ポケモンカード強奪事件で私がとった行動 息子と上級生宅に乗り込むと…

tumugi・ひでまる ツレ婚夫婦ライター
更新日:2023-06-12 06:00
投稿日:2023-06-12 06:00

息子と一緒に上級生のお宅へ突撃訪問したけれど…

 長女の情報によると、そのお宅は近所にあるそうです。時間をあけるとややこしくなってしまうため、即行動。ノープランのまま勢いでドアホンを鳴らしました。

 すると、不思議そうな顔で出てきたのは、相手の子のお母さんです。

「どうされましたか?」

 カタコトの日本語から、外国の方だとわかります。

「本日公園で一緒に遊んでいたところ、お宅のお子さんが“間違って”うちの子のポケモンカードを持っていってしまったようで……。一度、お子さんにご確認いただいてもよろしいでしょうか?」

 正直なところ、ドアホンを押す前は喧嘩上等! くらいの勢いでいました。しかし、いくらトラブルといえど、子ども同士の喧嘩。事情をそのまま伝え、のちのち揉めるのは避けたいところです。

 そこで、最終的にカードが手元に戻ってくればOKという考えに至り、若干マイルドめに言葉を選んだのでした。こういうのって、直前で冷静になるものですね(笑)。

「ちょっと聞いてみますね。〇〇~!」

 お母さんが呼ぶと、奥から出てきた相手の子。長男を見たとき「やばい」という表情をしたのを、私は見逃しませんでした。一応、悪いことをしたという自覚はあるようです。

 ポケモンカードを無言で差し出されたので、「いつも遊んでくれてありがとうね。これは大切なカードだから戻ってきて良かった」と、少し嫌味を織り交ぜながら笑顔で受け取りました。

 その後は、お母さんと無難な挨拶をして一件落着。大人げない態度をとってしまいましたが、無事ポケモンカードを取り戻せて良かったです。

 それ以降、相手の子は長男に絡まなくなりました。風の噂によると、私が家に突撃したせいか、お母さんが「あの子(長男)と遊ぶな!」と言っているそうです。誰だって我が子が大事ですし、そうなるのも仕方ないよね!

子ども同士のトラブルはよくあることで済まさない!

 子どもを育てているとさまざまなトラブルに遭遇します。今回は学校外でのトラブルでしたが、学校内のトラブルも大なり小なり、誰もが一度は経験するものでしょう。その際に、子どもだけで対応できる範囲を越えたものは、親の私たちが介入しなければなりません。

 ポケモンカードも、大事なものは家で遊べばいいにもかかわらず、公園に持っていったがために起こってしまったトラブルです。勉強代だと思い、泣き寝入りすることもできました。

 しかし、そこはやはり可愛い我が子。子どもの言い分をすべて信じ、トラブルの相手を一方的に責めるのは良くありませんが、話を聞いたうえで守ってあげるのも大切ではないでしょうか。

 一歩間違えればモンスターペアレントと呼ばれかねないこの時代。いかにして我が子を守りながら、ほかの保護者や先生との距離感を保つべきなのかを考えさせられた事件でした。

tumugi・ひでまる
記事一覧
ツレ婚夫婦ライター
10代で結婚、20代で離婚した3人の子を持つ占い師ライターtumugiと、元妻に2回も不倫サレてバツイチとなった会社員のひでまるが出会い、ステップファミリー(子連れ再婚)に。夫婦ともにFPの資格を所持し、保険会社勤務の経歴を持つ。自らの体験から『ステップファミリーの本音』をテーマに情報発信をしている。ステップファミリーを目指す方の背中を押すべく占い×実体験のアドバイスを用いて活動中!
ブログYouTubeXInstagram公式LINE
◆相談はこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


ワンオペ育児の日本と違う…台湾の妻が悩む“親戚の過干渉”
 国や地域によって、育児にまつわる文化の違いは様々ですよね。日本では日々忙しく過ごしているワンオペ育児ママが沢山いらっし...
「サボテン」には感情が? あなたの優しい言葉がトゲを抜く
「スマホをやりながら寝るのって絶対に睡眠妨害されてますよ。」  最近ワタクシの体メンテナンスをしてくださる方から言...
高級タワーマンションのラウンジで自撮りをする女の一生
 最近、たまたま都内の最高ランクのタワーマンションに行く機会が数回あったのですが、そこで2人組の美しい女性がラウンジのソ...
去勢手術は3日後…にゃんたま記念撮影でモフモフとお別れ
 これぞ! 鈴カステラ! 出来立てホヤホヤの美味しそうなにゃんたま!  食べちゃいたくなる、愛おしいにゃんたまω!...
猛暑の夏…健康な高齢者でも熱中症予防を“家族ですべき”理由
 介護士をしていた経験をもとにライターをしています。筆者はこれまで、認知症の症状や認知症を発症した時の具体的なケアについ...
がんでごめんね…「人生最後の生理」はある日突然やってきた
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー2年生です(進級しました!)。がん告知はひと...
さくらももこさんのエッセイに学んだ 本当の「時は金なり」
「時は金なり」という言葉、年を取れば取るほど心に沁みるのはなぜでしょう。私がこの意味を意識したのは、さくらももこさんのエ...
産毛のような初々しさ…もうすぐ去勢する“にゃんたま”の刹那
 羊毛フェルトで作られた「にゃんたまストラップ」が巷で流行中。フニフニ揉むと、心癒され気持ちが落ち着くのだそう。 ...
結婚したら退職する? 自分が幸せになるための人生の歩み方
 少し前のOLだったら「寿退職」なんて当たり前だったのでしょうが、今はそうはいかないですよね。共働きが普通だし、お金の心...
大人になっても趣味に没頭したい! おすすめできる3つの趣味
 ストレス社会で闘う毎日にふと疲れた時、「何もかも忘れたい」と思うことはありませんか? 多くの人は飲み会や買い物で鬱憤を...
鬼灯って読めますか?夏の風物詩「ホオズキ」の意味と活用法
 地域によりますが、八月はお盆月でございます。  八月の声を聞くとワタクシのお店もお盆のお支度で慌ただしくなり、店...
夕陽で赤く輝いて…黒猫“にゃんたま”は美しい絵のようだった
 にゃんたマニアにみなさんこんにちは! きょうは、初めての黒猫にゃんたまωです。  黒猫のにゃんたまって、真っ黒だ...
遠方に住む親が心配…介護サービスの上手な選び方&使い方
 遠方に住んでいる両親が介護状態になった時、多くの人が「大丈夫かなぁ……」と心配になるはずです。しかし、現代では親の介護...
ホステスの世界にもある「裏引き」という名の“闇営業”の実態
 世間をにぎわせた“闇営業”。「事務所を通さず仕事のオファーを受け、報酬を得る」行為は、夜のクラブでも存在します。店に許...
料理下手を克服する4つの方法 もうメシマズ女と言わせない!
「料理を作ると思った通りの味にならない」「どうしても美味しくない」、そんな悩みを抱えていませんか? せっかく料理をしよう...
住宅ローンは一生無理?がんになった場合の気になるお金の話
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー1年生です。がん告知はひとりで受けました。誰...