歯の矯正器具を2時間かけて装着、違和感しかねぇ 2023.5.27(土)

コクハク編集部
更新日:2023-05-30 18:23
投稿日:2023-05-27 06:00
 40代半ばになって歯科矯正を始めた女のほぼ“リアタイ”ドキュメンタリー。恋バナでも食ルポでもライフハックでもない間口の狭いテーマですが、嘘偽りなく、ちょっとためになるをモットーに綴ってまいります。

コロナ禍で矯正人口は本当に増えているの?

 2020年2月ごろから新型コロナによってマスク生活を余儀なくされ、今年3月の着用緩和がアナウンスされるまで、この間、およそ3年です。

 マスクをしているうちに口腔ケアを済ませよう、はたまた、マスク常用&人に会う機会が少ないならメンテは必要ないよね――。口腔治療において二極化が進んだとも言われていますが、実際はどうだったのか。歯科矯正人口に変化はあったのか。

 その“答え”は、3年に一度実施される厚労省発表の「患者調査」にありました。昨年6月発表の最新版(令和2年)はコロナ前と後が比較できる初めてのデータです。1日あたりの歯科矯正初診者数について、前回(平成29年)の調査結果を見比べると、その差は一目瞭然……!

【コロナ前】(平成29年)
合計800人(男性300人・女性500人)

【コロナ後】(令和2年)
合計2900人(男性500人・女性2400人)

 3年前と比べると、全体で3.6倍、女性に限れば、4.8倍。歯科矯正への興味・関心はグンと上がっていました。

 具体的な数字は省きますが、年齢別でみても増加率は30代前半が2.4倍と最も高く、30代後半は1.8倍、40代前半と後半はともに1.5倍。同調査を見る限りでは、オトナの矯正人口の増加は顕著です。

Quality of lifeを上げたい

 一体、なぜ?

 メイクやファッション、外食が不自由になったぶん、矯正費用にお金が回せるようになった人もいるでしょう。わたしもそのひとりです。

 歯科矯正によって、慢性的な肩こりの痛みが和らぎ、姿勢改善につながる可能性があるともいわれています。QOL(生活の質)が向上し、健康な心身を目指し、自分自身に投資できるありがたさよ……。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


記憶鮮明な阪神・淡路大震災発生前夜の“異変”。冬眠モードのカメが突然大騒ぎして…
 8月8日16時42分ごろ、日向灘を震源とする最大震度6弱の地震が発生。その後、気象庁が初めて「南海トラフ地震臨時情報(...
“たまたま”チェックに余念のない茶トラ君♡ 写真集の表紙になれるかな?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「妊娠アウティング」経験者たちのエピソード 悲劇はどうすれば防げたのか
 皆さんは、「妊娠アウティング」という言葉を知っていますか? もしかしたら、実際に被害を受けたことがある人もいるかもしれ...
あの人気観葉植物が地震を予知!? 植物の異変から事前兆候を察知する話
 テレビ画面に映し出される南海トラフの「巨大地震注意」の文字…。不安で心が押しつぶされそうになりますな。ワタクシが生...
アプローチ中のおんにゃの子は塩対応? “たまたま”の恋の行方にドキドキ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
盆地を見下ろす丘で
 盆地を見下ろす丘で。  くるくると回る風に吹かれ、空に風の交差点を観た。
ほっこり癒し漫画/第79回「来るかな? ニャー」
【連載第79回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
「女郎花と男郎花」読める? ヒント:ジョロウは間違い。初秋に愛でたい
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ミルクに難色、昭和育児の「母乳信仰」って何なん? 押しつけがましい上から目線LINEにイラッ
 初めての育児や、何人もの育児をしているお母さんは、とりわけ、毎日大変! そんなお母さんを追い詰める身内、どうにかならな...
セレブ妻が赤羽のサイゼリヤに落ちるまで 上流階級との「品格の差」に絶望
 悠々自適なセレブ生活を送っている医師の妻・大宮由香。ある日、お嬢様学校に通う娘のクラスメイト・愛舞(らぶ)とその母親・...
勝ち組ママ友が放った屈辱的な一言。私を「一般人」と一緒にしないで!
 四ツ谷・番町エリアに暮らす医師の妻である大宮由香は、娘・葵を名門お嬢様学校に通わせている。小学校に入った葵から友人がで...
嘘でしょ…娘の友達が「キラキラネーム」? 玉の輿セレブの大きな誤算
 都会の中心でありながらも、ハイグレードな住宅街として知られる四ツ谷・番町エリア。  大宮由香は、小学校に入ったば...
スメハラ? 90年代の出版社は“異臭”がプ~ン…男と香水と時代の変化
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(64)。多忙な現役時代を経て、56歳...
移住の思わぬ落とし穴。収入激減で大後悔!こんなはずじゃなかった…
 コロナ禍でリモートワークに対応する会社が多くなり、地方への移住を一つの選択肢として捉える人は増えました。でも、あまり調...
直木賞作家・荻原浩氏インタビュー 世にはびこる誹謗中傷「耳の痛い意見が人を成長させるとは言い切れない」
 パリ五輪でも選手や審判などに対する誹謗中傷は深刻な問題となっている。誹謗中傷は、他人への悪口(誹謗)と根拠のない出鱈目...