日々
 この街は、まるでネバーランドだ。  いつもの店に行くと、いつもの仲間がいて、相変わらずのバカな話で盛り上がれる。...
母親が施設から帰ってくる夢…認知症の予兆を「ボケたな」で済ませない
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(63)。多忙な現役時代を経て、56歳...
おひとり様全盛時代でも? 老後こそ“コミュ力”がものを言う
 ぶっちゃけ、私はあまり人づきあいが得意なほうではありません。一人のほうが気を遣わなくていいし、楽だから。  これから...
ムーミン好き必見!ESSEの時短レシピ&開運グッズ付録など使いこなす術
 今回ご紹介する雑誌付録は、「ムーミントラベルポーチ3点セット」と「別冊付録:保存版!ESSEのBest時短ベストおかず...
同僚のボールペン“カチカチ”に敏感反応!繊細すぎる人へのLINEどう返す
 世の中には、人一倍豊かな観察力や感受性を持つ人も存在します。そうした人は「優しい」「気遣いができる」などの長所をたくさ...