山田涼介が“可哀想”脱出、歴代最低の木村拓哉は福山雅治に完敗したのか

こじらぶ ライター
更新日:2023-08-29 15:55
投稿日:2023-06-24 06:00

一部下馬評を覆した山田涼介の“絶対的王様”

木村に安定したバディがいたか、それが問題だ/(C)日刊ゲンダイ
木村に安定したバディがいたか、それが問題だ /(C)日刊ゲンダイ

 Hey! Say! JUMPの山田涼介(30)が出演したドラマ「王様に捧ぐ薬指」(TBS系)の最終回が今月20日に放送され、世帯平均視聴率7.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区=以下同)を記録し、自己最高視聴率で有終の美を飾った。

 同作は橋本環奈(24)が地上波連ドラ初主演を務め、ド貧乏家庭に育ちながら絶世の美女である羽田綾華を演じ、山田扮する“絶対的王様”の御曹司・新田東郷から突然プロポーズされるところから始まる。

 愛は一切ナシの“メリット契約婚”で超打算的シンデレラストーリーとも銘打たれていた。

“大コケ”“大爆死”の報道が続いていた

 山田と言えば、ここ最近は出演映画やドラマが立て続けに“大コケ”“大爆死”などと報じられていた。ただ、SNS上ではいずれも「山田くんの演技はいいのに」の注釈付きで、「作品に恵まれずかわいそう」との声が多かった。

 人気漫画が原作である「王様に捧ぐ薬指」が実写化されると発表された当初も、橋本と山田が綾華・東郷のイメージに合っていない、と原作ファンからの反発もあった。

 しかし、いざドラマの放送が始まると、2人は本当に少女漫画から飛び出してきたような圧倒的ビジュアルで、「美男美女でお似合い」「目の保養になる」と、原作ファンや2人のファン以外の一般層からも絶賛された。

橋本環奈×山田涼介の演技力

2人を引き裂こうとする綾華の義母役を演じた松嶋菜々子/(C)日刊ゲンダイ
2人を引き裂こうとする綾華の義母役を演じた松嶋菜々子 /(C)日刊ゲンダイ

 橋本と山田は、共に端正な顔立ちでありながら可愛らしいという点でビジュアルの親和性があり、かつ同作が持つポップでコメディータッチな雰囲気にも非常にマッチした。

 綾華と東郷の恋路に横やりが入るシリアスな展開でも、橋本と山田がこれまでの作品で培ってきた演技力がいかんなく発揮された。

 特に山田は、御曹司で冷徹だったりオラオラなところがありながら、心を許したあとは可愛らしく、あるいは男らしく綾華に迫っていくツンデレぶりがハマりにハマっていた。

 そんな2人の奮闘もあって、同作はTverのお気に入り登録数が最終回放送終了時点で133万人を超え、後述する木村拓哉(50)主演の「風間公親-教場0-」(フジテレビ系、以下「教場0」)を抜き、春ドラマの2位にランクインしている。

「王様に捧ぐ薬指」は代表作の仲間入り

 また、オリコンのドラマ満足度調査でも回を追うごとに数字をあげ、100Pt満点中95Ptを叩き出すなどたびたび首位争いに加わった。

 これだけでも同ドラマが視聴率以上に人気・話題作であり、山田、橋本両者にとって「代表作」と胸を張って言える要素になるだろう。

 山田は橋本という最高の“バディ”に巡り合い、今後も様々な形で俳優・山田涼介を見たいと思わせてくれる結果となった。

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