新幹線で帰省中、ヤバい親子に遭遇!「お互い様」の解釈について考える

tumugi・ひでまる ツレ婚夫婦ライター
更新日:2023-08-07 12:43
投稿日:2023-08-07 06:00
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザーを経て「ひでまる」と再婚。今では3人目の子どもが誕生し、5人家族で暮らすアラサーです。
 3人の子どもを抱えながら働くって、思っていたよりも大変! 本連載は子育てをしながらバタバタと過ぎていく毎日の中で、私が感じたことやちょっとした事件(笑)を「働くママのリアル」を通してお伝えします。

親にとって悩ましい夏休みの過ごし方

 みなさん今日もママ業お疲れ様です! 前回は「転勤族でも住みやすい土地にするための3つのコツ」についてお話しました。

 在宅ワークが増える一方、まだまだ転勤族の家庭が多いのは否めません。少しでも住みやすくするには、自分でマインドや行動を変えていきましょう!

 いつものようにドタバタと毎日過ごしていたら、いつの間にか季節は夏に……! 子どもにとってはお待ちかねの夏休みが始まりました。

 しかし、正直なところ母である私には非常に悩ましい期間。末っ子はありがたいことに夏季保育があるのでなんとかなりますが、問題は小学生と中学生です。

 ごはんの準備にはじまり、仕事中に話しかけられるわ、イベントやプールに行きたいだの出費も重なるわ、毎日22時頃にはぐったりしながら洗濯を回す始末。

 鬱々としていると、実家から「子どもたちだけ遊びに来ない?」とのお誘いが♡ そうと決まれば、車を持っていないので交通手段の確保が必須です。

 そこでふと思い出したのが、子連れで利用した新幹線でのある出来事。隣の2列シートに座っていた親子の迷惑な行動の数々に度肝を抜かれました。

 今回はそんな「子育てにおけるお互い様」についてお話します。

帰省のため子連れで新幹線を利用

 あれは夏真っ盛りの8月のある日。大阪から東北の実家へと帰省のため、新幹線を利用することに。まだ1歳半の末っ子を抱え、私と長女・長男の4人で3列シートに座っていました。

 大勢の人が溢れる駅で抱っこ紐には末っ子、両手には上の子たちという満身創痍スタイルで新幹線になんとか乗り込み、ホッと一息ついたのも束の間。席の近くからケラケラと笑い声が聞こえてきます。

 笑い声の主は3歳くらいの男の子。隣の2列シートに男の子と両親が座っていました。楽しそうに話す様子は微笑ましく、「雰囲気の良い家族だなー」という印象です。

 このとき、隣が同じ子育て世代の方で密かに安心したのを覚えています。しかし、40分後にそれは大きな勘違いだと気づくのでした……。

新幹線で走りまわる子ども

 お昼時に乗車したため、乗客は駅弁などを食べながら思い思い時間を過ごしていました。子供たちも自分が選んだ弁当を広げ、楽しそうに食べています。私も久しぶりの駅弁にテンションが上がりまくり!(笑)

 冷めていてもおいしい駅弁は子育てママの救世主ですね。末っ子をあやしながらでも、最後のご飯ひと粒まであますことなく楽しめたのですが……駅弁も食べ終わり、乗車からちょうど40分経ったころ。隣の席の男の子が飽きてきたのか、通路を1人で歩き出しました。

 そのまま色々な座席にちょっかいを出しながら車両の端から端まで何度も往復しています。しかも、新幹線が揺れるたびに転びかけるところを、周りの大人が補助してあげていました。

 そんな衝撃的な光景に目を奪われていると、男の子はついに奇声を発しながら走り出したではありませんか……!

 慌てて隣の両親を見ると、父親はビールを煽り爆睡中。母親は寝てはいないものの、笑顔で「もー、走っちゃダメでしょー危ないよー」と、男の子に声をかけるだけで動こうとしません。

 明らかに周りの人たちは迷惑そうにしていますが、そんな様子は気にならないようです。

 トイレに行くために通路を歩いていた男性と男の子がぶつかっても「すみませーん」の一言のみ。

tumugi・ひでまる
記事一覧
ツレ婚夫婦ライター
10代で結婚、20代で離婚した3人の子を持つ占い師ライターtumugiと、元妻に2回も不倫サレてバツイチとなった会社員のひでまるが出会い、ステップファミリー(子連れ再婚)に。夫婦ともにFPの資格を所持し、保険会社勤務の経歴を持つ。自らの体験から『ステップファミリーの本音』をテーマに情報発信をしている。ステップファミリーを目指す方の背中を押すべく占い×実体験のアドバイスを用いて活動中!
ブログYouTubeXInstagram公式LINE
◆相談はこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


辛酸なめ子さん「猫奉仕入門」人より高貴な存在に奉じる幸せ
 猫様、神様、仏様!! ネコの前では誰もが下僕……。猫は迷える人間をいつも導いてくれているのです。
昼と夜で違う顔 ガード下で見つけた芸術作品 2023.3.3(金)
 暗闇をバックに造形が際立つ、まるでガード下の芸術作品。  明るい時間にはなんてことない風景なんだけど、まったく違...
イジリとイジメの違いは?関西出身者は思う「わからん人は使用厳禁!」
 みなさんの生活圏には「イジる文化」はありますか? 私は関西出身なので、お笑いの文化が身近にあり、小さな頃からイジリ慣れ...
プレゼン怖い問題 緊張しない5つの方法で苦手意識をなくす!
 会社でのプレゼンや学校での保護者会など、人前で喋るときに緊張して本領発揮できなくなってしまう人はよくいます。たしかに、...
にゃんたま撮影=合法! プリプリな美少年“たまたま”に大注目
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
職場にひとりはいる!? 驚くほど「働かないおじさん」対策法
 会社で働いていると、びっくりするほど仕事をしないおじさんっていませんか?  働き盛りのアラサー、アラフォー女性にとっ...
三匹寄れば文殊の知恵 2023.3.1(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
超絶かわいい! 春の花「シレネ サクラコマチ」最強の飾り方
「へー!」  以前なにげなく見ていたNHKの特集番組で、思わず声が出たことがございました。なぜテントウムシは自然と...
写真の黒枠は要注意! 40代なら知っておきたい年賀状マナー
 年々、デジタル化が進む現代では、年に一度、心を込めて書く年賀状の意義も大きくなっていますよね。でも、実は年賀状には意外...
BiSHセントチヒロ・チッチ「ハクと坊のきょうだい猫は人を虜にする」
 私、このコたちを我が家に迎える前から、ふたりのファンだったんです。 「セントチヒロ・チッチ」の名前の通り、私はジ...
「新井モーニング」からのストリップ劇場へ 2023.2.28(火)
 書店員でエッセイストで踊り子。コクハクで連載中の新井見枝香さんが出演するストリップを観に行ってきました。ストリップ初心...
自分を追い詰めないで アラフォー女性管理職5つの悩み&解決法
「課長に昇進したのはいいけど、意外とツラい〜!」そんなアラフォー女性、増えています! 豊富な経験から職場で責任あるポジシ...
日光浴&岩盤浴♡ くるんとしたポーズで“たまたま”をチラリ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
見栄っ張りな女の「隠れ心理と付き合い方」を知って楽になる
 あなたの周りに、見栄っ張りな女はいませんか。友達だと思っていても、会うたびに見栄を張られると、疲れてしまいますよね。こ...
職場にウジャウジャいる!?「老害社員」特徴5つと付き合い方
 さまざまな年齢の人が働いている職場では、かなり年の離れた定年間近の上司や先輩とも付き合わなくてはなりません。人生の先輩...
何でもない日、いつか良い思い出になる時間 2023.2.27(月)
 行きかう電車を眺める2人。  なにか会話をするでもなく、ただ同じ方向を向いている。  記念日やイベントごと...