新幹線で帰省中、ヤバい親子に遭遇!「お互い様」の解釈について考える

tumugi・ひでまる ツレ婚夫婦ライター
更新日:2023-08-07 12:43
投稿日:2023-08-07 06:00

まさかの同意を求められて…夏

 唖然としていると、母親と目が合ってしまい……。あわてて目を逸らしましたが、

「子どもが小さいと新幹線に乗るのも大変ですよね。でも、みんな小さいころはこんな感じだったでしょうし、お互い様ですよねー!」

 とニコニコしながら話しかけられました。

 咄嗟に反応できず、「あはは……」という乾いた笑いしか返せなかったあのころの私。今だったらもっとマシな返しができる気がする(笑)。

 結局、誰かが乗務員にクレームを言ったようで、男の子と母親は車掌から注意を受けていました。

 母親は不満そうに「お互い様じゃないですか?」と口にしていましたが、その後は終点まで騒ぎながらも母親のひざの上でYouTubeを見ていたので良かった(?)です。そして、父親は終点までそのまま爆睡。他人ながら少々イラッとしてしまいました。

お互い様を迷惑かける側が都合よく解釈してはいけない

 この出来事は私の中でかなり大きなインパクトを残しています。というよりも、もはや教訓に近い感じ……? 母親がしきりに口にしていた「お互い様」というフレーズが頭から離れません。

 自分の子どもが好き勝手するのを「お互い様」の一言で片付けられるなら、子育てはどんなに楽でしょう。しかしながら、子どもの責任は親の責任なのも事実ですよね。

「お互い様」はあくまでも、迷惑を受ける側が広い心を持って接してくれるからこそ成り立つもの。「お互い様」を都合の良いように解釈するのは間違っていると私は思うのです。

子どもだからこそルールやマナーを大切に!

 子どもを育てていく上で、ルールやマナーはしっかりと叩き込むくらいがちょうど良いのかもしれません。それは大人になれば必ず役に立つスキルであり、上手に生きていくための処世術。

 小さなころから好き勝手やらせていては、年を重ねるにつれて常識や我慢といった、素敵な大人になるための要素を取りこぼしてしまう恐れもあります。

 我が子がかわいいのはみんな同じ。同じだからこそ公共機関に限らず様々なシチュエーションにおいて、ルールやマナーを守る大切さをしっかりと教えていきたいと思いました。

『人の振り見て我が振り直せ』とはまさにこのこと。知らないうちにヤバい親子にならないよう、みなさんもご注意くださいね!

tumugi・ひでまる
記事一覧
ツレ婚夫婦ライター
10代で結婚、20代で離婚した3人の子を持つ占い師ライターtumugiと、元妻に2回も不倫サレてバツイチとなった会社員のひでまるが出会い、ステップファミリー(子連れ再婚)に。夫婦ともにFPの資格を所持し、保険会社勤務の経歴を持つ。自らの体験から『ステップファミリーの本音』をテーマに情報発信をしている。ステップファミリーを目指す方の背中を押すべく占い×実体験のアドバイスを用いて活動中!
ブログYouTubeXInstagram公式LINE
◆相談はこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


新学期早々ピンチ! 子供の「学校に行きたくない」の最適解は?
 子供が「学校行きたくない」と言い出したら、親としてはとても不安になりますよね。理由は、いじめや人間関係、勉強の遅れや体...
黄・紫・桜♪
 春の三原色を見つました。
陽だまりでゴロゴロ♡ お日様パワーを吸収する“たまたま”君
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
ほっこり癒し漫画/第71回「はふはふぴたっ」
【連載第71回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
美人局の語源に「筒」と「陰茎」
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
結婚式前夜、娘の門出を祝う「親として最後の教え」の内容に涙腺崩壊!
 入学や卒業、就職による1人暮らしなど、門出は1つの節目。嬉しい反面、どこか寂しさや不安を感じる瞬間でもありますよね。 ...
占い好きな成功者と占い好きな非成功者の違い…占いライターで一攫千金も
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(63)。多忙な現役時代を経て、56歳...
豊洲の人生勝ち組妻でも幸せじゃない?彼女が裕福と引き換えに諦めた事
 独身時代は都心に暮らしていたが、結婚を機に武蔵境に暮らし始めた千佳。しかし、郊外のこの地を愛せない。そんな時、中学の同...
「夫の駐在時にね…」なぜあのコが?田舎の同級生“玉の輿婚”に心ざわつく
 独身時代は都心に暮らし、華やかな生活をしていた千佳。しかし、結婚を機に都内から離れ、武蔵境に住み始めた。しかし、妥協し...
メガバン妻が悟ったリーマンの限界値 吉祥寺より2駅下った中古マンション
 武蔵野の自然を携えそびえる瀟洒な白亜の建物は、まるでこの場所がヨーロッパの一都市であるかのような錯覚を与えてくれる。 ...
帰ったらお風呂に…夫「沸いてるよ!子供が入ってる」危機管理能力ゼロや
 子育て中のママにとって、子供の命と健康を守るのは一番大切な使命。だからこそ、危機管理能力は嫌でも高くなります。 ...
号泣しながら「愛の讃歌」を熱唱 なぜ人はスナックでダサい姿を晒すのか
 私はこれまで多くの夜の世界を見てきましたが、スナックは本当に不思議な場所です。  完全無欠のモテ人間ほど、なぜか...
大人は「さようなら」とハッキリ言わないけど…
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
春の行楽、御朱印集めはスタンプラリーと何が違う? 作法やタブーとは
 山形県東部にある山寺(山形市)で自らの行いについて考える出来事がありました。我よ、御朱印集めがスタンプラリーと化してい...
この勇姿もあとわずか…去勢手術予定“たまたま”を記念撮影!
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「クリスマスローズ」で究極のほっぽらかし園芸!怠け者でも花いっぱい♡
 猫店長「さぶ」率いる我が花屋のある神奈川は地球温暖化の影響もあり、ここ近年の特徴は卒業式に桜咲くでしたが、今年は入学式...