人間は“ド忘れリピート”が前提かも? シゴデキ女子たちの仕事観3.0

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2023-06-23 06:00
投稿日:2023-06-23 06:00
 みなさんは仕事で一回したミス、もう一度したことありますか? 私は何回もあります。そして忘れてしまうこともよくあります。
 こんな自分をダメだダメだと思い続けて十数年……。もしかしてこの考え方、もう古代の遺物かもしれません。というのも、仕事のできる女たちの間では、すでに違う常識が育っているのです。

 

 

ヤバいのはできない側ではなく、教える側かも?

 私はどちらかといえばシゴデキ(仕事できる)タイプの人間ではありません。

 なのでこれまで、至る所で「何回言えばできるの?」「こないだ言ったよね?」と言われてきました。書いててうっすら涙目になるほど嫌な記憶……。

 こんな話をつい先日、バリキャリのお姉さんたちに聞いてもらった時がありました。

 私は当然、「それはあんたが悪い」「仕事できないやつって、そんな感じだよね~」と言われると思っていたのですが、驚くことに反応は真逆でした。

「人間は何回言っても忘れんのよ!」と共感されてしまったのです。

 これまでの経験から私は、「一回言われたことをできないのは無能なんだ」と思って生きてきたので、びっくりしました。

人はミスをしてしまう生き物

 そしてお姉さんたち曰く、人は何回でも忘れるから、その度に指導すればいい。

 それでも年単位でできないなら、指導してる側に問題があるとのこと。

 めちゃくちゃ納得してしまいました。人気のあるスナックのお姉さんほど後輩の指導が上手だったし、何度でも教えてくれたからです。

 もしかしたら、内心イラっとしていたのかもしれません。でも、そんな雰囲気を感じた時はありませんでした。

「人間は同じミスを何回もしてしまうもの」と知っている人のほうが、シゴデキといえるのかも。

 みなさんの周りはどうですか? そして、みなさん自身はどうでしょうか?

登場人物紹介

モジョ子:自信がほしい主人公。いわゆるシゴデキタイプではない。怒られると萎縮して、わからないことを質問できなくなってしまう。最近は気に入ってくれるお客さんも増えている。

ママ:どろんぱのママ。コミには毎日ガミガミ怒っているが、モジョ子には甘め。下の教育には昔からとても熱心。従業員としてではなく、娘として女の子たちを愛しているため、頻繁に店を休んで自由参加の身内飲み会をしている。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


「出世したくない人」激増のナゼ 共通する特徴と4つの理由に妙に納得…
 令和の今、社会人の中でも「出世したくない」と考える人が非常に増えているようです。少し前まではどうにかして出世してやろう...
5年に1度の逸材にゃ!ノーブルすぎる“たまたま”に思わず合掌
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
26歳ギャラ飲み女子の貯金額は3000万円!昼はOL、非港区系の堅実生活
 経営者や著名人、人気のインフルエンサーも利用する「ギャラ飲み」なるサービスって知っていますか? 東京都内のみならず、全...
いくつになっても、誰かに褒められるのはやっぱりうれしい
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
ハロウィンの新顔!小粒な「ソラナムパンプキン」は枝にぶら~んぶら~ん
 まもなくハロウィン。猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花屋さんに、今年も大きなパンプキンが店頭を占拠する季節がやってま...
出産を機に中途半端なキャリアに…今にマッチした働き方は?
 先日X(旧Twitter)で、米ハーバード大学教授のクラウディア・ゴールディン氏がノーベル経済学賞を受賞したニュースを...
シンデレラ城より“我が城”が好き!LINEが示すめんどくさがりやの実態
 めんどくさがりやの人は、できるだけ身動きしないで済むように、いろいろな方法を駆使し、少しでも楽な生活を追求していますよ...
水しぶきの向こうに見えた太陽 長く暑かった季節を偲んで
 次の季節に向かうとき、少し寂しくなるのはなぜだろう。  高3の夏の終わりに自分の手でプールのカギを閉めたときとは...
出産で疎遠に…結婚後に態度が変わる女友達の特徴&無理しない付き合い方
 学生時代に仲の良かった女友達も、結婚した途端に疎遠になってしまったというのはよくある話です。どうせなら、結婚しても長く...
発達障害グレーゾーンの長男が憎い…ある一言で私の何かがプツンと切れた
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
パーフェクト“たまたま”の精悍&クールな眼差しに痺れちゃう
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
ゴールデンボンバーの「女々しくて」は言い得て妙だった!
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
LINEのない生活は無理!父の死、仕事の失敗、自分の病…心が救われた話
 仕事で大きなミスをして落ち込んだり、大事な人を失って悲しんだりと、気持ちが沈んでしまう瞬間がありますよね。そんなとき、...
他人の不幸は蜜の味でも不倫より「よろめき」のほうが風情があっていい
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(63)。多忙な現役時代を経て、56歳...
義母が若すぎるとこうなるのか!介護の心配もジョークで交わせるって素敵
 年下の男性と結婚した場合や、夫の母親が若くして出産している場合には、若すぎる義母が誕生するケースがあります。中には、義...
ほっこり読み切り漫画/第59回「ボクは君で、君はボク」
【連載第59回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 「「しっ...