夫とリビングSEX、猫ババ女への復讐「元カレパパ友との妊娠」は… #5

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2023-08-11 06:00
投稿日:2023-08-11 06:00

不倫がなければ、ここまで貪欲にはなれなかった

――ア、アミ……!

 驚きの声を上げつつも、夫も後ろから激しい胴突きを浴びせてきたんです。テレビから聞こえる球場の歓声に重なって、肉がぶつかるパンッ、パンッという音がリビングに響きました。

――シュウジ……いいの……もっと欲しい……!

 私は甲高い声を上げながら、いっそう腰を振りたてたんです。ユウキとの不倫がなければ、きっとここまで貪欲になれなかったはず。禁断果実を食べてしまった女の成れの果てです。

 自ら肉食女子だと豪語していた通り、私は本能の赴くまま腰を振って、ペニスを喰らい、『もっと、もっと』と、うわ言のように呟きながら、膣奥深くまでペニスの挿入を求めました。

 気づけば、夫の手はいつしかナイトスリップの脇から忍びこみ、揺れる乳房を揉みしめ、乳首を摘まみ上げていました。

――ンン……いい……ハア!

――アミはいつからこんなにスケベな女になったんだ。

――アアン、ナイショ……。

 深く穿たれたペニスが、いっそう野太く膨らんだのがわかりました。それでも、私は脚を踏んばり、なおも激しく尻を振り続けたんです。

復讐計画を忘れるほどの快楽

――イ……イキそう。

 頭が真っ白になりました。四肢が震え、立っていることさえ限界なのに、腰が勝手に揺れて、さらなる結合を欲している。

――俺もイクぞ。

 夫の胴突きのスピードが加速しました。

――ま、待って……!

 ユウキとの子供を作るため、夫には膣外射精を頼むつもりでした。でも、あまりの気持ち良さにすっかりタイミングを失ってしまって……。

――出る……出すぞ!

 怒涛の乱打を見舞われ、最後はとどめともいえる猛烈な一撃が浴びせられた直後、

――ああっ、イク……ッ!

 気づけば、涙を流しながら絶頂を迎えていました。夫のエネルギッシュな連打は子宮が潰れるかと思うほど激しく、同時に、私にかつてないほどの快楽をもたらしたんです。

 そう……ユウキとの子供のことなど忘れるほどに……

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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