夫とリビングSEX、猫ババ女への復讐「元カレパパ友との妊娠」は… #5

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2023-08-11 06:00
投稿日:2023-08-11 06:00

夫の拒絶の言葉に傷つきながらも

 ふっと笑った夫が、一瞬、私を見たんです。
 
――おい、アミ……そのかっこうは……?

 夫は目を見張りました。彼の目にはブラックレースのナイトスリップを着た私が映っている。胸の谷間はもちろん、ミディアム丈の裾から伸びたナマ脚にも、視線が突き刺さるのがわかりました。

――たまにはこういうのもいいでしょう?

 私は夫にしなだれかかりました。

――よせよ。今さら……。

――傷つくこと言わないで……。アンナが妹か弟が欲しいっていうのよ。

 私は拒絶する夫の言葉に傷つきながらも、甘い声で囁きました。

――あなたはテレビを見てていいから……お願い。

 そして、夫のハーフパンツの両サイドに手をかけたんです。

久しぶりに嗅ぐ夫の匂い

――ね……少しだけお尻を上げて。

 その声に、夫は戸惑いつつも腰を上げ、私は素早くハーフパンツと下着を引きおろしたんです。

 勃起こそしていませんが、浅黒く野太いペニスが陰毛から顔を覗かせていました。私は股間に顔を寄せて、

――ああ、シュウジの匂いがする……。 

 久しぶりに嗅ぐ夫の匂いを胸いっぱいに吸い込み、ひと思いにペニスを頬張りました。

――おおっ。

――ふふ、あなたは野球を見てて構わないわ。

 そう言い放つとペニスに舌を絡めました。唾液を溜めてチュッ、チュッと吸引すると、男根が急激に硬さを増していきます。ユウキとは違う味と匂い、そして舌と上あごを圧す力に頼もしさを感じる自分がいました。

 普段は私の目さえ見ない夫が、愛撫を受けて興奮している――。これは女として大きな自信になりました。私はいっそう舌を絡めて、唾音(つばおと)も高らかにフェラチオを浴びせたんです。

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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