大切な女の愛蜜に満ちたセックス、それでも「女風の経験は宝物です」#6

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2023-06-30 06:00
投稿日:2023-06-30 06:00

久しぶりに嗅ぐ愛しい彼女の匂い

――ミホさんの不安がぬぐえて良かったですね。続けてください。

「僕は、彼女の股間に顔を寄せました。久しぶりに嗅ぐ愛しい彼女の匂いに、勃起がもうひと回り膨らむのがわかりました。

――ミホのここ……いやらしく濡れてて、すごくキレイだ。

 ふうっと熱い吐息を吹きかけ、ぬめ光るワレメに舌を這わせると、

――ああっ……ジン……ンッ!

 彼女は悦びを表すように、悩ましく腰を突き上げたんです。左右の肉ビラを広げると、薄闇でもわかるほど、真っ赤に濡れたミホの女花が妖艶に息づいていました。

 濃厚な香りはいっそう強くなり、鼻腔に忍びこんできて……舌を伸ばしてワレメや濡れ溝を舐め、したたる愛蜜を啜りました。

受け身だった彼女が

 お客ではない、心から好きな女性の一番大切な部分を愛する行為に、欲情のボルテージが急速に上がっていって、いっそう情熱的に舌を躍らせました。真っ赤に尖ったクリトリスをねぶり回し、チュッ、チュッと吸いまくると、

――ああっ……いいっ!

 ミホの体がガクガクと震え始めたんです。このままアクメを迎えるのかと思いながら、なおもクリトリスを吸い転がしていると、

――欲しい……来て……ッ!

 ミホが挿入を求めてきたんです。僕が正常位の体勢を取ろうとすると、ミホが拒みました。

――今日は私が上になりたい。

 言いながら、騎乗位の体勢でまたがってきたんです。普段の彼女はどちらかと言えば受け身で、自ら騎乗位を取るようなことはなかった。

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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